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【2-4】アナログとデジタル、どっちが安全?(本人認証編2/2)
安全とはなんでしょうか?
本人認証における「安全性(セキュリティ)」とは、最も代表的なものは「なりすまし」による不正アクセスが代表的でしょう。
ハンコの場合は、物理的に「ハンコ」又は「印鑑証明書」が偽造されて、借金の連帯保証人になってしまったり、相続時に揉めたりする事が考えられますね。
デジタルの場合も同様に、ある人が別の人を詐称してシステムを利用したり、第三者とコミュニケーションしたりする事
【2-3】ハンコはなくせるのか/ハンコ屋自身が考えてみた(本人認証編1/2)
「実印」「印鑑証明」とか、仕組み自体、良く分からない。
そもそも
・親ハンコ貰ったけど、まだ一度も使ってない。
・家や車を買う時に業者さんに言われて数回使った
このような方、案外多いのではないかと思います。
また、
・脱ハンコになったら、実印とかもなくなるんでしょ?
・電子化したら何か不都合があるの?
こうした疑問にもお答えしつつ、意外と知られていない、デジタル化の盲点などについても、この
【2-1】ハンコ不要論の根っこ
では、話を現代のハンコの使われ方に戻します。
ハンコには2種類の使われ方があるとこれまでの記事でお伝えしてきました。
(おさらい)---
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ハンコ不要論、実は「①」について語られる事は多くないんです。
不要論の多くは「②」について叫ばれます。
「役所でハンコがないと受理できないと言われた」
「ハンコが手元にないので会社に出社しないといけない」
「100円ショップで売ってるのを
【1-6】私が『ハンコ文化VSサイン文化』が「引き分け」だと思う理由…
サイン文化への理解をチェックしてみましょう日本におけるハンコの変遷は理解しましたが、諸外国のサイン文化との比較を最後にしておきたいと思います。
これまで、
・日本のハンコ文化は世界的にめずらしいというお話
・日本も昔はサイン>ハンコだったお話
・ハンコの役割のお話
・ハンコかサインかの大激論が巻き起こったお話
というお話をさせていただきました。
この中で日本においても、サインは身近にあった文
【1-5】ハンコにも『明治維新』があった!?
前回、江戸で庶民、とりわけ町人の間でハンコが広まったとお話しました。
(まだ見られていない方はこちらからご確認ください)
その後、現代に至るまでハンコは使われ続けるのですが、実はほんの少しパワーバランスが違ったら日本も欧米同様に「サイン文化」になっていたかもしれないんです。
今回はそのお話をしていこうと思います。
時は明治初頭、日本社会の大転換がはかられた後、ハンコVS署名(サイン)の大激論が
【1-1】なぜ日本はハンコ文化になったのか?
【正解】
B.です。
B.では10か国としましたが、実際には「3か国」です。
ハンコを使っているのは日本だけ?日本以外で採用している国は、台湾・韓国で実用的にハンコが使用されています。
案外知らない方も多いようです。貴方はご存知でしたでしょうか?
ちなみに、台湾は一般的に正方形の角型が主流です。
これは台湾人が夫婦別姓が多いという点と、フルネームの文字数が日本の「4字」と異なり、「2字、3
【序章】ハンコは必要か否か?
今回のパンデミックにより自宅勤務を余儀なくされた方も多かったかと思います。その中で巻き起こった「ハンコ不要論(脱ハンコ)」。
勇気を出して、結論から申し上げます。
私は「ハンコは不要」だと思います。
業界人として、かなり思い切った発言ですので、当然のように反発があることを予想しています。
それでも今回の不要論について、いち「ハンコ屋」としての意見を正面からぶつけることは、現代を生きる人々にとって