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実践!デジタル・ミニマリスト
脱スマホ依存 最近、『スマホ脳』と『デジタル・ミニマリスト』を読んだ。こういった本が巷で流行っているというのは、皆多かれ少なかれスマホに依存していることを自覚していることの証左であると思う。
『デジタル・ミニマリスト』によれば、スマホ依存から抜け出すためには「デジタルデトックス」では生ぬるいらしい。同書で挙げられている対策は、かなり過激なものであると言える。以下がその具体的な対策、「デジタル片
続・実践!デジタル・ミニマリスト
晴れてデジタル・ミニマリストとなって5ヶ月ほど経った。デジタル・ミニマリストとは何ぞや?ということは以下の記事に書いてあるので、まだ読んでいない方はそちらから読むことをお勧めする。私の場合、デジタル・ミニマリズムとは、「スマホを使う時間を極力短くしよう」という運動とだいたい同義である。スマホばかり触ってる自分にすっかりうんざりしてしまったので、ちょっとばかりの荒療治である。
さて、最近のスク
ネジバ語文法25: ピボット
As discussed in §9.1, an S/A argument is shared with each verb in cosubordination (1).
(1)
Var-aq=gat kar xu~xut, fuk=sot.
1sg.m-erg.hum=1:pst 3sg.m.abs tr~hit go=thither
“I hit him and (I) went away
ネジバ語文法25: そのほかの従属節
助動詞は格標識と共起し、さまざまな従属的意味を表す。このことから、格標識は接辞というより接語とした方が適切かもしれない。
1.1. “When”
“When” は「~することと」のように表す (1)。
(1)
Sa-varab gat-ke, qat xivo su~suk
VBLZ-child 1:PST-COM N3:NEG:PST fish TR~like
「子供のとき、私は魚を
ネジバ語文法24: 補文節
助動詞は補文節の末に現れる。補文節はふつうSかPとして機能し、文末に現れる。(1) はSとしての補文節の例である。
(1)
S-ur fok [ba-pafs xok=sur]
3SG-NPST good ADVLZ-rapid wake=3:NPST
「早く起きることはいいことだ」
補文節を目的語にとる動詞には sisir「知る」、papanas「話す」、xoxobof「思う」、mimi
ネジバ語文法23: 関係節
関係節は主要部に先行する。関係節では助動詞が節末に現れる。S あるいは P のみ、すなわち絶対格標示の名詞のみ主要部となりうる (1)。準機能名詞も主要部となりうる (こちら参照)。以下の例では [ ] 内が関係節である。
(1)
[Ko=sur Ziugo-q ka~kap=sat]-a fom
[this.ABS=3:NPST Z-ERG.HUM TR~buy=3SG.PST]-NMLZ
ネジバ語文法22: 条件節
条件節は節末の助動詞で表される (1)。主節を欠く条件節は言いさし文となり、命令文として機能する (2)。
(1)
Fuk kur, gur fuk.
go 2:NPST 1:NPST go
「お前が行くなら、私も行く」
(2)
Mi no~nom kur
water.ABS TR~drink 2:NPST
「水を飲め」
詳しくはこちら!
ネジバ語文法21: 連位接続
ネジバ語において、連位接続と従位接続を区別することは重要である。前者は非定形 (動詞) で、後者は定形 (動詞) である。従属節中では新情報と旧情報の別がないため、助動詞は節の末に現れる。
1. 連位接続 連位節は (節と言いつつ) 節ではない、というのも助動詞を持たぬからである。(1) を見よ。
(1)
Var-aq=gat xivo ku~kup, pitos no~nom
1SG.M
ネジバ語文法20: 語順2
1. 節の名詞化 すべての構成素が旧情報である文を作ることに意味はないため、助動詞は文末には現れない。助動詞が文末に現れた場合、節が名詞化されていることを示す。換言すれば、助動詞は名詞化詞として機能している。このような名詞化された節は従属節 (1)、補文節 (2)、関係節 (3)、疑問文 (4) などに用いられる。(4b) の疑問詞疑問文では、疑問詞は焦点位置すなわち助動詞のあとに現れる。
(
ネジバ語文法19: 語順1
ネジバ語の基本語順はSOVである。しかしながら、語順は情報構造に大きく依存する。
1. 情報構造 助動詞は旧情報と新情報の境界として機能する (Figure 3)。このことは疑問文とその答えで確かめられる (1)。
(1)
a.
Ziugo-q=sur xivo ku~kup=xut
Z-ERG.HUM=3:NPST fish.ABS TR~eat=INSIDE
「十五は魚を食べている (十
ネジバ語文法18: 機能語(接語)3
1. 談話接語 談話接語は意味というより談話に影響を与える (?)。様々な種の品詞に付く。
1. va (対比)
va は「は」のように、対比の機能を担う (1)。
(1)
Zipan=gat=va ki-fuk=zen
Japan=1:PST=CTR GOAL-go=BEFORE
「日本は、行ったことがある」
1.2. mat (累加)
mat は「も」のように、累加の機能を担
ネジバ語文法17: 機能語(接語)2
1. 追加接語 追加接語は、その名が示すとおり、意味を追加する接語である。
1.1. tab “again”
tab は英語の接頭辞 re- のように、「再び」を意味する。この接語は動詞にしか付かない (1)。
(1)
a.
ku=tab
come=AGAIN
「再び来る」
b.
kak=tab
write=AGAIN
「書き直す」
1.2. tok “such”
tok
ネジバ語文法16: 機能語(接語)1
ネジバ語には3種の接語を持つ。場所接語、追加接語、談話接語である。
これらは音韻的に主要部に依存し、屈折接辞のあとに付加される。すなわち、格接辞は接語に先行する。これらの接語が共起する場合、場所、追加、談話の順である。
1. 場所接語 場所接語は主要部なしでは現れない。この中のいくつかはLocational clitics cannot appear without their heads.
ネジバ語文法15: 副詞
1. 副詞 ネジバ語には非派生の副詞は5つしかなく、すべて接続詞的な意味である (1)。これらはふつう、文頭に現れる。
(1)
a. xinum 「だから」
b. menk 「なぜなら」
c. zaga 「すなわち」
d. kozim 「しかし」
e. razir 「一方」
程度、様態、時などの副詞は接頭辞 ba- で派生される (2)。
(2)
a.
ba-deks
ADVLZ-big
ネジバ語文法14: 形容詞範疇2
1. 派生形容詞 (分詞) ネジバ語は、形容詞のように名詞を修飾する分詞を持つ。分詞は接中辞より動詞から派生され、この接中辞は動詞語根の最初の子音と母音の間に挿入される。能動分詞接中辞 <os> と受動分詞接中辞 <ar> の別がある。<os> は主要部が A か Sa のときに、<ar> は主要部が P か Sp のときに用いられる (1)。
(1)
a.
s<os>in fat
<ACT.