ネジバ語文法18: 機能語（接語）3

1. 談話接語

　談話接語は意味というより談話に影響を与える (？)。様々な種の品詞に付く。

1. va (対比)

　va は「は」のように、対比の機能を担う (1)。

(1)
Zipan=gat=va ki-fuk=zen
Japan=1:PST=CTR GOAL-go=BEFORE
「日本は、行ったことがある」 

1.2. mat (累加)

　mat は「も」のように、累加の機能を担う (2)。

(2)
a.
Rat kas=mat yuk
3:INF:PST 3SG.F.ABS=TOO go
「彼女も行ったらしい」
b.
Rat kas yuk=mot
3:INF:PST 3SG.F.ABS go=TOO
「彼女も行ったらしい」

1.3. dak (限定)

　dak は「だけ」のように、限定の機能を担う (3)。

(3)
a.
Gat var=dak nas
1:PST 1SG.ABS=ONLY do
「私だけやった」
b.
Gat xip=dak
1:PST say=ONLY
「私は言っただけだ」

1.4. sap (極端)

　sap は「さえ」のように、極端の機能を担う (4)。

(4)
a.
Dat kar=sap ku
3:HS:PST 3SG.M.ABS=EVEN come
「彼でさえ来た」
b.
Qat xor=sap
N3:NEG:PST exist.HUM=EVEN
「お前はいさえしなかった」

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