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外食が苦手な繊細さんに、「スシロー」をとにかく推したい5つの理由。

1年半くらい前に書いたエントリに、いまだにちょくちょく反響をいただきます。

サムネイルの画像でもバレていますが、この記事の結論は「回転寿司サイコー!」ということです。店員さんにまで気を遣う繊細さをもつHSPの方には、注文から提供まである程度店員さんとの接触を減らすことができる回転寿司という場所は、非常に気兼ねなく食事をすることができます。

さて回転寿司と言えばいろんなチェーンがありますが、最近「スシロー」がとりわけHSPの人により向いた回転寿司屋であることがわかってきました。どういうことかご説明しましょう。

ちなみに僕はスシローの回し者でもなんでもありませんので、悪しからず。

受付が機械でできる

入店するときに何人か確認されるあれ。自分が回転寿司を利用するときはだいたい一人なのですが、疲れていたり面倒なときはついつい「何名様ですか?」の声に指一本示すだけで声を出さず済ませてしまって、席についたあと「なんて無愛想!」と思うことがしばしばあります。

しかしスシローではこれを機械でさっさとすることができます(もしかしたら一部店舗だけかも)。

これの利点はもうひとつあって、ワンオペとかで店員が入り口にいなくても「スイマセーン!」と大声で呼ぶ必要もないわけです。忙しそうに駆け回る店員を呼ぶべきか否か、所在なさげに入り口すぐのところでたたずむ必要がない、というのも地味に気がラクになるポイントだと思います。

注文は客席でタッチパネル

これはべつにスシローに限らずどこの回転寿司屋でも取り入れられてますが、やっぱりこれ気楽なんですよね。誰にも気兼ねすることなく悩める、って最高です。

食券制の店だと、食券を買うときに逡巡してしまうと後ろに並んでる客に迷惑がかかってしまう。普通に注文する店であれば「お決まりですか?」というプレッシャーと戦うHSPの方も多いはずです。

予算や腹具合と相談しながら、ここでラーメン投入するか否か、いややっぱりビントロと生エビで締めるか、はたまたまさかのチーズケーキいっちゃうか・・・っていう迷い方を、店員に気兼ねなくできるというのはストレスフリーもいいところです。

勝手に流れる注文した寿司

いや、これがなかったら回転寿司じゃないんですけど。

「店員が持ってきてくれる」というのはともすればいいサービスなのかもしれませんが、HSPの人の中にはわざわざ持ってきてくれるのが非常に申し訳ない、と受け取ってしまう場合があります。しかし回転寿司はタッチパネルで注文すると黙って勝手に流してくれます。注文した寿司が近づいてくると機械がチャイムを鳴らして教えてくれます。

寿司じゃなくてもラーメンやケーキも流してくれることが大半です。まあ結局客の見えないところで、誰かが作った寿司やうどんなどをレーンにのせるという作業をしてくれてるからこそ勝手に流れてくるのですが、それを「客の見えないところで」やってるだけでも気を遣うことが和らぎます。

アガリと水はセルフサービス

これもスシローに限らない話ですが、テーブルについている一見手洗いの蛇口に見えるあれ。もちろん手洗いできるわけがありません。あそこから出てくるのは熱湯です。

まあそれはさておき、あの蛇口は本当に天才だと思います。備え付けの粉末緑茶を自分で勝手に数さじ入れて、あそこからお湯を入れればあっという間にアガリができるわけです。店員の手を借りることなくお茶をいただける、というのは非常に気楽なものです。

お会計はセルフレジ

これ、これなんです。僕の行動範囲内にはほかに「くら」と「かっぱ」があるのですが、セルフレジがあるのは「スシロー」だけなんです。(ほかの「くら」や「かっぱ」にあったらごめんなさい)

このセルフレジがあることにより、スシローでは店員と接触する機会が食べた皿が何皿かカウントしてもらうときだけなのです。

回転寿司において店員とのコミュニケーションが必要なのは、会計直前に皿を数えてもらうときとお金払うときぐらい。でもこれくら寿司だと食べた皿を投入口に入れれば勝手にカウントしてくれるし(ついでに5枚に1回ビッくらポン回してくれるし)、レジなんてそのうち自動化される仕事になるので、極論店員と一言も会話することなく寿司食べて会計して帰れる時代が来るかもしれないってことです。

なんてことを冒頭にリンクを貼ったエントリに書いてますが、マジでこの時代が来てます。スシロー、あとは勝手に皿をカウントするシステムを開発してくれたらもう完璧です。しかし逆に言えば「くら」にセルフレジがあればこれまた最強だという話にもなってくるな。

ちなみに僕は支払いの8割をPayPayで済ませるのですが、スシローはPayPay対応なので、わざわざ小銭を取り出す手間を省いてiPhoneだけで決済できるのも非常に気がラクです。後ろに客が並んでる状況で小銭を探すのって死ぬほどプレッシャーですから。

まとめ

よく考えれば、件のエントリを書いたのはコロナ禍の前でした(!)。あのときは、単純に店員に気を遣いすぎてしまうのなら「なるべく店員とコミュニケーションを減らして食事する」ということが近道であり、回転寿司屋なら結構店員との接触を減らして食事することができますよ、ということを伝えたくて書きました。

ところがコロナ禍により、「感染症対策」と言う意味合いで世の中は店員とコミュニケーションを減らす方向性へ突然傾き始めました。入店受付の機械やセルフレジはその典型例だと思います。ここまで書いていて、なんだか世の中が「繊細さん」に寄りはじめてきたのか?とか思いました。

この5つのポイント、たとえば「水がセルフサービス」だけならドリンクバーを備えているサイゼリヤでも同じことが言えますし、それこそ勝手に流れてくる寿司やタッチパネルで注文できるシステムは導入してない回転寿司チェーンのほうが少数でしょう。でもサイゼリヤは食事を持ってくるのは店員さんですし、セルフレジを導入している回転寿司屋はまだまだ限られているはずです。

ここまで繊細さんに向いたシステムを兼ね揃えているお店を、僕はスシロー以外に知りません。もしほかにもこれくらい店員さんとの接触を減らしながら食事ができる店があれば、ぜひ教えてください。

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ちなみに今日の昼もスシローにいったのですが、魔が差して期間限定のアワビを注文してしまった。うまかったです。

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