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獲物の分け前。

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その日もしくは近日に買った本、CD、雑誌などの感想やそれから引っ張られたエピソード・トークなどを私流に語ります。
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#ムーンライダーズ

獲物の分け前〜相倉久人「日本ロック学入門」

獲物の分け前〜相倉久人「日本ロック学入門」

 新潮文庫は割と日本のロック関連本が出てまして、古本の゙検索は新潮文庫ですると割とお安く入手することができたりします。
まー、これはそうしてヒットしたわけではなかったりしますが。

 さて、左ぬか相倉久人さんといえば、大瀧詠一さんの「分母分子論」の聴き手という印象が私にとっては強い方なのです。
この本が出たのは1986年(昭和61年)12月の新潮文庫の新刊にはあの「ムーンライダーズ詩集」があったん

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獲物の分け前〜ナーヴ・カッツェ『1986-1987』

獲物の分け前〜ナーヴ・カッツェ『1986-1987』

 何枚も内容は一緒だけど、品番やジャケットとかが違うCDをついつい買ってしまうんですよね。
ナーヴ・カッツェのスイッチ時代の作品をまとめたCDは1989年にチロリンやカーネーションと政風会と一緒に紙ジャケットで発売されたのが最初かな?
確か9月発売が延期されて10月になったから日付にシール貼ってあったはず。
後にデジパックでも発売されてるから3回は出ているんだよね。

 実は1991年発売のこの盤

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獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

 金澤寿和さん企画・監修・解説でお馴染みライトメロウ・シリーズの伊勢正三さん編です。
入院中に購入したのはCharさんと松原みきさんでしたが、これもその2枚と同様にポニーキャニオンからのアイテムで、タイム・セールだったこともあって、かなりお手頃な値段で入手することができました。
元々2023年再発盤でしたから、オリジナル盤よりお買い得になっていた上にタイム・セールですから、オリジナルからかなり割引

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獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

 某通販サイトで鈴木慶一と検索をかけたら昨日までの『THE LOST SUZUKI TAPES』シリーズとこれがヒットして、まとめ買いを依頼したところかなり格安で入手することができました。
定価の半額とまではいかないにしても、それに近いくらいにはなりました。うーむ。

 このアルバム、初CD化だったのかな?
「天下一品」シリーズ盤(1993年発売の緑帯のやつですね)、を持っているので(勿論、今でも

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

 昨日、記事にした鈴木慶一さんのデモや未発表スタジオ録音やライヴ音源をまとめたCD『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』の続編であり、こちらは1980年代初めから1990年代のアルバム『SUZUKI白書』までかなり幅広い時期の録音が収録されています。
こうして鈴木慶一さんのソングライターとして改めて作品を振り返ると、プロデュースした作品の中で重要な楽曲を提供していたと強く感じる

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

 最近、退院前にまとめ買いしたものが、早速届いたので、今回は聴きながら感想を書いているわけですよ。
オリジナル盤が出たのは1993年か。「ミュージック・マガジン」で発売記念ライヴ、日清パワーステーションでのライヴの写真が掲載されて、わしが最前列にいるのが写ってました。ちょっと恥ずかしい。
じゃ、その辺含めて行ってみよー。

・鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』(XQ

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獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

 安部恭弘さんの紙ジャケット盤(ファーストからサードまで)をまとめ買いしたのは数ヶ月前でして、今回は某大手通販サイトで安く出ていたので、ついポチっとしてしまったというわけです。
なので、これは安部さんの4枚目にあたるアルバムの紙ジャケット化したものです。
細かいことはこれから書きますが、その前にまとめ買いした時の記事のリンク貼っておきますか。

 というわけで、じゃ、行ってみよー。

・安部恭弘『

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獲物の分け前・4月上京編〜PSY•S『ゴールデン・ベスト 〜シングルス・プラス〜』

獲物の分け前・4月上京編〜PSY•S『ゴールデン・ベスト 〜シングルス・プラス〜』

 上京から既に一週間過ぎてしまいました。今回の上京では時間をかけて見た割にCDの収穫が少なく、しかも未知の音源を入手することがなかったのでした。悲しい。

 激安とまではいかないものの定価の半分以下で購入できたから、かなりお買い得だったと思いますよ、多分。
1985年デビューのPSY•Sのベスト盤でした。ゴールデン・ベストシリーズの初期だったと記憶してます。
実はアルバム『Atlas』発売時に『A

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獲物の分け前〜「ミュージック・マガジン 2011年5月号」

獲物の分け前〜「ミュージック・マガジン 2011年5月号」

 この号が届いて、パラパラと読んでいたら、「まだ“とうようズ・トーク”が載っているってことは結構昔の号なんだ」と一人ごちていました。
細野晴臣さん表紙で持っていない号がまとめて出品されていたのを購入したのが到着して、その中の一冊が2011年5月号だったと気付いたわけです。
何度かここに書いた通り、2011年3月11日の午後3時近くはアパートの部屋の中にいて、山積みされたビデオテープが崩れていったの

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獲物の分け前〜「IND‘S No.22」

獲物の分け前〜「IND‘S No.22」

 雑誌「IND‘S」がまだ「POP IND‘S」になる前の号を数冊手に入れることができました。
かなり嬉しいですね。特にこの号は最後の「IND‘S」ですから、「POP IND‘S」との架け橋になっているように思うのです。
表紙はBO GUMBOS。これまた嬉しいなぁ。よみうりランドで彼らのライヴを体験したのはこの前年だったかな。
ブルーハーツがメインの雑誌「宝島」主催のイベントで、他に憂歌団も出て

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獲物の分け前・1月上京編6〜平野悠「1976年の新宿ロフト」

獲物の分け前・1月上京編6〜平野悠「1976年の新宿ロフト」

 発売されたばかりなんで、入荷しているかと思って地元で一番大きい本屋さんに尋ねたところ、入荷していなかったという。
ネット通販も考えましたが、上京する時に買えばいいと判断したのが先週のことですね。
で、上京時にCDショップで購入したので、ブックカバーしてないのでした。そこだけ残念。
じゃ、行ってみよー。

・平野悠「1976年の新宿ロフト」(星海社)

 新宿ロフトがオープンしたのが1976年10

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獲物の分け前・1月上京編4〜あがた森魚『あがた森魚ベスト 大航海40年史』

獲物の分け前・1月上京編4〜あがた森魚『あがた森魚ベスト 大航海40年史』

 ムーンライダーズとあがた森魚さんにはホント影響受けまくっているというか。
中学生の頃に出会ってから、もう40年以上ファンなんですよねー、我ながらしぶとい。。
あがたさんのベスト盤やライヴ盤は割と買っている方だと思うのですが、それでも全部は持っていなくて、買い逃しは値段によって買うようにしています。
今回も定価の半分以下で売ってて、コンディションよかったから迷わずレジへ、というパターンでした。

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獲物の分け前・1月上京編3〜ムーンライダーズ+佐藤奈々子『Radio Moon and Roses 1979Hz』

獲物の分け前・1月上京編3〜ムーンライダーズ+佐藤奈々子『Radio Moon and Roses 1979Hz』

 ムーンライダーズ関連のCDは極力買うようにしてますが、そんな中でも買い逃すこともあるんですよ。
これは買い逃しというか、発売時にタイミング逃してしまったからという感じですかね。
CDショップに入って、色々なアーティストのコーナーを覗いていたら、ムーンライダーズのコーナーにこれが並んでいてプライスをチェックしたらかなりお買い得だったわけです。
しかも帰ってみたら、未開封だったわけだから、メチャクチ

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獲物の分け前・1月上京編〜『ビンテージ・トラックス』

獲物の分け前・1月上京編〜『ビンテージ・トラックス』

 上京する目的のひとつはなかなかネット通販では買うことができなかったり、お手軽価格で入手できたアイテムを購入することだったりします。
オムニバスやベスト盤、アウトレット商品に発売から時間が経ったアイテムが多いのはそういうわけです。
まー、大手通販サイトでもそういった商品をお手頃価格で入手できるようになってますから、フィジカル派にはありがたい情勢になっているというわけなんですが。
じゃ、行ってみよー

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