マガジンのカバー画像

Diary FURUSAWA

40
毎日の気づきをもらさず記録。
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

スケッチすることの意味

スケッチすることの意味

5月29日日曜日。

午前・午後、コルビュジエがカップマルタンで描いたスケッチが、どのアングル・場所で描かれたものなのか、プロットしていく作業。海外や城のなかの入り組んだ道のスケッチが多く、全然進まなかった。コルビュジエは何考えて、何を見てスケッチしてたんだ。想像がつかない。

何か直感的に惹かれたものに対してスケッチをしているのか、実際に自分が計画したものをどう適応させるかを考えるためのスケッチ

もっとみる
attractive な男

attractive な男

5月28日土曜日。

午前、クラップスで散髪。哲さんのビションを聞く。30なるまでに松江でバーバーショップを開きたいらしい。バーバーショップはアメリカ発祥の、バーと美容室を組み合わせたようなところ。今こういった店は松江にはほぼない。夢があるっていい。
ヨーロッパへ行ってやることが増えた。ミッション、バーバーショップに行って髪を切る。インスタに哲さんメンションでアップする。

午後、英語勉強としてY

もっとみる
未来への10カウント

未来への10カウント

5月27日金曜日。

午前、菊竹読書ゼミ。海上都市について。菊竹はスカイハウスで提案した「人工地盤」の考えを発展させ、陸上や海上の都市プロジェクトへと繋げていったのではないかという仮説が立った。作り出した作品から、その発展形としてプロジェクトを捉えていく視点は面白い。

午後、原事務所バイト。補助金申請。申請で事務所経営に関する様々な書類を参照した。損益計算書、貸借対照表、総勘定元帳の実物をはじめ

もっとみる
伊東豊雄とコルビュジエ

伊東豊雄とコルビュジエ

5月26日木曜日。

ル・コルビュジエの図面整理を行う。ほぼ1000枚ほどのプロジェクト図面の整理が完了した。各プロジェクトは独立しているものの、やはりプロジェクトごとにテーマはシームレスにつながっている。一貫したテーマを探求し続ける姿勢には感動する。将来建築を設計する際も、統一的なテーマを持てると、自身の思考の発展につながると思う。

夜、後輩の研究プランをみんなでギロン。図書館に関する研究をど

もっとみる
残り1年弱の修士生活

残り1年弱の修士生活

5月24日火曜日。

午前、旅行準備。国際学生証、ユースホステル会員証の申込。ロンシャンの礼拝堂は今年から工事だと。旅行の目玉の全貌が見れないのは残念。

午後、ル・コルビュジエのカップ・マルタン図面整理。図面とスケッチの年代を整理していくと、建築の立ち上がり方が見えてきて面白い。図面数が多く、予定よりも3日以上の遅れ。さらにこれを3Dモデルへ変換していくが、この作業が厄介。なかなかうまくいかない

もっとみる
服・器・家具 共存する場

服・器・家具 共存する場

5月23日月曜日。

午前、Aゼミ。論文の図版作成に関して、何を伝えたいのか、何の情報を省くのかについて指摘をもらう。省くこともデザイン。午後、引き続きル・コルビュジエ『ユルバニスム』との格闘。

夕方、松江の古着屋「BHAVAN」を訪れる。服の価値観が変わった。ビンテージについて店主さんに熱く語ってもらう。ファッションには「人に見られるためのファッション」と「自分のためのファッション」があり、ト

もっとみる
死闘

死闘

5月22日日曜日。

午前、ル・コルビュジエ[ユルバニスム』を読む。ろばの道と人間の道を曲線と直線で表現し、直線と直角によって作られる都市こそが精神に感動を与えるという。ル・コルビュジエの都市論は高度だが、絵画・建築・都市が全て同様の理論で成立するように考えられていると感じる。

現地に赴くまでに、ル・コルビュジエの著作を徹底的に頭に叩き込みたい。建築は知識と身体体験の2つから同時にアプローチする

もっとみる
家族を包み込む空間

家族を包み込む空間

5月21日土曜日。

午前、欧州旅行の情報収集。スイスにはフランスからTGVを使えば4時間程度で行けるらしい。コルビュジエ作品を時系列に見て回れるかもしれない。

午後、原さんの住宅見学会参加。敷地に対して斜めに配置されたボリュームで、かなり奥行きを感じる空間になっていた。構造的に施工が大変難しかったみたいだが、力作に感じた。外部と内部の関係が大きな腰掛け窓によって緩やかになっていて、さらに吹き抜

もっとみる
菊竹清訓 海上計画

菊竹清訓 海上計画

5月20日金曜日。

午前、菊竹文献ゼミ。海上構造物に関する考察。

菊竹は海上都市計画を数多く打ち出す。それは陸の拡張として考えられていたという。しかし、菊竹の言説には災害に関する対策などが数多く残っている。その数と内容の密度は目を見張るものがあり、幼少時代の水害の記憶が背景に色濃く残っているのではないかと感じる。

そこで菊竹は陸そのものまでも、あまり信頼していないのではないかという考察に至っ

もっとみる
原浩二先生の設計手法

原浩二先生の設計手法

5月19日木曜日。

午前・午後、原事務所バイト。補助金申請と模型製作。原さんの建築の立ち上げ方を学ぶ。今回島根大学の次の課題の説明用資料として、1/300のボリューム模型を製作する。

原さんの建築設計プロセスを勝手に解釈するとこうだ。

⑴空間のイメージ
まずはじめにどんな空間が考えられるのか、コンセプトイメージを頭の中で描く。やはりこれは原さんの今までの経験から培われてきた建築観「人と人の関

もっとみる
どんな建築家をめざすのか

どんな建築家をめざすのか

5月18日水曜日。

午前、意匠特論で「我々は人間なのか」を読む。知性と本能によって人間は説明ができるという。また集団の記憶によって種が成り立っており、故に帰属意識が生まれるという議論も行った。

正午、島根の建築家安藤さんに相談に乗っていたただく。大事なのは、自分がどういった建築家になるのか。建築家の中でもポジショニングがあり、新建築に掲載されるような人々は才能があるという。公共をやるのか、住宅

もっとみる

戒め

5月16日月曜日。

午前、研究ゼミ。ISAIAのアブストを提出するも、Noを突きつけられる。自分の無力さを痛感すると同時に、悔しさが隠しきれない。今回の論文は先生がほぼ書くという通達が下る。ただそれが現実みたいだ。自分はまったく歯車にすらなっていない。けどこれが現実。受け入れるしかない現実。感情的になっても、何も良いことはない。現実を受け入れ、ただ今やれることに取り組むしかない。無力な自分に選択

もっとみる
スサノオマジック 苦しい試合展開

スサノオマジック 苦しい試合展開

5月15日日曜日。

午前、ISAIA論文骨格づくり。健康な都市について。住宅の集合について考えると、自ずと都市における健康な生活を考えることになるけど、コルビュジェにとっての健康がなんなのか、自分はまだ捉えきれていない。本当にコルビュジェって人物は深すぎて、、。

午後、スサノオマジック観戦。チャンピオンシップ。東京と対戦。オープニングからテンション爆上がり。光の演出と音楽でただの体育館が劇場に

もっとみる
はじめての実施設計図面作成

はじめての実施設計図面作成

5月14日土曜日。

午前午後、原事務所アルバイト。内装工事の実施図面を書き終えた。学生の立場で基本的には触ることのない実施図面を一通り描かせてもらえたこの経験は大きい。建築のディテールの考え方や設備の基礎知識、素材の選び方など知らないことだらけだったけど、確実に建築を見る視野は広がったと思う。小規模な計画でもやはり時間と労力がかかる。住宅一棟や公共建築にかかる熱量は計り知れないとも思った。

もっとみる