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パリ日記

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パリに行く夢が現実になったその日からのこと 今はただひたすらに パリに逢いたい
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#夢

新しい夢のはじまり

新しい夢のはじまり

ことばが頭の中に溢れてゆく。

掬い上げようとして画面に向かうと、さっきまで頭のなかでぐるぐるしていたはずなのに、パンッと弾けて消えてしまう。そんなとき少し、眉が下がる。

パリにいる間、ことばが追いつかなくて夢中でシャッターを切った。そのときの感情が記憶からこぼれ落ちてゆかぬよう、頭の中でことばにした。ことばを文字にしたくてもその時間がないことが、ひどくもどかしかった。

写真をもっと上手に撮れ

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記憶が消えてもおぼえてる

記憶が消えてもおぼえてる

パリから帰ってきてからの2ヶ月間、1日たりともパリを思い出さなかった日はない。

その街並みがまぶたの裏に浮かんでくることもあれば、胸がギュッとなるように "その時" の感情が思い出されることもある。

大学生活に追われてとも言えるし、心の故郷に思いを馳せ始めるとキリがないから ”あえて” とも言えるけれど、確実に写真を見返すような時間は少なくなっている。

だけどいつだって、パソコンを開けばオル

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あこがれが思い出に変わっても

あこがれが思い出に変わっても

日本に帰ってきて、朝ごはんが クロワッサン から 食パン に変わった。食パンは焼いて、お土産に買ってきたエシレバターとヌテラ(ヘーゼルナッツとチョコのスプレッド)を塗って食べている。

パリが私に与えた食いしんぼう魂は帰国後も消えてくれなくて、毎晩ひとりでバリバリ食べていた『LU』というメーカーの板チョコが載ったクッキーを、日本でもおやつによく食べている。帰ってきてから2週間で、もうなくなりかけ。

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憧れで終わらせなくて、よかった。

憧れで終わらせなくて、よかった。

パリに来て、もうすぐ2週間。

毎日、どこに行こう、何をしよう、何を買おう、しか考えていない。ここにきてからの1日は、日本の日常の1週間分くらいの濃さをしている。

話したいこと、伝えたいこと、知ってほしいことが、たくさんある。

だけどまずは、今しか書けないことを。

***

物心ついた頃から私の夢の国はディズニーランドではなく、パリだった。

パリはきっと、とにかくおしゃれで、華やかで、美し

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この世界はあまりにも

この世界はあまりにも

スマートにパリに到着するつもりだったのに、新大阪から東京の新幹線を降りてから、まだ国内だというのに大冒険すぎた。せっかく早く辿り着いたのに、成田エクスプレスが遅れ、乗継前の成田→香港の飛行機が遅れ、「パリに辿り着けなかったらどうしてくれるんだ」と、もう心臓バクバクで緊張しっぱなしで、何もお腹に入らなかった。機内食は成田→香港で1回(夜)、香港→パリで2回(夜・朝)出て、最初あまりにも口に合わなくて

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