安藤隆人
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正真正銘のリスタート。伊藤涼太郎がアルビレックスにやってきた背景と躍動の理由。
リスタート。
長い人生において、全てが順風満帆に行くわけはない。つまづき、立ち止まり、時には後退をしながら、それでも前に進むためにスタートを切り直す。
今、アルビレックス新潟で正真正銘のリスタートを切っている選手がいる。卓越したボールコントロールと2手、3手先を見たパスとドリブルで攻撃のアクセントとなっているMF伊藤涼太郎だ。
今年、浦和レッズから新潟に完全移籍をしてきた伊藤は、開幕戦からイ
先輩、同期、後輩は全員ライバルであり、尊敬する存在。田中禅は大学ナンバーワンストライカーを目指して真っ直ぐに走り続ける。
9月14日に千葉県内で行われた全日本学生選抜の事前合宿。韓国で行われる日韓大学定期戦に向けて合宿を張る全日本学生選抜の練習試合の相手となったのが、関東大学1、2年生選抜だった。
関東の大学の有力な1、2年生が集められ、9月10、11日で紅白戦を行い、そこから選ばれた23名の中に明治大の2年生ストライカー・田中禅の名前があった。
田中は185cmの高さと屈強なフィジカル。空中戦の圧倒的な強さと上
川崎フロンターレ内定の履正社・MF名願斗哉。フロンターレサポーターを魅了する『振り子ドリブル』に注目を!
ドリブラー?いや、ただのドリブラーじゃない。
履正社高校の3年生MF名願斗哉のプレーを見ると、いつも「独特だな」という感想を覚える。
彼を最初に見た時から、とにかく強烈な違和感しか残らない選手だった。その違和感の正体が徐々に解き明かされていくに連れて、どんどんその魅力にハマっていく。
そこから筆者は何度も彼の取材に行き、サッカー談議をした。
プレー同様に独特な間とテンポの言葉。その言葉から
飢えに飢えた男・楢原慶輝。田中智宗監督の言葉を胸に、サガン鳥栖への感謝の気持ちを持って突き進む。
「ボールを持ったらまずは前に行くということは教え込まれているので、奪ってゴールに向かっていく姿勢が出たプレーだと思います」。
6月22日に千葉県内で行われたU-18日本代表vs全韓国大学選抜とのトレーニングマッチ。後半から右サイドハーフで出場をしたサガン鳥栖U-18の楢原慶輝は随所に強度抜群のプレーを披露した。
右サイドを激しいアップダウンをするだけではなく、フィジカルに優る相手に対しても球際
暗闇から差した光。岩崎悠人が迎えた人生のターニングポイント
「僕のサッカー人生の中で一つのターニングポイントになんじゃないかなと思っています」。
サガン鳥栖の23歳の若きアタッカーであるMF岩崎悠人は今、プロサッカー選手として充実の時を迎えている。
岩崎と言えば、京都橘高時代から世代を代表する選手の1人として、大きな注目を集める存在だった。
ずば抜けたスピードと、トップスピードに乗りながらも正確なボールコントロールとシャープな身のこなしとステップワー
『見せたかった本当の自分』。サガン鳥栖の攻守の要・福田晃斗が見せる30歳の輝き。
30歳。サッカー選手においては決して若くはないこの年齢で、『本当の自分』を目一杯ピッチ上で表現できている男がいる。
サガン鳥栖の攻守の要・福田晃斗。
彼は今、8年近く刻んできたプロサッカー選手としてのキャリアの中で、一番充実した時を迎えている。
「安藤さん、俺、今年はやりますよ。今年に懸けているんで」。
この言葉は今年1月に彼から受け取ったものだ。
1月上旬に都内某所でアルビレックス新潟
「鳥栖での3年間は僕の宝物」。劣等感と現実を突きつけられた吉山彬良が甲南大で示す反骨心と未来への希望。
前線から全身に気迫を漲らせて猛烈なプレスをかける。ベンチもスタンドもそれを理解してか、その姿に歓声と声援を送る-。
関西大学サッカーリーグ1部の甲南大vs関西学院大の取材をした時、少し異様にも映るこの光景に出会した。
確かに迫力は凄い。彼の猛然としたプレスの前に、関西大の選手もポゼッションに苦心し、GKのキックミスを誘うこともあった。
このハイプレスを仕掛けた主は、甲南大のFW吉山彬良だった
心身ともに逞しくなった坂井駿也の強みとは何か?プレーと取材を通して分かった彼の本質。
中央のポジションならどこでもこなせるマルチな能力を持つサガン鳥栖U-18のMF坂井駿也の強みとは何か?そう思いながら試合を見つめていた。
本職のポジションはインテリオール。【3-4-2-1】を敷く鳥栖において、『2』の部分に彼は入る。鳥栖U-18では一列下がったボランチをこなし、状況に応じてはCBとしてもプレーをする。
今年、ルヴァンカップでは2試合に出場。
トップ昇格も視野に入っている彼の
2度惚れさせてくれた男・大里皇馬。FWからCBへの驚きのコンバートで見た『本当の自分』と『心の声』。
「この試合にきて良かった」。
心からそう思えるようなプレーと存在感を見せてくれた。
これは大袈裟な表現ではない。私は試合を見るときに、新たな発見があるといつもそう思う。プレミアリーグWEST第2節の静岡学園vsサガン鳥栖U-18を取材したとき、鳥栖U-18の背番号11のCB大里皇馬のプレーに目を奪われた。
大里の本来のポジションはFW。昨年のサニックス杯で見たときに、彼のポジショニング、身の
福井太智が見えている景色。180度のターンとゴールに向かう直線的なプレーに見えた彼のプレーイメージ。
キャプテンマークと背番号10。
サガン鳥栖U-18の攻守の要となっているMF福井太智の凄さは、ポジショニングの妙と足元の技術、そしてシンキングスピードの速さにある。
1年時からキープ力やボールを捌く技術は高く、機を見た攻撃参加が光る選手だったが、3年になってパススピード、ターンスピードが格段に増した印象を受けた。
プレミアリーグWEST第2節の静岡学園戦後に彼にじっくりとプレーについて話を聞
サガン鳥栖U-18が10人で示した『真の力』と鳥栖サッカーの本質。
スコア以上に濃密な試合だった。
正直、サガン鳥栖U-18の『真の力』と、鳥栖というクラブが金明輝監督時代からこだわっているサッカーの本質を見た気がした一戦だった。
高円宮杯プレミアリーグWEST第2節の静岡学園vsサガン鳥栖U-18の一戦。
この試合で筆者は大きなインパクトを受けた。その一部始終を描いていきたい。
「サガン鳥栖に伝えたい。俺もいるぞ!と」。中京大FW秀島悠太の原動力は幼なじみの松岡大起から受ける刺激と、愛するクラブへの自己主張
3月1日から5日まで行われたデンソーチャレンジカップ福島2022のプレーオフ、そして9日から始まった本戦で、元サガン鳥栖U-18戦士が大きく躍動を見せている。
東海選抜の元気印のFW秀島悠太は左右のサイドハーフ、そしてFWと複数のポジションで得意の強度の高いドリブルと積極的なシュート、そして体を張ったキープ力を駆使して前線でキーマンとなっている。
秀島と言えば、ピンと来るサガン鳥栖サポーターの
プロになってもキャプテンをやりたい。横浜FC内定・田部井涼と浦和レッズ内定・宮本優太、4年前の選手権ファイナリストのスペシャル対談(サッカーダイジェスト対談延長戦)。埼スタでのコイントスをもう一度夢見て-。
前橋育英高校キャプテン・田部井涼。
流通経済大柏高校キャプテン・宮本優太。
第96回全国高校サッカー選手権大会決勝で両者が激突し、最後まで息をもつかせぬ熱闘を演じた。
田部井涼はチームの伝統的な番号である14番を背負い、ボランチとして左足を駆使してゲームをコントロール。
宮本は【4-3-3】のダブルインテリオールの左で豊富な運動量を駆使して、前線からのプレスと奪ってからの仕掛けを見せた。
「気が引き締まった」。サガン鳥栖内定の菊地泰智と佐藤響コンビが感じたユニフォームの重みと自覚。
1月7日、都内の高級ホテルの大広間で流通経済大学サッカー部2022シーズンJリーグ加入選手合同記者会見が行われた。
豪華な大広間の壇上には実に40mほどの長テーブルが置かれ、そこに壇上者の名前がずらりと並んだ。
その数、なんと12名。まずその12名を紹介したい。
・佐々木旭(埼玉平成高、川崎フロンターレ内定)
・宮本優太(流通経済大柏高、浦和レッズ内定)
・安居海渡(浦和学院高、浦和レッズ内