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ベンチャー企業社員が選ぶ「この秋おすすめの本」

こんにちは!
現在ジョブローテーションで広報室に配属中の中嶋です。

今回は弊社の社員紹介を、その社員のおすすめの本、その本にまつわるエピソードと共にしていきたいと思います。
是非、グッドライフではどんな社員が働いているのか、その社員はどんな考え方、感受性をもっているのかにも着目して、この記事を読んでいただければと思います。



■『なぜ銅の剣までしか売らないんですか?』エフ著

最初にご紹介する本は、エフ著『なぜ銅の剣までしか売らないんですか?』。
こちらは人事課、櫻井竜士さんのおすすめ。

▼櫻井さんのプロフィール

櫻井 竜士(さくらい りゅうじ)
東京都豊島区出身。
アルバイトとしてインサイドセールス課へ入社後、今年より正社員として人事課に配属。
現在中途社員や、アルバイトの採用に尽力している。
趣味はドラマ鑑賞。
好きな食べ物はすき焼き。

人事課 櫻井竜士さん

▼本の概要


こちらの書籍は、「Fラン大学就職チャンネル」というYouTubeチャンネルを運営している、YouTuberエフによって執筆された小説。
舞台は、現代社会を風刺したファンタジー上の世界。

優秀な商人見習いとして、その世界のシステムに疑問を抱いてしまった青年・マル。
彼は自分の弟が、選出されたら二度と生きて帰れないとされる魔王討伐の≪勇者≫に選ばれてしまったことから、この非効率的なルールを改正しようと商人ギルドの本部に直談判すべく旅に出る。
ところが行く先々で目の当たりにしたのは、(どこか現代日本でも見かけるような)えぐい社会の構図と、それに翻弄される民の姿ばかり。
そして、長く困難な旅路の果てに、ついに到達した目的地では、衝撃的な真実を突きつけられて……!?

amazon.co.jpより

主人公である青年マルは貧困の生まれであり、努力しない人を軽蔑する努力至上主義。人間は努力すれば上達する、這い上がれるという考えで、自身も努力家である。

現代社会を風刺した、見世物小屋(親が子供を商売道具にしている)の街、奴隷制度のある街、貧富の差が激しい街などを旅していく中で、そんな努力至上主義のマルは、何を感じるのか…といった内容となっている。

▼この本を読んで…

櫻井さんもこの本の主人公マルのように、努力できないことを言い訳する人が苦手だという。

環境のせいだ、○○のせいだ、といろいろ理由をつけても、努力するかしないかは自己責任であり、自分の選択だと櫻井さんは語る。
だが、努力ができない人もいるのが現実。

他の人に自分と同じように努力することを求めるだけではなく、そういう人もいるんだなと、視野を広くもって受け止めることも時には必要だと、この本から学べたという。

もちろん人事課の人間として、グッドライフには一緒に努力できる人がきて
ほしいと、笑顔で語ってくれた。

櫻井さんは、この本の中で「努力をすること」に関するエピソードが一番印象に残ったそうだが、この本にでてくる問題の論点は他にも様々ある
是非皆さんも現代社会に当てはめながら、こちらの本を読んでみてはいかがだろうか。

■『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ著

次にご紹介する本は、ユヴァル・ノア・ハラリ著の『サピエンス全史』。
こちらは情報システム室次長、御旅屋昭成さんのおすすめ。

▼御旅屋さんのプロフィール

御旅屋 昭成(おたや あきなり)
前職は証券会社のシステム開発。
現在、情報システム室の次長を務める。
趣味は筋トレ。
好きな食べ物はオリーブと鯖。

情報システム室 御旅屋昭成さん

▼本の概要


『サピエンス全史』は2016年に出版され、2017年のビジネス書大賞を受賞しました。

【ビジネス書グランプリ2017 リベラルアーツ部門 第1位 】
なぜ我々はこのような世界に生きているのか?
ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで
現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!
「歴史と現代世界の最大の問題に取り組んだ書」
──ジャレド・ダイアモンド

amazon.co.jpより

▼この本を読んで…


御旅屋さんはこの本を通して、「承認欲求」に関して深く考えさせられたそう。
誰にだって人に認められたい、評価されたいと思う気持ちはあるはず。
この「承認欲求」が、近頃SNSの普及によって人間の三大欲求である食欲、性欲、睡眠欲を上回るほど現代社会人にとって大きな存在となっている。

そもそも、「承認欲求」はこの本によると、集団生活を人間が始めたことにより生まれたのではないかと推測される。
狩猟採集民の時代よりも、農耕民の時代のときの方が、人が人を殺す機会が多くなり、人間の死亡率は上がっている。
「集団生活の中で殺されないようにするために、人間は自己アピールするようになった」

農耕民時代の、集団生活の中で生きたいための欲求が、現代社会でいう「承認欲求」に繋がっているのではないかと、御旅屋さんはこの本を読んで感じたという。
「承認欲求」は言わば、自分の存在価値を守るための、人間だけの精神的欲求。
「承認欲求」を満たすために、通常ではありえない行動をする人、人間の三大欲求を蔑ろにしてまでSNSに向き合う人。
そういった人が現れるのはなぜだろうと疑問に思っていたときにこの本を読み、仮説ではあるが、「承認欲求」について、自分の中で納得のいく説明ができるようになったと御旅屋さんは語る。

人間社会では誰しもが抱えるであろう「承認欲求」
この本を読んで、御旅屋さんのように人類史レベルで自分なりに分析するのも、面白いだろう。

■『人を動かす』D・カーネギー著

最後にご紹介する本は、D・カーネギー著の『人を動かす』。
こちらはバイヤー事業部、小田原正来さんのおすすめ。

▼小田原さんのプロフィール

小田原 正来(おだわら まさき)
前職はパチンコ店の接客・管理業務。
現在、バイヤー事業部の管理職。
趣味は料理と動物。
好きな品種は犬はポメラニアン、猫はソマリ。

バイヤー事業部 小田原正来さん

▼本の概要


『人を動かす』は言わずと知れた、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。
人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、
長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。
深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、
人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。

amazon.co.jpより

▼この本を読んで…


タイトルの、「人を動かす」に併記されている「How to win friends and influence people」とは「友を得、他人に影響を与える方法」という意味。
小田原さんはこれを見て、これほど営業職に適した本のタイトルはあるのか!?と思ったという。

書かれているのはどれも当たり前の事であり、「相手を批判しない」「相手に興味を持つ」「話を聞く」など。
それらが過去の偉人たち、実業家のエピソードと共に記載してあり、自身の経験と合わさることで納得のいく知識となり、だからこうした方がいい、こうしてはいけない、と実感をもつことができたという。

小田原さんは、営業部署であるバイヤー事業部を束ねると共に、新卒社員研修の担当も務めている。
営業職としては対お客様、研修担当としては新卒社員やアルバイト社員、管理職としては大勢の部下に対して日々コミュニケーションをとっている。

その中で、当たり前にできておかなければならないことを、具体的なエピソードと共に記載してある本著は、自己啓発本としてももちろん、ビジネス本としても常に役立つと小田原さんは語る。

■最後に…

いかがでしたでしょうか?
本の魅力と同時に、その本をおすすめする社員の人柄も伝わっていると幸いです。

ちなみに私、中嶋のおすすめの本は、山口路子著『ココ・シャネルの言葉』です。
定期的に読み返して、ココ・シャネルの行動力、考え方に元気とパワーをもらっています。

ぜひこの記事を読んでくださった皆さんにも、学びの一冊、考えるきっかけになる一冊が見つかればと思います。


▼グッドライフの詳細はこちら



interviewee:人事課・櫻井
interviewee:情報システム室・御旅屋
interviewee:バイヤー事業部・小田原
interviewer:広報室・中嶋
writer:広報室・中嶋


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