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何もできない

  久しぶりに身体が動かなくぐらいの鬱やられて何もできなかった。昨日の午後から布団から一歩も動くことができずに、一睡もできなかった。眠るために酒を飲んでも何も味がしない。そう、鬱に陥ると味覚も鈍り味がわからなくなる。グワァ。
  何故こうなったのかの理由がすぐに思いつく。先月からいきなり仕事が増えているし、そも、先の精神的な負担がかなり大きい。それが原因で此処数日元気がなかったし、出せる気力もない。その状態で鬱々と過ごしており、昨日は物理的な損失(主に経済的な損失)を被ることになって、さらに鬱が促進してしまった。その結果が、昨日から続く寝床との一体化。ようやっと身体を起き上がらせ机に向かいこれを書いている。
  本当は今日もやめようかと思ったが、流石に穴は開けたくない。文章力は筋トレと言われているように、これ以上サボってしまうと今まで培ってきたものが一瞬にして崩れ去りそうな恐怖に苛まれている。そんなことはないと頭の中では理解していても、今の状態ではどう考え何を思うとも自分に不利益な方向でしか考えることしかできない。これがかなり厄介なのだ。
  対処法はわかっている。なにも考えなければいいのだ。そう何も。何かを考えるからこそ悪い方向に進んでしまうわけで、なにも考えなければ良いも悪いも無い。つまり、逃避。現実を霞ませて見えなくすればいい。であれば、早速逃避を、と言ってできるはずがない。目を瞑ろうとも睡眠の世界に行けないわけで、睡眠の世界に行けないなら現実のことを考えざるを得ないわけで。  

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