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屋久島をスポーツバイクで巡る旅は一般フランス人(ガチじゃない人たち)に受けるんじゃないだろうか、外国からのお客様は夏に来る方が多いけど、夏以外の魅力を伝えられないだろうか、とLotus Cycleさんと話していて、ならば、と気ままなひとり旅で探ってみることにした。

時は2022年1月末。

初めての屋久島。
しかも普通の人はあまり行かない1月。
だからこその1月の魅力を探しに行く旅だ。

屋久島へ来るなら宮之浦岳登山、と山のことばかり考えていたけれど、、。

いやいや。

そこで出会ったのは、宮之浦岳に行かなくても、縄文杉に会いに行かなくても出会える圧倒的なNature。とてつもなくスケールの大きい滝、澄んだ水の流れる川、森、海、そして屋久島に魅了されて移り住み、暮らす素晴らしい人々、であった。

プランニング

緑の部分が世界自然遺産に指定されたところ。屋久島全体が指定されているわけではない。

今回は自転車旅の可能性を探る旅だし、でも「これぞ屋久島」を感じたい

ということでやりたいことを絞ってみた。

屋久杉と出会う
・モッチョム岳山頂から海を見る
・湯泊温泉か平内海中温泉に行く
・出来ればいなか浜
・西部林道でサルやシカに会う

宿泊は1泊目は安房にして、残りはサe-bikeを借りることもあり、平内のサウスビレッジに泊まることにした。

こんな感じで旅してみることにした

Day 1 移動、安房泊
Day 2 ヤクスギランド  平内泊
Day 3 平内から栗生までサイクリング
Day 4 モッチョム岳頂上から海を見る
Day 5 船で鹿児島に出て帰る

屋久島へのアクセス

行きは鹿児島空港から飛行機で屋久島へ。
帰りは船で鹿児島港に出て、鹿児島市内から鹿児島空港もいいかも。宮之浦港から鹿児島港までは2時間くらい。市内と鹿児島空港はバスで1時間くらい、、

などと考えて、帰りの鹿児島への飛行機は買わなかった。

羽田<->鹿児島 ソラシドエア 20,880円 (出発の7日前に購入)
鹿児島->屋久島 JAL @15,900円(いつ買っても同じ値段)

結局、最終日の午前中の予定が詰まり、帰りも飛行機を使った。

上陸

さて、ついに憧れの屋久島に上陸。

暖かい。湿気があり横浜の4月くらいの気候だった。
トイレに花が生けてある。

1月なので千両でしょうか。

ツグミやシロハラがあちこちにいる。どんな鳥と出会えるだろうか、とワクワク。

タイムズレンタカーではいつものデミオの配車。
ハイシーズンは予約できないこともあるとか。今はほとんど貸し出しがないので料金も安く、5日間、島外割引き適用で14,000円だった。

まずはお昼。
ステキなカフェも多いと聞く屋久島、
特に下調べせず、現地で自分の勘や地元の人からの推薦でと思っていた。

走りながら安房川の河口に見つけた!

ワルンカルン

優しいマダム。ランチプレートは10種以上の惣菜から5品選んでプレートに盛るスタイル。マダムの旦那さんが作る無農薬の野菜が美味しかったのが印象に残る。ケーキ(ガトーショコラ)も美味しかった。

誰もいなかったのでオンライン会議もさせてもらった。

お聞きすると、京都から旦那さんと一緒に移住したとか。こちらにおばあちゃんが住んでいて、小さい頃遊びに来ていたそう。

窓からイソヒヨドリを見つけた

今夜の宿は安房のSORA 。

SORAからの眺め

地元のスーパーへ


宿に落ち着いた後、安房のA-Coopを覗いてみる。そこに暮らす人々の様子がわかる地元のスーパーを覗くのは私の旅には欠かせない。

ごぼうは青森から!
玉ねぎは北海道から!

YNACへ


その後明日の場所を確かめにYNACに行ったら市川聡さんが1時間も丁寧に屋久島についてのレクチャーをしてくださった。


屋久島の成り立ち、果ては日本人はどこから来たか、屋久島犬など、まで話が及ぶ。ヤクスギランドに行く前のとても良いレクチャーとなった。

その帰り道。

わー、見たことない景色。

お茶畑が広がる南方の景色

市川さんに教えていただいたルートで安房の街に帰る。大橋を通って安房に戻る。途中トロッコ軌道の脇を通る。

大橋を境にして、上流側がホルンフェルスの硬い岩盤を流れる深いV字の渓谷、下流側がなだらかに広がっており、風景の対比が面白かった。

松峯大橋の下流側。安房川 水がきれい
松峯大橋の上流側。

この下りは自転車に使えそう。

千尋の滝へ

その後は公認ガイドのささっちょにガイドをお願いしたモッチョム岳登山口の待ち合わせ場所、千尋の滝まで下見を兼ねて行ってみる。結構細い道をひらすら登っていく。自転車ではきつそうだ。

午後5時の千尋の滝の展望台。
もちろん誰もいない。
アオバトのような声がした。(これがズアカアオバト、ここの固有種)
アオゲラの大きなドラミングも聞こえる。
独り占めの嬉しさをジワジワと味わう。

いわゆる有名な滝

そして下ってくる途中でこんな景色にも出会った。ここは何処?

入島祝

いその香りにて
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房788−150 0997-46-3218

刺身盛り合わせ、飛魚のつき揚げ、揚げ出し豆腐、おからサラダ、三岳(島内限定品)焼酎のお湯加減が絶妙で感動。お料理も美味しくて、写真を撮るのも忘れるほど 笑。

大将(湯泊の漁師)と女将さん(平内出身)が快くおしゃべりに応じてくれて、

栗生の松竹、モッチョム岳でお世話になるささっちょ、平内でクジラが見られるなどなど、いろいろな情報を得ることができた。

店の棚にあったダイダイ
島内限定の焼酎、ということでいただく。

屋久島の旅 ②/⑤に続く


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