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考えうる限りさいこうの休日

この2日間はというと、蔦屋書店に行ったこととBOOKOFFと古市に行ったことがメインで、あとは、だらだらごろごろ家で漫画や本ばかり読んでいたので、考えうる限りさいこうの休日なのではないか。

昼間はなぜか暑く、秋どこへやらという気持ちなのだけど、夜は匂いも気温もしっかり秋なので、嬉々として古市へ行く。

いつも夜の散歩がてら近所の古市に行くのが楽しみで、そんな頻度で行っていたら並ぶ本も変わらないよというくらい行くくせに、しっかりいつも何かしら買って帰る。

昼間はBOOKOFFにも行き、銀の匙を読み直したくなって衝動大人買い。
動物ってなんでこんなにおもしろいの〜とわふわふ読んでいる。

ジュリアン・バーンズの『終わりの感覚』を破格の値段で見つけて、すぐさまカゴに入れたのだけど、会計前に見たぴー太に、俺の本棚にあるよと言われ、名残惜しいような気持ちで元の場所に戻した。ままこういうことが起きる。

ちなみにこれらを買った。

そう、ついに『カラマーゾフの兄弟』を読みはじめた。60頁ほど読み、すでに期待大。
「作者の言葉」とやらで、ドストが言い訳を並べるところからはじまるのが個人的には笑えて、あれだけのものを書いてきているのだから、自信持てよと言いたくなるけど、そういう性格なのでおもしろいのだろうなとも思う。

今はカラマーゾフの三兄弟の生い立ちを読んでいるところで、これまた個性豊かな三人で、こうも性格が違うと、どんな風に絡み合ってくるのか楽しみで仕方ない。あと、地味に癖強そうな使用人のグリゴーリイが何かしでかしてくれないかと期待している。

そのほか、『チ。』を4巻まで読む。地動説、ロマンあるなぁ。心なしか、夜空を見上げる機会が増えた気がする。

松本大洋さんの新刊『東京ヒゴロ』も読んだ。はああああすき!という具合で、わたしは何かを作る人たちの話にめっぽう弱く、漫画家と編集さんのやりとりなどは、特にだいすき。哀愁ただよう空気感も良いし、主人公の塩澤さんのやさしさと熱さの塩梅がすてき。

夜ごはんは唐揚げで、せっかく油を使うから他にも揚げようと、かき揚げに挑戦。
わりと工程多いのねと思いつつ、その一工夫が大事!とレシピ本に書かれているので、守ることにする。

鍋の中でばらばらになっていないかなと心配しつつ取り出すと、ぱりっとふっくふくのかき揚げが出てきた。これは、癖になる……当然のようにつまみ食い。うまいうまいとつまみ食いしすぎて、ご飯の時あまり食べられなくなった。

夜は今日も『プルーストを読む生活』を読む。柿内さんが『すべての見えない光』を読み終えたところで、読みたくてたまらなくなる。冬までには手元に置こう。

柿内さんと奥さんの会話の中で、日記のライブ感というものが出てきた。
わたしはわりと推敲に推敲を重ねてしまうタチなので、今日はかなり書き殴り状態のまま、少し手を入れた程度にしてみようと思う。と、こんな風になってしまった。

それはさておき、『プルーストを読む生活』のことを書いたり、人に話す機会が増えて、毎回しっかりタイトルを言うの長いなと思っていて、かと言って「プルースト」と略すと、本家の方になってしまうわけで、誰かいい略し方考えてくれないかなと思っている。

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