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2023年10月の記事一覧

感謝と忘却

感謝と忘却

 スマホから照射されたレーザービームによりほがされた穴から流星を眺めて幸せを感じていたのだが、これじゃダメだと思い立ち星たちの幸せに別れを告げてこれを認めておる。そう、人生には別れが必要なのだ。別れにより幸せであったことを実感し、時が経てばあなたに会えてよかったと感謝の気持ちを湧かせる事ができるのだ。いや、意味がわからんな。変えてみよう。
 流星を眺めている。これは先程、スマートフォンから発せられ

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自分の同人誌について

自分の同人誌について

 趣味で書いている文章や仕事での文章などに目処が立ってきたので、この日記をまとめた本を作る作業に着手しなければならない。ならないと言っても自分で楽しむだけのものなので、特に期限の制限などはないが、できれば年内の刊行を目指したい。グフフ、さらに自分の殻を強化すべしとお天道様もおっしゃっておられる。作っていないのに笑いが止まらんわい。
 して、刊行するにあたって自身の文章を読み返さなければならない。イ

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一日中文字を打っていた

一日中文字を打っていた

 一日中文字を打っていた日だった。お陰で締切にも間に合ったし校正する余裕すらある。しかも面白い。ありがとう、僕。ありがとう、努力。なので、今日はもう何も思い浮かばないし、なにも書く気が無い。しかも頭を使いすぎて頭痛もしているし、眠石でもうダメだ。以上、了。お疲れ様でした。
 というわけにもいかないので、足りない頭でなにか無いか考えてみる。最近あったことと言えば、買った記憶のないサムス・アランのfi

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『兵士の報酬』の感想を当時の感性で済ませるな

『兵士の報酬』の感想を当時の感性で済ませるな

  なにか本を読んだあとに自身の考えをまとめ今こうやっているように文章を拵えたりしているのだが、他人の感想というのを全く目にすることがない。それもそのはずで、他人の感想により自身が考えた感想に何かしら影響を与えるのではないかと、一抹の不安を抱えている。僕の僕による僕のためだけに考え抜いた感想が、他人の秀逸な言葉遣いにより上塗りされてしまっては目も当てられない。極端な言い方をすると感想を凌辱されてい

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一年

一年

  沖縄に逃げ帰って一年経ったらしい。逃げ帰って得たものといえば、体重と健康くらいだろう。いいね、健康。誰しもが望めど、絵に入ることができない健康を手にしている。目には見えぬが、確かに感じる誰かの羨みを背負った気分で飲む酒は美味い。
  帰ってきた一年間で様々なことがあった。市役所に行けば住民税に苦しんだり、奨学金の事務所に足を運んでヘラヘラしながら頭を下げたり、元日に会った顔も覚えていない姪っ子

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日々の幸せが真木よう子、流星

日々の幸せが真木よう子、流星

  「日々の幸せにおける最大級のものを一つ挙げるとしたら、真木よう子のインスタグラムアカウントを見ることだろう」。
  本日同僚から発せられた言葉である。これは非常に正しい指摘で、日常の中に幸せを求めるのであれば目の前にあることからどうにか幸せになることを抽出するべきである。ボロい格好で路上寝をしていたら道行く人に奢られて焼き肉食えたから嬉しいだとか、三ヶ月前から滞納している電気・水道代払えたから

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なぜ酒を飲むのか

なぜ酒を飲むのか

  何故酒を飲むのか、について考えてみる。
  酒を飲む理由なんて作ろうと思えば、椀から溢れるほど作ることができる。今日は友人と合って嬉しい気持ちになるから、なんか仕事で失敗して憂さ晴らしがしたいから、一世一代の勝負前に気合を入れたいから。今適当に考えただけで三つも出てきた。酒は脳をバグらせ現実を曖昧にする効果がある嗜好品故に、酒を飲む理由を作るには常に喜怒哀楽を隣で歩かせなければならない。そのぐ

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酩酊の中で見る幻覚

酩酊の中で見る幻覚

  酩酊の中で見る幻覚は美しい、と思う。思うと書いたのは、酩酊の中にいると、見た幻覚をはっきりと覚えていないからだ。なので、と思う、みたいな不明瞭な予想しか立てることができない。しかし、幻覚は見ているという確信はある。今手元に、酩酊の最中書き記したメモが存在しているからだ。
  本題に入る前に、酩酊状態で如何にして幻覚を見るかを書き記しておきたい。酒による幻覚は誰しもが見れるものではないと思ってい

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立呑 わたらい

立呑 わたらい

  本八幡駅 南口から降りて東に少し進むと、ちょっとした飲み屋街がある。規模感で見ると飲み屋街?と疑問に思うだろうが、小規模な駅の栄えている場所ぐらいのイメージを持っていればいい。その少し栄えている路を歩くと、他の店と比べてひときわガヤガヤと騒がしいお店が見えてくる。そこが立呑 わたらい。僕が好きな店の一つである。
  わたらいは駅前のお店ということもあり、いつ行っても誰かしらお客がいる。夕方に入

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何もできない

何もできない

  久しぶりに身体が動かなくぐらいの鬱やられて何もできなかった。昨日の午後から布団から一歩も動くことができずに、一睡もできなかった。眠るために酒を飲んでも何も味がしない。そう、鬱に陥ると味覚も鈍り味がわからなくなる。グワァ。
  何故こうなったのかの理由がすぐに思いつく。先月からいきなり仕事が増えているし、そも、先の精神的な負担がかなり大きい。それが原因で此処数日元気がなかったし、出せる気力もない

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酒を飲むなら文章を書くなとあれほど言ったのに

酒を飲むなら文章を書くなとあれほど言ったのに

  酒を飲んで文章を書く。明日起きると、取り留めもない文章を書いたなと思い絶望。稚拙な文章を世に出した後悔と酒を飲む前に文章を書くことはできなかったのかという悔恨を蓄えることになる。しかし、この酔った状態で文章を書くというのは結構楽しいので辞めることができない。
  酔った状態で文章を書くというのどういうことだろうか。脳が酩酊の最中、文章をまとめることができない状態でどうにか文章を書こうとするし組

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節子鮮魚店

節子鮮魚店

  好きな飲み屋がある。そこの名前は節子鮮魚店。何度も何度も通っているわけではない。しめて4回ほどか。それでもあのお店の雰囲気が好きで行く度に幸せな気持ちなる。
  節子鮮魚店は12時から開いている。これは夜中12時という意味でなく、昼12時から開いているという意味だ。昼12時に開店し、夜21時に閉まる。なんと勤勉なお店だろうか。とても昼からお酒を飲める店だとは思いもしない勤勉さだ。しかし、聴いた

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タイトルは中身が簡潔にわかりやすく書いたほうが読まれると言われたがそんな気前の効いたことはできない話を書く。タイトルは「しんせかい」。

タイトルは中身が簡潔にわかりやすく書いたほうが読まれると言われたがそんな気前の効いたことはできない話を書く。タイトルは「しんせかい」。

  タイトルのことは無視します。ムカつくから。
  すっかり秋も深まり冷房もいらない気温になってきた。外出の機運も高まってきているし、ここいらでいっちょノーパンで外に出てみることにする。あぁ、今年も僕の下半身を守ってくれてありがとう下着。こういった日々の感謝を積もらせていくことで、人は極楽浄土への道を一歩、また一歩と踏みしめていくのだな。あぁ、ありがたいありがたい。南妙法蓮華でQ。
  しかし、外

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嫉妬することがよくある

嫉妬することがよくある

  他人の文章を読んで嫉妬することがある。嫉妬する対象が、この人の書く文章面白いなと思っている人に限る話だが、限定していてもかなりある話だ。その嫉妬心を覚える度に、なにくそ僕だってできらぁと、文章を書き始めるのだが、嫉妬している相手には遠く及ばない。
  それもそのはずで、そもそも問題として、嫉妬する相手は僕と違った感性で世界を見ており、そのレンズを通して文章を書いている。なので、僕と違った文章に

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