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「推薦書」本の正しい読み方(2)本の選択方法
2)本の選択方法
大体の場合、本を読むというのは何か目的があってやっていることだ。ただし、読書に割ける時間は限られているので、適切な本を選択できるということも一つのテクニックである。
五つの“間違いがちなこと”
読む本を選択する際のテクニックに触れる前に、まずは読書に関してよく誤解することを説明する。
1.読書は意味がない
2.本を読む時、知りたいことだけ読む
3.難しい本を読めない
4.読書は自分一人の世界で楽しむもの
5.読書は本を読むだけではなく、他人の解釈を聞くことも含まれる
読書は意味がない
このような考え方を持つ人は少なく、多くの人が人生や仕事に役に立つと思う人間が多い。だが、思うだけでは行動しないと同じことだ。読書は意味があると思うなら、まずは本を開いて読むこと。
知りたいことのみを読む
本を読む人の中には、知りたいこと、興味があることに関する本しか読まない人もいる。しかし、これは食事をする時に肉しか食べないのと同じで、脳の成長によくないし、知識のバランスも崩れることになる。
難しい本を読めない
このようなことは誰にでもよくある。読んですぐに眠くなる本、なかなか読み進められない本。このような本は、基本的に本棚に置くしかない。筋トレをやったことがある人がわかると思うが、筋肉を鍛えるためには、持ち上げられない重量にチャレンジすることが大事である。難しい本と持ち上がらない重量は一緒で、今は無理だけど、やっていくうちにできるようになる。
読書は自分一人の世界での楽しむもの
読書に対する印象は寂しくて1人ぼっちな感じだと思う人が多い。しかし、実はよく本を読む人はまず寂しくない。作者と対談しているイメージで、質問を聞いて、答えをもらう。ただ、本当に楽しいのは周りの人と本を一緒に読むことであり、映画を見るの同じように他の人と一緒に見るか、見終わったら他の人と感想を交換するのがベストである。
孔子は《論語》の冒頭で“学而时习之,不亦说乎”(学んで而して時より之を習わす、亦た說ばしからずや),次に“有朋自远方来,不亦乐乎”(朋有遠方より来たる、亦た楽しからずや)ということを言っている。一つ目の言葉は自修(自ら学ぶこと)の意味合いで、二つ目のの言葉は共修(ほかの人と共に学ぶこと)の意味がある。
他人が本を解釈することを聞くことは、読書と同じ効果がある
読書に対して一番抵抗感があること、自分で読んでいない読書は読書ではないと解釈する人がいる。確かに普通に読んでないと読書とは言えない。しかし、本を読む目的は知識を知ること、物語を楽しむことなので、その本を読んだ人の解釈を聞いて自分が理解したり、楽しんだりすることはいけないことなのか?
将来、もしかすると読書という古い勉強方法をしても仕方ない時代が来ると思うし、効率がいい手段で知識などを身につければ、自分で読むかどうかは関係ないと思う。おそらくそのような時代になったら、上記に紹介した間違った読書感覚は逆に存在しなくなるはずである。
本を選択するTIPS
まず、簡単な選択方法を紹介する。
●Tools:ツール型の本はいくつの方法論をまとめているし、課題を解決するためにいろいろなコンテンツが紹介されている。このような本を読むと、基本的にすぐに成長できると思う。
●Ideas(建設性):新しい思考。読むと新しい考え方、新しい理念、新しい発見ができる。
●Practicability(実用性):仕事か生活に役に立つ。より幸せな生活を過ごせるようになる、もっと仕事ができるようになる。
●Sicentficity(科学性):科学性がある。偽造ではなく、推測したことでもなく、科学的に検証することができる。
本を選択する最も重要な原則
上記の中で最も重要なのは、科学性と建設性である。
●科学性(理性)
●建設性(感性)
科学性
科学性についてまず知らなければならないことは「絶対的な科学性は存在しない」ということである。アインシュタインの理論は今の時代から見ると正しいと思われているが、たまたまみんなの理解も彼の理論が正しいと思っているからに過ぎない。天動説(全ての天体が地球の周りを公転しているとする説)が唱えられていた時代、当時の人はそれが正しいと思っていたのと同じように。
世の中の理論は二つの角度から考えることができる。
ツールの角度:一般的に理論はツールとして考えばいい、先ほどのアインシュタイン理論もそうである、一見で現実はそうじゃないか?時間による変わるかもしれないけど今には有効がある。つまり、事実には「観察事実」「哲学事実」の二種類があるということだ。観察事実は目で判断できること。哲学事実は見えないこと。
現実性の角度:厳密にいうと、現実性的なものはないと思う。目で見たものはいろんな形で存在しているし、変化も常に起こっている。一定の期間の間で、ある条件の下に設立できることはほぼある。
“科学性“があるかどうかは現実性があるかどうかで判断するのではなく、論弁ができるかどうかで判断することである。例えばこの理論は何百年後からすると間違っているけど、今現在では正しい、これが“科学性がある“ということである。永遠に正しいと思われている理論があるとすれば、それは科学性があるのではなく、ただ信じてくれる人がいれば成立する理ということになる。
建設性
科学性がある本しか読まないか?それなら本当に数が限られている。それ以外に一番おすすめなのは、建設性がある本。
建設性とは何か?
例えば友達と車に乗っているときに、助手席の友達が道案内をする。本当は右に曲がるべきだったのにあなたが間違って左に曲がると、友達は“おい、間違ったよ、バカ!!”と言う。これは建設性がない。しかし同じことが起こったときでAIナビなら“新しいルートを探します、次の道路で右に曲がってください”と言ってくれる、これは建設性がある。
建設性がある本を読むと、基本的に以下のメリットがある
●生活の新しい奥義を学んだ
●物事に対して強烈なやる気が出てきた
●生活の中で変化やチャレンジができた
建設性からは、奥義、やる気、チャレンジのうちどれかをがピックアップして学ぶことができる。
秘訣とコツ
先ほど紹介したのは厳密に本を探す方法だが、実はいくつかの秘訣を利用すれば、一緒にいい本かどうかも判断できる。
●出版社:出版社も自分の好みがあるので、ずっといい本を出している出版社は成功率が高い。
●作者背景:本を書くことだけで生計を立てている職業作家より、一生に一冊二冊ぐらいを出す大学教授や事業家などの本のほうが価値が高い。
●推薦者:例えば、孫正義さんが推薦した本は企業家が読むべきだと思う。
●本の中で推薦された本:いい本からで紹介された本は、基本的に間違いがない。
●本の使命、課題の意味、方法論:全ての本は使命を持っていて、その使命は魅力があるか?また、それに対する課題は意味があるかどうか?その課題の解決方法は有効かどうか、建設性があるかどうか?
例えば:«批判的に思考(Critical Thinking)»という本は最初にこのような課題を明確にした。
「人間は批判の考え方ではない場合どうなる?」このテーマから3段階の論点が出てきた。
三流人間、全く批判の考え方がない、自分がずっと正しいと思っている。
二流人間、批判の考え方をするが、他人が間違っていると思っている。
一流人間、ずっと批判の考え方を持ち自分を批判して、自分の考えを成長させる。
3)本を理解するための方法
つづく
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