あいこ

文章を書いたり、家族を愛でたりする日々。ネフローゼ症候群という病とともに生きています。

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文章を書いたり、家族を愛でたりする日々。ネフローゼ症候群という病とともに生きています。

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    詩、短歌、俳句など。

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    ネフローゼという病気で、入院したときなどに書いたエッセイです。

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フリーライターを目指すことにした

この5月、ある決心をした。 それは、会社員をやめて、フリーランスのライターになるということ。 人生をどうしても自分で動かさなくちゃ、という思いに駆られるこの感じ…

あいこ
10か月前
18

いっしょなら挑戦できる

1歳半を過ぎて、すくすく成長している息子。 言葉をも少しずつ増えてきて、やりたいこと、やりたくないことをしっかり伝えてくれるようになった。親のすることを本当によ…

あいこ
3週間前
2

子育てしながら何かを頑張った、というストーリーは輝いて見えるけれど。

今も昔も、見えにくいけれどかけがえのない仕事をしてきた母たちがいたということを忘れずに。

何がえらいとか、すごいとかではない。

自分がいちばん健やかに、機嫌よくいられる暮らしを。

あいこ
3か月前
2

今年は欲張ると言ってみたものの…

こんなに愛しい家族が今日も明日もいてくれるだけで十分と思う。

自分のための人生はいつからだって楽しめる。

いま何に時間と労力を使いたいのかといえば、大切な人たちのために。

それは見えにくいし、評価されにくいけれど、きっととても大事なこと。

あいこ
3か月前
1

2024年は欲張りに。

あけましておめでとうございます。 新年早々の大きな災禍に心が痛みます。 どうか、一刻も早く安心して過ごせる環境がととのいますように。 元旦は家族全員が早起きした…

あいこ
4か月前
5

自分らしさが見つかるメガネ屋さん【マトイオプティカル】

顔の印象を大きく左右するアイテムのひとつ、メガネ。 でも、意外と自分で似合うものを選ぶのって難しいですよね。 わたし自身も、長い間メガネ迷子でした。 とくに「ド…

あいこ
5か月前
5

日中育児、まるごと夫に任せてみた

週末、どうしても1人で行きたい用事があり、1歳の息子を夫に預けて出かけることにした。 まるまる7時間くらい、夫だけに息子を任せるのははじめて(これまでにも留守番を…

あいこ
6か月前
9

個人の小さな物語を残す仕事がしたい。

誰の目にもとまらず消えていってしまうような。

それが何かは、まだはっきりとはわからないけれど。

いつか、自分を大きく揺さぶるテーマが見つかるような気がする。

取材者としても、書き手としても、もっと成長しなきゃならんなあ。





あいこ
6か月前
3

自由は不自由の中に

あれ、この駅、エレベーターがない…? 子どもがまだ0歳だった、あの日。 わたしは駅のホームに降り立って、途方に暮れていた。 ぐずる子をベビーカーから降ろした拍子…

あいこ
6か月前
5

その人だけの言葉を残す

仕事で、久しぶりにインタビューをして記事を書いた。 わたしのやっている書く仕事は、たいてい取材→テープ起こし→執筆、という順序を辿る。 自分のしたインタビューを…

あいこ
7か月前
3

やりたいこと探しを手放したら、進み方がわかった

将来のことを考えるときって、つい「やりたいこと」を考えてしまう。 わたしのやりたいことって、なんだろう? わたしは、何者になりたいんだろう? そう自分に問いかけ…

あいこ
8か月前
24

ここ最近の夫の頑張りには、本当に感謝。週末はササッと自分から動いて家事をやってくれたし、息子にも本当に愛情深く接してくれているな〜と思う。

夜、息子がヒーンと泣いて、夫が添い寝でトントンしながら「大丈夫、大丈夫」と言っていた。その光景に、なんだか涙腺がゆるむ。

あいこ
9か月前
1

最近、カーテンやドアを使って自分で「いないいないばあ」をして、いたずらっぽい顔ではしゃいでいる。絵本の「いないいないばあ」も、いままであまりピンと来ていなかったのに、最近になって急に魅力に気付いた様子。なぜ。

わたしの手を取って、丁寧に物を渡してくれる。きゅん。

あいこ
9か月前

洗面所の扉を開閉して、いないいないばあをすることを覚えた。頭に何かのせてやると、真似して頭に手を当てる仕草がかわいすぎる。興味のあるものを見つけると、えいっと手を伸ばす。
いろんな動作ができるようになったねー。

あいこ
9か月前

ふと思い返せば、わたしは小さい頃からたくさん本を読ませてもらったし、たくさん歌を聴かせてもらったし、たくさん美味しいものを食べさせてもらった。それってものすごく豊かだなぁと思う。

息子には、どんな豊かさを与えられるだろう…。まずは、自分が心豊かでいないとなぁ。

あいこ
9か月前

昨日の朝38.8℃まで上がったものの、午後には息子の世話ができるくらいまで回復。ほんとにコロナ?という感じ。息子はこういうときだけ夜泣きせず寝てくれて、めちゃくちゃえらい。

あいこ
9か月前
1
フリーライターを目指すことにした

フリーライターを目指すことにした

この5月、ある決心をした。

それは、会社員をやめて、フリーランスのライターになるということ。

人生をどうしても自分で動かさなくちゃ、という思いに駆られるこの感じ……久しぶりだ。

別にいまの仕事が嫌になったわけじゃない。ライターとして、特別書きたいことが見つかったわけでもない。

「フリーライター」になりたいというより、「子育てをしながら働く一番いい形」を実現したいという方が近い。

決めてか

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いっしょなら挑戦できる

いっしょなら挑戦できる

1歳半を過ぎて、すくすく成長している息子。

言葉をも少しずつ増えてきて、やりたいこと、やりたくないことをしっかり伝えてくれるようになった。親のすることを本当によく見ているし、よく聞いている。

されるがままだった、ふにゃふにゃの赤ん坊はもういない。

まだまだ親として未熟なわたし…。

子どもにイライラしてしまったり、落ち込むことも多い。

けれど、その中でもときどき、今日は親としていい感じかも

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子育てしながら何かを頑張った、というストーリーは輝いて見えるけれど。

今も昔も、見えにくいけれどかけがえのない仕事をしてきた母たちがいたということを忘れずに。

何がえらいとか、すごいとかではない。

自分がいちばん健やかに、機嫌よくいられる暮らしを。

今年は欲張ると言ってみたものの…

こんなに愛しい家族が今日も明日もいてくれるだけで十分と思う。

自分のための人生はいつからだって楽しめる。

いま何に時間と労力を使いたいのかといえば、大切な人たちのために。

それは見えにくいし、評価されにくいけれど、きっととても大事なこと。

2024年は欲張りに。

2024年は欲張りに。

あけましておめでとうございます。

新年早々の大きな災禍に心が痛みます。

どうか、一刻も早く安心して過ごせる環境がととのいますように。

元旦は家族全員が早起きしたので、思い立って羽田空港まで初日の出を見に行った。飛行機も見たけれど、電車好きの息子はモノレールの方がうれしそうだった。

子が熱を出したり私が胃腸炎になったり、誰かがずっと体調不良だった昨年。家族全員元気で、新しい年を迎えられたこと

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自分らしさが見つかるメガネ屋さん【マトイオプティカル】

自分らしさが見つかるメガネ屋さん【マトイオプティカル】

顔の印象を大きく左右するアイテムのひとつ、メガネ。

でも、意外と自分で似合うものを選ぶのって難しいですよね。

わたし自身も、長い間メガネ迷子でした。

とくに「ド」のつく近視のわたしの場合、気に入ったメガネを買っても、レンズを入れてみるとなんか違う、ということもしばしば。せっかく買ったメガネが箪笥の肥やしに、なんてことも……。

そんなわたしを救ってくれたメガネ屋さんがあります。

それが、マ

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日中育児、まるごと夫に任せてみた

日中育児、まるごと夫に任せてみた

週末、どうしても1人で行きたい用事があり、1歳の息子を夫に預けて出かけることにした。

まるまる7時間くらい、夫だけに息子を任せるのははじめて(これまでにも留守番を頼むことはあったけど、義両親や母の助けがあった)。

加えて、夫はここ最近、仕事がとんでもなく激務で、まったく育児にタッチしていなかった。

それでも任せることにしたのは、わたしの持病の治療のため、12月に2泊3日の入院が決まっているか

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個人の小さな物語を残す仕事がしたい。

誰の目にもとまらず消えていってしまうような。

それが何かは、まだはっきりとはわからないけれど。

いつか、自分を大きく揺さぶるテーマが見つかるような気がする。

取材者としても、書き手としても、もっと成長しなきゃならんなあ。





自由は不自由の中に

あれ、この駅、エレベーターがない…?

子どもがまだ0歳だった、あの日。

わたしは駅のホームに降り立って、途方に暮れていた。

ぐずる子をベビーカーから降ろした拍子に、取っ手にかけていた荷物の重みでベビーカーがひっくり返る。あぁ…。

汗だくになりながら、子どもと荷物を抱えてベビーカーを立てなおし、階段をのぼっていく。

この子だけは死んでも落とすまい、と右手に力を込める。

あの日から数か月。

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その人だけの言葉を残す

その人だけの言葉を残す

仕事で、久しぶりにインタビューをして記事を書いた。

わたしのやっている書く仕事は、たいてい取材→テープ起こし→執筆、という順序を辿る。

自分のしたインタビューを文字に起こしていると、自分の取材の下手さにうんざりしつつ、やっぱり人の話を聞くのは楽しいなぁと思う。

というか、久しぶりにしてみて改めて、好きだなーと思った。

知らない誰かが何を見て、何を感じ、何を考えて、暮らしているのか。ときには

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やりたいこと探しを手放したら、進み方がわかった

やりたいこと探しを手放したら、進み方がわかった

将来のことを考えるときって、つい「やりたいこと」を考えてしまう。

わたしのやりたいことって、なんだろう?

わたしは、何者になりたいんだろう?

そう自分に問いかけても、わたしにはなかなか「やりたいこと」が見つからない。思いつかないわけじゃないけど、どれもしっくりこない。  

これだ!と一瞬思っても、けっこう背伸びした理想像だったりして。

モチベーションが下がっているときに見返すと、わたしに

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ここ最近の夫の頑張りには、本当に感謝。週末はササッと自分から動いて家事をやってくれたし、息子にも本当に愛情深く接してくれているな〜と思う。

夜、息子がヒーンと泣いて、夫が添い寝でトントンしながら「大丈夫、大丈夫」と言っていた。その光景に、なんだか涙腺がゆるむ。

最近、カーテンやドアを使って自分で「いないいないばあ」をして、いたずらっぽい顔ではしゃいでいる。絵本の「いないいないばあ」も、いままであまりピンと来ていなかったのに、最近になって急に魅力に気付いた様子。なぜ。

わたしの手を取って、丁寧に物を渡してくれる。きゅん。

洗面所の扉を開閉して、いないいないばあをすることを覚えた。頭に何かのせてやると、真似して頭に手を当てる仕草がかわいすぎる。興味のあるものを見つけると、えいっと手を伸ばす。
いろんな動作ができるようになったねー。

ふと思い返せば、わたしは小さい頃からたくさん本を読ませてもらったし、たくさん歌を聴かせてもらったし、たくさん美味しいものを食べさせてもらった。それってものすごく豊かだなぁと思う。

息子には、どんな豊かさを与えられるだろう…。まずは、自分が心豊かでいないとなぁ。

昨日の朝38.8℃まで上がったものの、午後には息子の世話ができるくらいまで回復。ほんとにコロナ?という感じ。息子はこういうときだけ夜泣きせず寝てくれて、めちゃくちゃえらい。