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投資のいろいろ

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投資に関する話題をほそぼそ書いてます。
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記事一覧

「投資信託入門:基準価額と分配金の仕組みを理解する」

「投資信託入門:基準価額と分配金の仕組みを理解する」

投資信託、一般に「投信」と呼ばれ、
多くの投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

特に注目すべきは、投信の価格、
すなわち「基準価額」の仕組みです。

この基準価額は、投信の購入や売却、
解約の際に使用される価格で、
1口単位で取引されます。

投信のスタート時は通常1口1円から始まり、
その後の運用成績に応じて価値が上下します。

基準価額は日々の市場の動きを反映し、
1日1回更新されま

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老後資金不足を解消するための運用戦略:必要な期待利回りを見極める

老後資金不足を解消するための運用戦略:必要な期待利回りを見極める

老後資金の準備とその不足を補うための運用戦略は、
多くの人にとって切実な課題です。

特に退職後の生活資金としてどれだけの金額が必要か、
そしてそのためにどのような利回りを目指すべきかは、
計画的な老後生活に欠かせない要素です。

本記事では、
老後の生活費の平均的な必要額、
公的年金からの受給額、
そして不足分をどのように補うかに焦点を当て、
資産運用の期待利回りを明らかにします。

老後の生活

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長期的な視点での投資の価値

長期的な視点での投資の価値

投資の目標に対する考察

投資活動における目的は人それぞれ異なります。

一部の人々は短期間での大幅な収益を望みますが、
他の人々は長期にわたる資産の安定的な成長を目指しています。

個々の投資目標の良し悪しを判断するのは、
その人自身の価値観に委ねられるべきです。

特に株式投資において初心者は、
短期間での投資成果を切望する傾向にあります。

短期的な投資成功を経験することは、
投資への熱意を

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投資の教訓を心理から考える

投資の教訓を心理から考える

投資行動における心理の影響を探究する投資心理学、
別名「行動ファイナンス」は、
投資家が常に合理的な判断を下すわけではないという
事実に基づいています。

人々が感情や先入観、
誤った信念に基づいて非論理的な決断を下すことがあると認識し、
これらの非合理性を理解し、克服する手法を探求します。

多くの投資家が経験する、
遅れた決断による損失の増大は、
非合理的な判断の一例です。

経済学と心理学の

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金利などでニュースに出てくる単語の整理を!

金利などでニュースに出てくる単語の整理を!

コールレート我が国の短期金利の代表的なもので、
都銀、地銀のほか
農林中金や信金中金、証券会社、保険会社といった
金融機関が互いに短期の資金の貸借を行うにあたって
付く金利のことです。

なかでも平時においては
最も取引高の大きい翌日物の金利水準が
指標的なデータと見なされてます。

さらには、このコールレート翌日物の金利は
その時々の金融政策の方向性を
敏感に反映することでも知られています。

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iDeCoの基礎情報を整理③

iDeCoの基礎情報を整理③

iDeCo口座を作るときのポイントは?どの金融機関でiDeCo口座を作るかなど、
検討のポイントを確認してみましょう!

・事務費用(口座維持手数料)を確認
・運用商品(投資信託)の運用手数料を確認
・運用商品(投資信託)の選択肢を確認

がポイントとなっていきます。
それぞれ確認してみましょう!

iDeCoを利用する場合には、
主な費用として、

口座維持手数料(事務費用)

資産運用にかかる

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iDeCoの基礎情報を整理②

iDeCoの基礎情報を整理②

iDeCoに加入から受取りまでの流れiDeCoの実施主体は
国民年金基金連合会ですが、
加入にあたって窓口となるのは
iDeCoの口座を開設する金融機関(運営管理機関)になります。

①金融機関を選択する

・都市銀行
・地方銀行
・信用組合
・労働金庫
・生命保険会社や損害保険会社
・証券会社
など多くの金融機関がiDeCoを取り扱っています。

金融機関ごとに
運用商品の選択肢や手数料体系が異

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iDeCoの基礎情報を整理!①

iDeCoの基礎情報を整理!①

老後に向けて頑張るほど税金が軽くなる構造iDeCoを簡単に説明すると、
税負担を軽減することにより、
老後資金の積立てを支援する仕組みです。

つまり、
iDeCoは公的年金制度を補完するために
個人が任意で老後のための資金を積み立てやすくする
広義の年金制度と言えます。

iDeCoに加入すると、
自分専用のiDeCoの口座が開設され、
そこに毎月、老後のための積立てを行っていくことになります。

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金融商品の税金を確認!

金融商品の税金を確認!

預貯金の利息にも税金あります!銀行に預金をしていると、
利息がつくことは、
多くの人が知っているかと思います。

でも、銀行預金についている
利息にも税金がかかってるって
知っていますか?

「税金?...利息の税金なんて払ったことないよ...」
と答える人も相談を受ける中で結構おられます。

また、税率は何パーセント?
と尋ねると、
よくわからない
という人がほとんどではないでしょうか。

この

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金融商品の性格って?

金融商品の性格って?

最近はお金を
預貯金だけでなく、
他の金融商品でも運用したいと思っている人は
増えてきています。

ただ、
一口に金融商品といっても、
投資信託、株式、債券、保険など
さまざまな金融商品があるため、
この中から自分にあった商品を選択する必要があります。

こうした金融商品選びをするときに知っておきたいのが、
金融商品それぞれの性格です。

それぞれに性格が異なっていて、また長所・短所があるわけです

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円安、円高についておさらいしてみる。

円安、円高についておさらいしてみる。

今回は、マネーリテラシー向上のために、
円安と円高の仕組みを解説します。

経済ニュースでよく耳にする「円安」「円高」とは何か、
それぞれのメリット・デメリットについてもお話ししましょう。

通貨の基本:円とは?まずは、通貨の基本について触れておきます。

円は、日本のお金の単位で、
私たちが普段使っている紙幣や硬貨です。

他の国では、ドルやユーロなど、
さまざまな通貨が使われています。

為替

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預貯金も金融商品なので特徴を確認。

預貯金も金融商品なので特徴を確認。

代表的な元本確保型商品

預貯金とは、
銀行やゆうちょ銀行などの
元本確保型の子供にも持たせている立派な金融商品です。

元本が確保されることから
安全性が最も高い金融商品とされています。

ただ、利回りが相対的に低い
ローリターン・ローリスク商品より
投資商品として魅力は少ないです。

そのため、
すぐに取り出せるけど
財布には全て入れておきたくない!
というようなレンタルスペースのような
印象

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預金だけでお金が増えた昔話

預金だけでお金が増えた昔話

高度経済成長時代のころ、
富裕層の多くは、
普通預金より高い金利が設定されている
定期預金を活用して
資産を増やしていたといわれています。

ただ、
定期預金が資産形成に有効だったのは、
過去の話です。

郵便局の定額貯金は
定期預金と同じしくみで、
バブル崩壊直前の1990年には6%でした。

今では考えられない高金利です。

この金利で1,000万円を10年間預ければ、
税引後でも700万円近

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投資信託に必要な3つの手数料って?

投資信託に必要な3つの手数料って?

投資信託には3つの手数料が必要になります。
その3つとは、
・購入時手数料
・信託報酬
・信託財産留保額
となります。

それぞれ解説していきたいと思います!

購入時手数料投資信託を販売する際に、
投資信託を販売する販売会社が
取得する手数料となります。

申込手数料とも言います。

販売手数料は
各投資信託ごとに異なり、
同一の投資信託であっても
販売する金融機関によって販売手数料は
異なる場

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