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HSP

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#HSPあるある

忙しそうに見えるから、お店で店員に声をかけることができません

忙しそうに見えるから、お店で店員に声をかけることができません

いや、正確に言うと声をかけるのを躊躇してしまいます。

これを言うと「めっちゃ意外!」と言われました。でも本当なのです。

たとえば100円ショップ。そんな面積のない店舗であっても取り扱う商品が多すぎて、ほしいものを探すのにいっつも時間がかかります。この間は京都駅の近くにあるイオンモールのダイソーで時間かかりすぎて、あやうく予定してた電車に乗り遅れそうになるほどでした。

そこまでピンチなら、その

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繊細で人見知りな僕は「Clubhouse」をどう使っているか

繊細で人見知りな僕は「Clubhouse」をどう使っているか

流行ってますねClubhouse。僕も使っています。

ただ、僕は超絶人見知りなので、この「音声のみを共有するSNS」という環境下でまったく知らない人の中にえいやっと飛び込む勇気は皆無です。

このClubhouse、チャット機能すらないので、たとえば声を出さずに会話に参加する選択肢がありません。強いて言うならオーディエンスとして参加するのみです。ただ、このオーディエンスとして参加するという機能を

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外食が苦手な繊細さんに、「マクドナルドのモバイルオーダー」もとにかく推したい

外食が苦手な繊細さんに、「マクドナルドのモバイルオーダー」もとにかく推したい

一昨日、こんなエントリを書きました。

このエントリの結論をさらっと書くと、HSP特有の繊細さゆえに店員さんに気を遣わせるのがしんどいのなら、極力店員との接触を避けて食事するという方法があります。

で、これを読んでくれた友人知人から、スシローのほかにも「この店も繊細さんに向いてるかも?」といろいろ教えてもらいました。教えてもらった店の名前を見返しつつ僕もいろいろと考えていたのですが、そういえばひ

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外食が苦手な繊細さんに、「スシロー」をとにかく推したい5つの理由。

外食が苦手な繊細さんに、「スシロー」をとにかく推したい5つの理由。

1年半くらい前に書いたエントリに、いまだにちょくちょく反響をいただきます。

サムネイルの画像でもバレていますが、この記事の結論は「回転寿司サイコー!」ということです。店員さんにまで気を遣う繊細さをもつHSPの方には、注文から提供まである程度店員さんとの接触を減らすことができる回転寿司という場所は、非常に気兼ねなく食事をすることができます。

さて回転寿司と言えばいろんなチェーンがありますが、最近

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「すべてのHSPを救うための文章ではない」ということを、発信する側も受け取る側もわきまえておこう、という話

「すべてのHSPを救うための文章ではない」ということを、発信する側も受け取る側もわきまえておこう、という話

先日アップしたエントリ

に、僕はこんなことを書きました。

実際HSPの当事者でHSPに関する書籍を上梓したり文章を発信している人って、べつに「すべてのHSPの人」を救うためにやっているわけではないと思うのです。

それで「別に自分に言っているわけではないと考える」ことが大事だよと書いたのですが、これは発信する側・情報を受け取る側両方に必要なスキルなのではないか、と、書いたあとでふと思いました。

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「敏感すぎる」という言葉に敏感に反応してしまわないために必要な2つのこと

「敏感すぎる」という言葉に敏感に反応してしまわないために必要な2つのこと

もうずいぶんと前から、スタッフをしているNPOの公式ブログやこのnoteなどで、自分のHSPの体験談や思っていることを書き綴っています。

すると、たまに「なんだか悪いように言われている気がします」「敏感すぎる、という言葉が辛いです」という反応をいただくことがあります。ああ、こういうところにも繊細さが出るんだな・・・と思う反面、自分自身もHSPなので、正直に書くとこうしたフィードバックをいただくこ

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まちがいない、自分も「かくれ繊細さん」の一員だ【時田ひさ子『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』フォレスト出版】

まちがいない、自分も「かくれ繊細さん」の一員だ【時田ひさ子『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』フォレスト出版】

先日大阪駅近くのジュンク堂書店に並んでいるのを見て、ついつい買ってしまった本である。決め手は「かくれ繊細さん」という耳馴染みのなかった言葉。「繊細さん」はだいぶんメジャーになってきたが、「かくれ」とははて?というその好奇心と疑問が、自分をレジへ向かわせた。

そもそもこの本で言う「かくれ繊細さん」とは、HSP全体の3割を占めると言われているいわゆるHSS(High Sensation Seekin

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HSPの「深く考える」と優柔不断の違いについて

HSPの「深く考える」と優柔不断の違いについて

昨日、HSPの4特性「DOES」のうち「D」にあたる深く考えるということについて、自分の実生活を例に出して解説したのですが、

今日、言及という形でこんな感想をいただいていました。

で、その中で、「優柔不断か悩みやすい人であって、あまり深く考える人ではないと思った」という言及がありました。これは自分の文章が稚拙だったゆえに明らかに誤解を招いているところもあるので、補足がてらこのエントリを書いてい

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HSPの「深く考える」とはどの程度か(29歳男性の場合)

HSPの「深く考える」とはどの程度か(29歳男性の場合)

HSP(Highly Sensitive Person:ひといちばい敏感な人)は、必ず「DOES」と言われる4つの特性を持っていると言われています。

この「DOES」とはそれぞれ特性の英文から取られた4文字なのですが、このうち「D」は「Depth of processing」の頭文字で、これは直訳すると「深く考える」という意味をあらわしています。

HSPの人は、その深い思考でものすごく洞察力の

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LINEを自分から聞くのを基本やめた

LINEを自分から聞くのを基本やめた

以前HSPについてインタビューしてもらったなおさんが、HSPHSS向けに『HSPHSSあるある50選』というKindle電子書籍を上梓されました。

そこに、「ライングループやSNSを断捨離する」という項があります。たとえばLINEのグループを抜けたり、ブロックしたり、返信を何日も貯めたり、Twitterのリプライの反応に疲れる、という「あるある」が書かれています。ちなみになおさん自身、Twitt

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HSPの僕が電車の遅延にも大して動じなくなった理由

HSPの僕が電車の遅延にも大して動じなくなった理由

HSP(Highly Sensitive Person:ひといちばい敏感な人)の特徴の一つとして「急な予定変更が苦手」というものがあります。この項目はHSPに関する本でも多く取り上げられている特性です。

友達のドタキャンとか、いろんな「予定変更」がありますが、僕がよく遭遇する予定変更がズバリ「電車の遅延」です。僕は運転免許の類を一切持っていないので必然的に公共交通機関に依存する生活を送っています

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敏感すぎて、ついついイベントを手伝ってしまう

敏感すぎて、ついついイベントを手伝ってしまう

人が集まるところ、たとえば何かの勉強会やワークショップに出向くことが多々あります。参加費があれば払って、名札がわりに名前書いてシール貼ってくださいと言われれば黒マジックで記入してそれを服の適当なところに貼り付ける。そして会が始まり、誰かが進行する流れに身をまかせる。まあこれが一般的な「参加者」と言われる立ち位置だと思います。

でも僕は、気がついたら参加者の範疇を越えて何かしらのお手伝いをしていた

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「ベストはさておき、とりあえず!」―繊細で気がつきすぎるすべての人に届けたい「ラクに生きる方法」【武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』飛鳥新社】

「ベストはさておき、とりあえず!」―繊細で気がつきすぎるすべての人に届けたい「ラクに生きる方法」【武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』飛鳥新社】

この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です。

この書き出しが、この本のすべてを物語っている。

おそらく、「気が利く人」や「気がつきやすい人」というのは良い人であるという認識を持つ人は多いと思う。たとえば冷房がよく効いている状況下で「寒くないですか?大丈夫?」と聞かれたり、そっとブランケットを持ってきてくれるという行動に対して「不愉快

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HSPの僕が一番気を使わない外食先は?

HSPの僕が一番気を使わない外食先は?

おととい書評で取り上げた『敏感にもほどがある』。この本で一番「めっちゃわかる!!!」と共感したのは、外食にめちゃくちゃ気を遣うということでした。

ほんと、店員さんに異常なほど気を遣うのです。とくに何人かで行く居酒屋。その行動自体はまったく嫌いではないし誘われたら行くのですが、ああいうところだとよくビールが人数分より多く運ばれてきたり、逆に「いや、注文したのカシスグレープなんですけど・・・」などと

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