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同じ星の人、別の星の人
なんかわからないけど気が合う、またはどうにもこうにも気が合わない、という人に会ったときにいつも思うことがある。
多くを語らなくてもなぜだか言いたいことがわかる人に「同じ星の人」、どれだけ会話をしてもお互いに何を言ってるかわからない人には「別の星の人」だ、と思う。
ほとんどの人は別の星からきているので、ときどき同じ星出身の人に会えるととてもうれしい。共通言語を思い出したように言葉がたくさん出てく
分かり合えないから、嬉しくなれる。
僕は基本的に、「人同士は分かり合えない」という前提で、生きている。
なんて言うと、ひねくれてますねーとか、斜に構えてるんですね、とか言われてしまうんですが、決してクールに世界を見ているつもりはなくて。
分かり合えるわけない、それは完全な理解ってことで、ちょっとでも分かり合える瞬間が訪れた時に、やった! って思うし、そんな気持ちの時に、僕は写真を撮るんだろうなってことです。
分かり合えるはずだ
年を重ねるほど口下手になっていくのは
先週話題になったこちらの記事。
「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した
人が生きるということ。
人がものごとを学び、そしてそれを表現するということ。
この2つについてこれほど本質をついた記事はないのではないかと思います。
「不惑」という言葉もあるように、大人になればなるほど世界は強固なものになり惑うことがなくなるのだと多くの人は思っています。
しかし実際には、
知識と教養とセンスについて。
「そこはやっぱり教養になっちゃうんだよなあ」
いけ好かない人間どもの会話と思われるだろうが、その結論に落ち着くことは多い。「あの人は、頭はいいんだろうけどねえ」みたいな会話の流れから。あるいは「彼もがんばってはいるんだけどねえ」みたいな会話のおわりとして。「なーにが足りないんだろね?」を考え、最終的に出てくることばは「教養」だったりする。なんとなくずるくてこわい結論だなあ、と思いつつも、ほかに言
働くことと、貯金すること。
日本人の貯金好きは、否定的な文脈のなかで語られることが多い。
なんの目的もなく、ぼんやりとした「いざというとき」のため、日本人は貯金をする。そして「いざというとき」は訪れぬまま、その財産は子どもたちに相続される。90代の親が残した財産を、70代の子どもが相続する。70代の子どもはそれを消費に回さず、やはり「いざというとき」のために貯蓄し、やがて90代を迎え、70代の子どもたちに引き渡す。
何度
私の「やりたいこと」の話をします。
今日はシンプルに、私がやりたいと思っていることの話をします。
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最近、
「さいしょさんって、最終的に何がやりたい人なの?」
とよく聞かれます。
そのとき私が毎回答えているのは、
「小売の仕組みを変えたい」
ということ。
そう、私がやりたいのは、「小売の仕組みを変えること」なんです。
グッチもヴァレンティノもディオールも。あの価格の理由がわかった日。百貨店時代、ラグジュアリー