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美術

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ギャラリーや美術館などに行ったこと、 美術の話題多めの日のこと。
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#写真

すきなものに囲まれて

すきなものに囲まれて

昨日は誕生日ということで、無計画に思いの向くまま、わたしの行きたいところへ同居人がつきあってくれる1日だった。

お昼にラーメンを食べ、『印象派・光の系譜展』へ。同居人は美術に苦手意識がある人で、美術館へはめったに一緒に行かない。でも今回は、コローがよかった、なんでか物凄くなつかしいきもちになって…コローが…としきりにうれしそうに話す姿が、わたしをよころばせる。

見た瞬間心を捉えて離さない絵とい

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メトロポリタン美術館展へ

メトロポリタン美術館展へ

行ってきた。もーねぇ、たのしい。
もともと、外に行くだけでつかれるようなインドア人間なので、大阪まで出て、さらに広い美術館の中を全神経研ぎ澄ませて集中して見ていくと、すべて見終わった頃には、いつもぐったりして帰ることになる。でもそれが心地よかったりもする。

書きたいことだらけなのだけど、とくに印象に残ったことだけ。といいながら、だんだん長くなっていったので、ご注意を……

セザンヌが街の風景を描

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住みたい街

住みたい街

昨日は朝から恵文社へ。

オースターの日本語訳本の装丁でも知られている、タダジュンさんの作品展示を見るために行ってきた。

展示は、タダジュンさんが装丁、挿絵をしている阿部大樹さんの『翻訳目録』という本の刊行記念として行われたのだけど、サイン入り本の購入者は、限定のポスターがもらえるということで、こ、こここれは……絶対に行かせてもらいます。と、ぴー太にお願いして、土曜日の予定のはじめにもってきても

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水の都・京都と映画 i ai

水の都・京都と映画 i ai

朝から、KYOTO GRAPHIEという京都のあちこちを会場として行われる京都国際写真祭へ友達と行ってきた。

蹴上にある、琵琶湖疏水記念館でのロンロン&インリという中国人の写真家2人の展示がかなりよかった。写真事態の魅力はもちろん、この空間をこう使うか…という細部まで行き届いた空間演出のかっこいさに痺れる。

歴史、文化、風土が重層的な景観を生み出す京都の中でも、「水」というものに焦点をしぼり撮

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時間と瞬間という不思議

時間と瞬間という不思議

昨日は、国立国際美術館へ鷹野隆大さんの「毎日写真1999 - 2021」を見に行ってきた。

20年間毎日欠かさず撮り続けた写真、定点観測的に同じ場所で撮り続けた東京タワー、様々なものの影ばかり撮った写真などなど……

テーマやコンセプトから離れて、無目的に撮ってみたいと思っていた。そしてそれが集まったときに何が見えてくるのか、それを知りたいと思った。撮りながら考え、出来た写真を見てまた考えるとい

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