そら

本ページを見てくださりありがとうございます! 読書と愛猫が大好きな31歳(2024.2…

そら

本ページを見てくださりありがとうございます! 読書と愛猫が大好きな31歳(2024.2現在)です 読書記録や猫に関するエッセイを投稿していきます もし記事を読んで「いいな」と思ってくれたらうれしいです! たくさんの読書好きさん、猫好きさんとつながりたい☆

記事一覧

「バカの壁」養老孟司

以前、読書会に激震を走らせた作品。 著者の痛烈で、鋭い指摘に衝撃を覚えた。 私にとって教訓ともいえる筆者の言葉。 すごくためになることをたくさん吸収できた。 今…

そら
20時間前
1

モグラを拾った話

モグラって見たことありますか? モグラは普段、土の中に潜っているので見かけることは普通ないはず。 そう、ないはずなのだ。 だがしかし、私は小学生の時にモグラを拾…

そら
1日前
2

特殊スキル:ヤギとの交信

私にはちょっと特殊なスキルがある。 それは「ヤギと交信できる」こと。 え?何言ってんの?大丈夫? そう思うのはごもっともだ。 柵の向こう側のヤギと目が合ったのが…

そら
2日前
1

私の習慣、それは白湯・猫吸い・読書

これなしでは生きていけない! そういう習慣を3つに絞った。 これは私にとっての大切な習慣だけど、たくさんの人にお勧めしたい習慣でもある。 もし、興味があれば読ん…

そら
3日前
5

「黒い絵」原田マハ

美術に関する出来事が7つの短編で描かれている。 美術館勤務の経歴を持つ著者。 「怖い絵」シリーズでもお馴染みだが、古美術に関する説明がすごくわかりやすい。 また…

そら
4日前
5

難病のシェーグレン症候群と診断されました

シェーグレン症候群、私は診断を受けたときに初めてこの病気を知った。 なんと、国が難病としている病気のうちの一つ。 難病にもいろいろあるけど、シェーグレン症候群は膠…

そら
5日前
4

「光のとこにいてね」一穂ミチ

二人の少女の出会いと別れ、成長の物語。 結珠は、母に連れていかれた団地で果遠という少女に出会う。 生まれや育ち、家庭環境が真逆の二人。 交わるはずではなかった二…

そら
6日前
1

もんちゃんに先天性心疾患が見つかった話

もんちゃんとは、ショッピングモールのペットショップで出会った。 ペットショップで猫さん、犬さんをお迎えする際は、猫さん・犬さんのその後の生活が保証されるよう、た…

そら
7日前
8

我が家の愛猫「もんちゃん」との出会い

朝起きると足元にいるのは茶色いモフモフ。 愛猫もんちゃん。 彼とはかれこれ6年前に出会った。 当時、旦那の体調が思わしくなく病院を転々としたところ「うつ状態」と…

そら
8日前
6

「近畿地方のある場所について」背筋

モキュメンタリーホラー小説。 「ある人を探しています。誰か情報をお持ちではありませんか」 とある人物について情報提供の依頼。 読者に語り掛ける形で、物語は始まる…

そら
2週間前

「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子

第167回芥川賞受賞作。 職場内での人間関係が、食べ物を交えて描かれている。 タイトルにある「おいしい」という気持ちをテーマに、人間の奥深くにしまわれた感情が表現…

そら
2週間前
1

「自分の中に毒を持て」岡本太郎

岡本太郎さんといえば、太陽の塔。 戦中・戦後を生きていく中、幼少期から自分の正しいと思ったことを曲げなかった岡本さん。 当時の日本の背景からすると、それはとても…

そら
1か月前
2

「蟹工船」小林多喜二

小林多喜二のプロレタリア文学代表作。 舞台は明治時代。 蟹漁のため400人の出稼ぎ労働者が大船に乗って、北海道の極寒の海へ向かう。 過酷な肉体労働、劣悪な住環境、…

そら
1か月前

「お探し物は図書室まで」青山美智子

心がほっこりする、素敵な一冊。 心にモヤモヤを抱えている人たちが、とあることをきっかけに図書室に行く。 小学校に併設されたコミュニティハウス内の図書室。 そこに…

そら
1か月前
6

「方舟」夕木春央

こんなミステリー読んだことがない。 張り詰めた空気が文字から肌へピリピリ伝わってくる。 衝撃の結末、凄まじい読後感。 忘れられない一冊となった。 「このミステリ…

そら
2か月前

さみしい夜にはペンを持て「古賀史健」

書くこと、話すこと、日記のすすめ、をテーマに書かれた本。 物語形式で書かれており、すごく読みやすかった。 自分のための覚書として、noteに書こうと思う。 覚書「話…

そら
2か月前
1
「バカの壁」養老孟司

「バカの壁」養老孟司

以前、読書会に激震を走らせた作品。

著者の痛烈で、鋭い指摘に衝撃を覚えた。

私にとって教訓ともいえる筆者の言葉。

すごくためになることをたくさん吸収できた。

今回は、感想というより覚書としてnoteに残そうと思う。

考えることを放棄している近年、WEBやSNSの発達により調べ物が楽になった。

このことにより、人々は楽をし始めた。

ちょっと気になると、スマートフォンで検索しすぐに答えを

もっとみる
モグラを拾った話

モグラを拾った話

モグラって見たことありますか?

モグラは普段、土の中に潜っているので見かけることは普通ないはず。

そう、ないはずなのだ。

だがしかし、私は小学生の時にモグラを拾った。

私の実家は山の麓近くにある。

当然、学校からの帰宅路は山道を伴う。

山道といっても、道路はある程度舗装されたコンクリートもある。

そこに居たのだ。

はい、例のモグラはコンクリートの上に寝てた。

最初見かけたときは「

もっとみる
特殊スキル:ヤギとの交信

特殊スキル:ヤギとの交信

私にはちょっと特殊なスキルがある。

それは「ヤギと交信できる」こと。

え?何言ってんの?大丈夫?

そう思うのはごもっともだ。

柵の向こう側のヤギと目が合ったのが始まりだった。

ヤギとの出会いは、動物と触れ合える牧場。

ウサギや羊、ヤギに牛や馬などが居て、動物園よりも距離感が近くて、また違った触れ合いができる。

もともと動物が大好きな私は、はしゃぎにはしゃいでいた。

ウサギを撫でたり

もっとみる
私の習慣、それは白湯・猫吸い・読書

私の習慣、それは白湯・猫吸い・読書

これなしでは生きていけない!

そういう習慣を3つに絞った。

これは私にとっての大切な習慣だけど、たくさんの人にお勧めしたい習慣でもある。

もし、興味があれば読んでいただけるとうれしいです。

朝の白湯朝の白湯はいい。

健康法でもよく言われているけど、私の体にしっくりくる。

もともと胃腸が丈夫ではなく、社会人になってからはストレスや疲れがたまるとすぐ胃腸に不調をきたすようになった。

病院

もっとみる
「黒い絵」原田マハ

「黒い絵」原田マハ

美術に関する出来事が7つの短編で描かれている。

美術館勤務の経歴を持つ著者。

「怖い絵」シリーズでもお馴染みだが、古美術に関する説明がすごくわかりやすい。

また、著者が書く切れ味抜群な文章がすごく好き。

一つ一つの作品がドシッと重く、読みごたえ抜群だった。

本作では様々な年代・立場の女性を主人公にしており、性的な部分もテーマとなっているよう。

切れのある文章とにかく、文章のキレ!

もっとみる
難病のシェーグレン症候群と診断されました

難病のシェーグレン症候群と診断されました

シェーグレン症候群、私は診断を受けたときに初めてこの病気を知った。
なんと、国が難病としている病気のうちの一つ。
難病にもいろいろあるけど、シェーグレン症候群は膠原病に含まれるらしい。

膠原病は、自己免疫疾患をまとめて呼ぶ名前で、自分の細胞が何らかの異変をきたし自分自身を攻撃する病気のこと。
しっかりとした原因や治療法が確立されて異なため、難病に区分されているらしい。

私の場合、しっかりと症状

もっとみる
「光のとこにいてね」一穂ミチ

「光のとこにいてね」一穂ミチ

二人の少女の出会いと別れ、成長の物語。

結珠は、母に連れていかれた団地で果遠という少女に出会う。

生まれや育ち、家庭環境が真逆の二人。

交わるはずではなかった二人の出会いが、互いの人生に大きく影響を与え合っていく。

時は経ち、大人になってから再開した二人。

それぞれの立場や生き方に変化があり、子供の頃とは違った関係を築いていく。

「光のとこにいてね」
この言葉に捉われ、支えられてきた二

もっとみる
もんちゃんに先天性心疾患が見つかった話

もんちゃんに先天性心疾患が見つかった話

もんちゃんとは、ショッピングモールのペットショップで出会った。

ペットショップで猫さん、犬さんをお迎えする際は、猫さん・犬さんのその後の生活が保証されるよう、たくさん説明を受ける。
お支払いについてやお世話の方法、ICチップが埋め込まれていること、ペット保険の話など2時間ほどかけて説明を受けた。

ペットショップからお迎えすることは初めてだったので「こんなに説明を聞くのか…」と驚愕した。
でも、

もっとみる
我が家の愛猫「もんちゃん」との出会い

我が家の愛猫「もんちゃん」との出会い

朝起きると足元にいるのは茶色いモフモフ。

愛猫もんちゃん。

彼とはかれこれ6年前に出会った。

当時、旦那の体調が思わしくなく病院を転々としたところ「うつ状態」との診断がついた。
今まで一生懸命働いた職場での、理不尽な扱いに心身ともに疲弊したのだろう。
「どうしよう」そう悩んでいる旦那の姿を見るのは、苦しかった。
早朝に出勤しようとするも、ベッドからなかなか出られない。
車に乗ろうとすると嘔吐

もっとみる
「近畿地方のある場所について」背筋

「近畿地方のある場所について」背筋

モキュメンタリーホラー小説。

「ある人を探しています。誰か情報をお持ちではありませんか」

とある人物について情報提供の依頼。

読者に語り掛ける形で、物語は始まる。

著者の身の上話をはじめインタビューの文字起こし、雑誌記事によりとある怪異について語られている。

物語の中盤あたりで、まさかの告白に意表を突かれる。

「この話はどのように結末を迎えるのだろう」

そう考えながら読み進める楽しさ

もっとみる
「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子

「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子

第167回芥川賞受賞作。

職場内での人間関係が、食べ物を交えて描かれている。

タイトルにある「おいしい」という気持ちをテーマに、人間の奥深くにしまわれた感情が表現されている。

主に二人の視点で物語は進む。

似ているようで正反対な二人。

同じ行動にもそれぞれ違った思惑があり、人間の黒い部分が見え隠れし怖さを感じた。

本音と建て前主人公の職場は本社の支店で、事務所内の人数やメンバーは限られ

もっとみる
「自分の中に毒を持て」岡本太郎

「自分の中に毒を持て」岡本太郎

岡本太郎さんといえば、太陽の塔。

戦中・戦後を生きていく中、幼少期から自分の正しいと思ったことを曲げなかった岡本さん。

当時の日本の背景からすると、それはとても勇気のいること。

周りから馬鹿にされたり、白い目で見られることも少なくなかったよう。

自分の芯を貫き続けた岡本太郎さんの生き様が書かれた本。

自分の生きる道筋は自分で決めろ!著者は自分のしたいことは曲げずに貫いてきた。

周りがど

もっとみる
「蟹工船」小林多喜二

「蟹工船」小林多喜二

小林多喜二のプロレタリア文学代表作。

舞台は明治時代。

蟹漁のため400人の出稼ぎ労働者が大船に乗って、北海道の極寒の海へ向かう。

過酷な肉体労働、劣悪な住環境、栄養失調による脚気の流行…今では考えられないが当時のありのままを描いている。

ある日、とうとう仲間のうちから死者が出る。

無慈悲にも、寒い暗い海に水葬される仲間の姿を見て労働者たちの魂に怒りの炎が付き、集団ストライキを起こす。

もっとみる
「お探し物は図書室まで」青山美智子

「お探し物は図書室まで」青山美智子

心がほっこりする、素敵な一冊。

心にモヤモヤを抱えている人たちが、とあることをきっかけに図書室に行く。

小学校に併設されたコミュニティハウス内の図書室。

そこには小町さんという、大きな女性司書さんがいる。

体の大きさとは裏腹に発せられた声には包み込むような、とても優しい温もりを感じられる。

主人公の目的の他に、小町さんによる独特のセンスで選書されたある一冊の本が悩める人たちの生き様に一筋

もっとみる
「方舟」夕木春央

「方舟」夕木春央

こんなミステリー読んだことがない。

張り詰めた空気が文字から肌へピリピリ伝わってくる。

衝撃の結末、凄まじい読後感。

忘れられない一冊となった。

「このミステリーがすごい!」など、数々の部門でノミネートされた本書。

世間を賑わせた注目作品。

ミステリーを読みたい気分になり、読んでみたらもう、すごい。

語彙力失うすごさ。

あらすじ

主人公はかつて大学のサークルで仲の良かった6人の男

もっとみる
さみしい夜にはペンを持て「古賀史健」

さみしい夜にはペンを持て「古賀史健」

書くこと、話すこと、日記のすすめ、をテーマに書かれた本。

物語形式で書かれており、すごく読みやすかった。

自分のための覚書として、noteに書こうと思う。

覚書「話すこと」「書くこと」は似ているようで違う

話すことは、自分の思いの表出

書くことは、考えること

日記を書くことは「自分との対話」になる

ひとつのシーンについてスローモーションの文章で書いてみる

スローモーションの文章を書

もっとみる