津島智子 Satoko TSUSHIMA 通訳ガイド、ネイチャーガイド

旅好き、山好き、川好き、鳥好き、民藝好き、本好き。語学オタク。ちょっと乗り鉄。食いしん…

津島智子 Satoko TSUSHIMA 通訳ガイド、ネイチャーガイド

旅好き、山好き、川好き、鳥好き、民藝好き、本好き。語学オタク。ちょっと乗り鉄。食いしん坊。全国通訳案内士(英語、フランス語)。2021年、北海道アウトドアガイド(自然)の資格を取りました!

記事一覧

冬の屋久島 ⑤

帰る日早いものでもう5日目。今日は帰る日だ。雨も降り、思いっきりアクティブに動けたわけではなかったが、自宅のようなサウスビレッジに泊まり、暮らすように旅するスタ…

冬の屋久島 ④

世界遺産西部照葉樹林の旅今日は屋久島公認ガイドのささっちょ(島結の笹川健一さん)にガイドしていただく。ささっちょとは2021年秋から始まったら戸沼ゆきえさんのオンラ…

冬の屋久島 ③

サウスビレッジ 家にいるみたいにくつろげるゲストハウス。 ここに泊まってそのまま、島に移住を決めてしまう人もいる、という島と島外を結ぶ不思議なところ、不思議なオ…

冬の屋久島 ②

今日のメインはYNACのガイド市川さんにヤクスギランドご案内いただくこと。 宿を後にして、台地に上がると運動公園では地元の方がゲートボールをしているいた。島の人は上…

冬の屋久島 ①

屋久島をスポーツバイクで巡る旅は一般フランス人(ガチじゃない人たち)に受けるんじゃないだろうか、外国からのお客様は夏に来る方が多いけど、夏以外の魅力を伝えられな…

7日間ブックチャレンジ

2年前、2020年の春、緊急事態宣言の折にFacebookで回ってきたチャレンジ。その時にあげた本と文章をまとめておきます。動きの止まった何ヶ月でしたが、立ち止まり、これか…

地球交響曲 ふたたび

ふたたび、表参道のウィメンズプラザでガイアシンフォニーの1番と9番を観ました。 1番がリリースされたのは1990年ということですからもう30年も前になりますが、映像や…

地球交響曲 第9番 懐かしの第九

音楽は創造主(大いなる意志、ガイア、神)からのギフト 龍村仁監督の地球交響曲シリーズ、最後のテーマは再び人類と音楽だった。 我々はなぜこれほどまで音楽に耳を傾け…

すっかり冬、、の湯河原

先週末は世津子さんと香奈子さんと湯河原の旅をご一緒しました。 すっかり冬となった湯河原、山の中では人間には会いませんでした。この時期ならではの名残の紅葉、山茶花…

秋のブナの森

11月になろうというのに、越後の国はまだ快晴の予報。最後のチャンスかも、と急遽ブナの森へ行ってきました。 植林が一切なく、足元がふかふか。本物の森です。 落ち葉は…

婦人之友の友の会

子育ての際に友の会に入りました。祖母、母も入っていて(それくらい歴史があります)、私は友の会方式に則って育てられました。私は11歳のときに母を亡くしましたので、子…

北海道アウトドアガイドの勉強の1年

鳥の先生、新谷耕司さんからの繋がりで訪ねた安藤誠さん。「魂のガイディング」を学んでいらっしゃい、と言われて鶴居村にやって来たのが1年前の2020年6月だった。 ガイア…

フランス語婦人会の仕事

主に東京に駐在するご主人と一緒にいらしているご婦人方と日本のご婦人方の交流の会として設立された会のメンバーになっています。仕事が忙しく、活動していませんでしたが…

Pass the Love Forward

おむすび弁当を開けて、涙が溢れてしまった話です。 つい先日ですが、私と奥尻島の西海岸でゲストハウスを営む外崎雄斗くんは北海道知事認定のアウトドアガイド自然分野の…

Richard Bach の ”ILLUSIONS“

久々に手に取ったRichard Bach の ”ILLUSIONS“ 村上龍の訳は素晴らしかったですが、原作は案外サラッとしてます。 -Your only obligation in any lifetime is to be tr…

「葉っぱはなぜこんな形なのか?植物の生きる戦略と森の生態系を考える」(林将之 著)

「葉っぱはなぜこんな形なのか?」(林 将之 著)は素晴らしい本でした。 樹木の葉っぱの形を工夫した生き残り戦略の話はそれはもちろん面白かったですが、クマのいる森の…

冬の屋久島 ⑤

冬の屋久島 ⑤

帰る日早いものでもう5日目。今日は帰る日だ。雨も降り、思いっきりアクティブに動けたわけではなかったが、自宅のようなサウスビレッジに泊まり、暮らすように旅するスタイルは私には好みの滞在だった。

雨は降っていない。出発までの最後の時間、湯泊まで自転車で往復することにする。

そして帰りは船で鹿児島市内に出ることを辞め、サウスビレッジを出たらアペルイを訪ねることにした。

湯泊へ

7時半に出る。

もっとみる
冬の屋久島 ④

冬の屋久島 ④

世界遺産西部照葉樹林の旅今日は屋久島公認ガイドのささっちょ(島結の笹川健一さん)にガイドしていただく。ささっちょとは2021年秋から始まったら戸沼ゆきえさんのオンラインガイド養成講座の同期。まさか自分が1月の屋久島に行くとは思ってもいなかったので、こんなに早くささっちょに会えるとは思わなかった。

ささっちょの島結のWebサイト

今日はモッチョム岳に行く予定にしていたが、でも天気も今ひとつで山頂

もっとみる
冬の屋久島 ③

冬の屋久島 ③

サウスビレッジ

家にいるみたいにくつろげるゲストハウス。
ここに泊まってそのまま、島に移住を決めてしまう人もいる、という島と島外を結ぶ不思議なところ、不思議なオーナー、ミッキーさん。

ワンコインでまかないも食べさせてもらえるし、自炊もOK。

Lotus Cycleさんの自転車もここに置いてある。e-bikeはオススメです。

雨、、

屋久島の雨はご愛嬌、とは言うけれど。。3日目はひどい降り

もっとみる
冬の屋久島 ②

冬の屋久島 ②

今日のメインはYNACのガイド市川さんにヤクスギランドご案内いただくこと。

宿を後にして、台地に上がると運動公園では地元の方がゲートボールをしているいた。島の人は上の方に住んでいる方が多いのかな、と思った。

ジョウビタキがいた。暖かくても冬は冬だ。

屋久杉に圧倒される
YNACの市川さんに、ヤクスギランドの再奥(蛇紋杉)まで訪ねる丸一日のツアーをお願いした。YNACから車で1時間ほど登る。

もっとみる
冬の屋久島 ①

冬の屋久島 ①

屋久島をスポーツバイクで巡る旅は一般フランス人(ガチじゃない人たち)に受けるんじゃないだろうか、外国からのお客様は夏に来る方が多いけど、夏以外の魅力を伝えられないだろうか、とLotus Cycleさんと話していて、ならば、と気ままなひとり旅で探ってみることにした。

時は2022年1月末。

初めての屋久島。
しかも普通の人はあまり行かない1月。
だからこその1月の魅力を探しに行く旅だ。

屋久島

もっとみる
7日間ブックチャレンジ

7日間ブックチャレンジ

2年前、2020年の春、緊急事態宣言の折にFacebookで回ってきたチャレンジ。その時にあげた本と文章をまとめておきます。動きの止まった何ヶ月でしたが、立ち止まり、これからを見つめ直す良い時間だったと思います。

Day 1「ソース 〜 あなたの人生の源はワクワクすることにある」
マイク・マクナマス
訳/ヒューイ陽子
VOICE 1999

ロバート・ハリスの「人生の100のリスト」に刺激を受け

もっとみる
地球交響曲 ふたたび

地球交響曲 ふたたび

ふたたび、表参道のウィメンズプラザでガイアシンフォニーの1番と9番を観ました。

1番がリリースされたのは1990年ということですからもう30年も前になりますが、映像や言葉は今も光り輝いていました。「人間は過去を学ぶことで未来を作る」「私は地球の意思の通り道」、など、それは今私に響くことば。ふと沸き起こる「こうした方がいい」という思いやふと口に出る言葉はガイアが私を通り道にしているのだと思います。

もっとみる
地球交響曲 第9番 懐かしの第九

地球交響曲 第9番 懐かしの第九

音楽は創造主(大いなる意志、ガイア、神)からのギフト

龍村仁監督の地球交響曲シリーズ、最後のテーマは再び人類と音楽だった。
我々はなぜこれほどまで音楽に耳を傾けるのだろうか、と言うテーマを小林研一郎を通して、私たちに伝える。

小林研一郎のベートーヴェンへの愛、全開であった。ベートーヴェンが交響曲第9番に込めた思いを引き出すべく、練習中のコバケンは厳しかった。こんなにまで人をこき下ろすか、と言う

もっとみる
すっかり冬、、の湯河原

すっかり冬、、の湯河原

先週末は世津子さんと香奈子さんと湯河原の旅をご一緒しました。

すっかり冬となった湯河原、山の中では人間には会いませんでした。この時期ならではの名残の紅葉、山茶花、椿、色づいた蜜柑畑の景色を独占して楽しみました。

城山(土肥城址)からのパノラマは見事。うっそうとした山の中を歩いた後のあの眺望は最高です。

ハイキングの後は奥湯河原の上野屋に行きました。湯河原のお湯は体が温まります。

湯河原とい

もっとみる
秋のブナの森

秋のブナの森

11月になろうというのに、越後の国はまだ快晴の予報。最後のチャンスかも、と急遽ブナの森へ行ってきました。

植林が一切なく、足元がふかふか。本物の森です。

落ち葉はアスファルトの道の上では厄介もの、焚き火ができないこの頃はゴミと扱われますが、土の上では葉っぱがあるのは自然で気づかないほど当たり前のこと。そんなことに気づき、ハッとします

木があって水があって、水が森の栄養を田んぼ、やがて海に運ぶ

もっとみる
婦人之友の友の会

婦人之友の友の会

子育ての際に友の会に入りました。祖母、母も入っていて(それくらい歴史があります)、私は友の会方式に則って育てられました。私は11歳のときに母を亡くしましたので、子育てに不安があり、母が手本にしていた友の会に入って頼ってみよう、と思ったのです。創設者羽仁もと子は自由学園の創設者でもあり、「家事的自立」が信条。小学校1年生のときから、カレーやハンバーグなど、作らされてました。この自立がまるで計算されて

もっとみる
北海道アウトドアガイドの勉強の1年

北海道アウトドアガイドの勉強の1年

鳥の先生、新谷耕司さんからの繋がりで訪ねた安藤誠さん。「魂のガイディング」を学んでいらっしゃい、と言われて鶴居村にやって来たのが1年前の2020年6月だった。

ガイアシンフォニー6番の冒頭、原野で楽器を鳴らす撮影の企画とガイドをされた方と知って鳥肌が立った。音楽をテーマにした私にはとても印象深い作品だったからだ。

そしてパートナーの忍さんもまたガイアシンフォニーで紹介された「森のイスキア」の佐

もっとみる

フランス語婦人会の仕事

主に東京に駐在するご主人と一緒にいらしているご婦人方と日本のご婦人方の交流の会として設立された会のメンバーになっています。仕事が忙しく、活動していませんでしたが、2017年頃から少しずつ活動に参加するようになって、お世話役を任されることになりました。Sortie natureのお世話役を引き受けて、3年目です。西武線、東武東上線、奥多摩線、中央線、小田急線、東海道線など首都圏近郊の低山歩きをしてい

もっとみる
Pass the Love Forward

Pass the Love Forward

おむすび弁当を開けて、涙が溢れてしまった話です。

つい先日ですが、私と奥尻島の西海岸でゲストハウスを営む外崎雄斗くんは北海道知事認定のアウトドアガイド自然分野の(自然)試験に合格しました。試験は筆記を3つと、実技試験を突破しなければならず、突破には最速でも1年かかります。

私と崎雄斗君はこの1年、北海道鶴居村のアウトドアマスターガイドの安藤誠さんに師事して試験に望みました。

試験の2日前から

もっとみる
Richard Bach の ”ILLUSIONS“

Richard Bach の ”ILLUSIONS“

久々に手に取ったRichard Bach の ”ILLUSIONS“

村上龍の訳は素晴らしかったですが、原作は案外サラッとしてます。

-Your only obligation in any lifetime is to be true to yourself.

-Here is a test to find whether your mission on earth is finished

もっとみる
「葉っぱはなぜこんな形なのか?植物の生きる戦略と森の生態系を考える」(林将之 著)

「葉っぱはなぜこんな形なのか?植物の生きる戦略と森の生態系を考える」(林将之 著)

「葉っぱはなぜこんな形なのか?」(林 将之 著)は素晴らしい本でした。

樹木の葉っぱの形を工夫した生き残り戦略の話はそれはもちろん面白かったですが、クマのいる森の話に引きつけられました。

クマが動植物の多様性を担っている話に心惹かれました。クマがドングリを食べ、歩き、山のあちこちにタネを運んできたのです。(北海道アウトドアガイドの安藤誠さんもクマは植林をしている、と以前話されていました。そのこ

もっとみる