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003 代謝③ 牧畜と農耕
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原始時代の人間は、道具の使用や調理、保存といった、他の動物ができないような高度な技術を身に付けるようになりました。
とはいえ、日々の代謝のために、食べられる植物や動物といった有機物を探索しては捕まえなければならないのは、他の動物が行っている採食行動とさして変わらないといえます。
採食行動のさらなる高度化の画期として牧畜と農耕が挙げられます。
その起源について、自
002 代謝② 採食行動
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人間を含めた生物は、生命活動を維持するために、体の構成成分やエネルギー源を外部から得なければなりません。
とりわけ、人間を含めた動物は、体の主な構成要素である有機成分を得るために、他の生物(植物や動物等)やその生産物を摂取しなければなりません。
一部の生物は、一時的に休眠状態をとることが知られていますが、すべての生物のほとんどの期間は、作り替わり続ける体を維持する
001 代謝① 物質としての生物
経済について考えるにあたって、イの一番に考えるべきことは「代謝」だと思います。
細菌から植物、そして人間を含めた動物といった生物は、生命活動を維持するために、外部から物質を絶えず取り入れる必要があります。
外部から取り入れられた物質は、体を構成する材料になるほかに、体の活動のエネルギーとして使われます。
生物が、外部から物質を取り入れて、それを体内で使用し、そして不要になった物質を体外に排出