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0.01秒の世界で生きていくための集中力とタスクマネジメント

0.01秒の世界で生きていくための集中力とタスクマネジメント


スポーツと集中力「プロアスリートに共通する能力」は 集中力というのが一つの答えになる。日々の練習から荒野行動まで使い先は多様だが、そこへ没頭する能力は極めて高い。

サッカーでは入力から出力までに0.01秒〜0.1秒(体感値だけど)ということがある。相手と味方の動きを見て その短い時間でパスの強弱、方向、質の選択と実行を繰り返す。

例えば15mのパス(よくある)は角度が3°ズレると、78.6c

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同じ星の人、別の星の人

なんかわからないけど気が合う、またはどうにもこうにも気が合わない、という人に会ったときにいつも思うことがある。

多くを語らなくてもなぜだか言いたいことがわかる人に「同じ星の人」、どれだけ会話をしてもお互いに何を言ってるかわからない人には「別の星の人」だ、と思う。

ほとんどの人は別の星からきているので、ときどき同じ星出身の人に会えるととてもうれしい。共通言語を思い出したように言葉がたくさん出てく

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ついてない時

ついてない時

なんか最近なにやってもダメだな〜みたいな時がある。毎日なんらかのミスをやらかしたりとか。そのミスも結局自分がやったことの結果なので、いま悪いことが起こってる、てのじゃなくて、「忙しさ」にかまけていろいろなことをおろそかにしたツケが回っているだけである。

そういう水漏れみたいなことが、一個ならいいけど、何個も続くと、自分に腹を立てるのに飽きたらず、「周りが悪い」「お前が悪い」みたいな気持ちになって

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すこやかな人

すこやかな人

尊敬する友人がいる。

その人の何がすごいのかといえば、まあ、まずはなんといっても素直だ。思ったことをそのまま言う。赤だと思えば赤と言うし、白だと思えば白と言うし、うれしかったらうれしい、悲しかったら悲しい、好きだったら好き、嫌いだったら嫌い。

みんな大人になるにしたがって、「こう言ったらカッコ悪い」とか「あの人が嫌いだって言ってるから嫌いだって言っておこう」なんて考えたりして、思ったことをその

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分かり合えないから、嬉しくなれる。

分かり合えないから、嬉しくなれる。

僕は基本的に、「人同士は分かり合えない」という前提で、生きている。

なんて言うと、ひねくれてますねーとか、斜に構えてるんですね、とか言われてしまうんですが、決してクールに世界を見ているつもりはなくて。

分かり合えるわけない、それは完全な理解ってことで、ちょっとでも分かり合える瞬間が訪れた時に、やった! って思うし、そんな気持ちの時に、僕は写真を撮るんだろうなってことです。

分かり合えるはずだ

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年を重ねるほど口下手になっていくのは

年を重ねるほど口下手になっていくのは

先週話題になったこちらの記事。

「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した

人が生きるということ。

人がものごとを学び、そしてそれを表現するということ。

この2つについてこれほど本質をついた記事はないのではないかと思います。

「不惑」という言葉もあるように、大人になればなるほど世界は強固なものになり惑うことがなくなるのだと多くの人は思っています。

しかし実際には、

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知識と教養とセンスについて。

知識と教養とセンスについて。

「そこはやっぱり教養になっちゃうんだよなあ」

いけ好かない人間どもの会話と思われるだろうが、その結論に落ち着くことは多い。「あの人は、頭はいいんだろうけどねえ」みたいな会話の流れから。あるいは「彼もがんばってはいるんだけどねえ」みたいな会話のおわりとして。「なーにが足りないんだろね?」を考え、最終的に出てくることばは「教養」だったりする。なんとなくずるくてこわい結論だなあ、と思いつつも、ほかに言

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魔法の言葉

魔法の言葉

この前友人のことを手伝ったところ(といっても何もしてない)、「ありがとう。すごく支えられました」というお礼の連絡をもらった。

支えになる!!

なんという素晴らしい言葉。

今まで100回ぐらい、いやそれ以上、イベントだったり会社の仕事だったり、簡単な用事だったり、誰かが何かをするのを手伝ってきたけど、「支えになった」と言われたのは初めてだった。そういえば会社を立ち上げるとか四日間お風呂に入れな

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中島卓也が、私たちに教えてくれたこと。

中島卓也が、私たちに教えてくれたこと。

プロ野球選手たるもの、人生で一度はホームランを打ったことがあるはず。

その常識を覆してきたのが、我らが中島卓也さんである。

そんな彼が、プロに入ってから人生初のホームランを打ったこと。

このニュースまでの道のりは、ニュースそのもの以上に私たちに勇気と自信を与えるものだと思う。

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そもそも、プロ野球選手になるような子供というのは、総じて身体能力が高い。

さらに180cm超えは当たり

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働くことと、貯金すること。

働くことと、貯金すること。

日本人の貯金好きは、否定的な文脈のなかで語られることが多い。

なんの目的もなく、ぼんやりとした「いざというとき」のため、日本人は貯金をする。そして「いざというとき」は訪れぬまま、その財産は子どもたちに相続される。90代の親が残した財産を、70代の子どもが相続する。70代の子どもはそれを消費に回さず、やはり「いざというとき」のために貯蓄し、やがて90代を迎え、70代の子どもたちに引き渡す。

何度

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私の「やりたいこと」の話をします。

私の「やりたいこと」の話をします。

今日はシンプルに、私がやりたいと思っていることの話をします。

***

最近、

「さいしょさんって、最終的に何がやりたい人なの?」

とよく聞かれます。

そのとき私が毎回答えているのは、

「小売の仕組みを変えたい」

ということ。

そう、私がやりたいのは、「小売の仕組みを変えること」なんです。

グッチもヴァレンティノもディオールも。あの価格の理由がわかった日。百貨店時代、ラグジュアリー

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