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【お金】の整理から人生は始まるⅡ


金融機関について

いまさら説明は不要でしょうが。
読み飛ばしても構いません。

金融機関には、いくつか種類があります。

▢【銀行】
▢【信用金庫】
▢【信用組合】
▢(【郵便局】ゆうちょ銀行含む )
に大きく分類されます。

預貯金の種類
普通預金、普通貯金
⇒お金の出し入れはしやすいが金利が低い
定期預金、定期貯金
⇒一定期間お金は引き出せないが金利がやや高め

▢【信託銀行】
一般的な銀行業務のほかに、
顧客の財産を管理する業務。
預金、株式をはじめとする有価証券や
不動産などを管理してくれるほか
遺言書の作成のお手伝いや
保管をしてくれるサービスもあり、
顧客が亡くなったときには
遺言の執行もしてくれる。

▢【証券会社】
有価証券の売買や
売買する人の
仲介役をしている金融機関
証券会社が取り扱う主な有価証券には
株式、債券、投資信託などがある

①株式
 会社の事業資金を提供している人に発行する証券
②債権
 国や会社などに事業資金を貸している人に
 発行する証券
 国の債権を国債といい、会社の債権を社債という
③投資信託
 多くの人から集めたお金を一つにまとめて、
 株式や債券、不動産などに
 投資して運用する金融商品

『これらはリスク商品である』

⇒株式や投資信託などは毎日価格が変わる。
 つまり
 毎日投資の価値が増減する商品であり
 保有している間に
 資産価値に変動が生じることを
 認識しておくこと。

▢【その他の金融機関(ノンバンク)】
預貯金を取り扱わないで
お金を貸すことを
主な業務としている金融機関
消費者金融会社や信販会社
クレジットカード会社などが
それにあたります。

預貯金の整理

1.休眠口座を解約する

  基本的に、ご自身のメインバンクは
  「給与振込口座」に指定されたもので
  生活されておられる方が多いかと思います。

一方
後述致しますが
電子マネーでの取引や
インターネット経由での普及なども相まって
いくつか
口座を保有されておられる方も
大変多い社会となっております。

ライフスタイルに合わせ
お金の使い方を整理される過程で
使っていない口座は
解約してまいましょう。

2018年「休眠預金等活用法」が施行され
10年以上放置された休眠口座の預貯金は
国庫に入れられ
福祉や地域活性化などの予算に使うことが
出来るようになりました。
通常使用していない口座のため
万が一
残高がある場合もあります。
すぐに
確認しましょう。 

残高が0円になっても
すぐに口座はなくなりませんが
長く休眠口座になってしまうと
自動解約する金融機関
も出てきています。

2.心身ともに元気なうちに整理すること

  預貯金口座のお金を出し入れできるのは
  原則として預貯金口座の取引契約をしている
  口座名義人に限られます。

もちろん
当該銀行のカードの暗証番号を知っている場合は
ATMの操作でお金の出し入れは可能です。
カードを持っていることが
お金の出し入れの委任になりますので
むやみにカードを渡したり
暗証番号を教えてしまうことは
絶対にやめてください。

高齢化社会となり
銀行側の対応も
柔軟にしていく方針も打ち出してきてますが
基本的に
各金融機関の窓口に関しては
本人確認を行い
たとえ家族であっても
委任状などがないと
お金を引き出すことができません。

また
名義口座名義人が
意思表示をすることが
難しくなった場合は
家族や代理人の付き添いか
委任状を準備することにより
代理人が手続きをすることになります。

ただ
対応の仕方は金融機関によって
異なりますので
その内容も
元気なうちに
ご確認をしておきたいことです。

また
【お金の終活】において
一番重要なところですが

名義人が死亡した場合
たとえわずかな残高であっても
預貯金の相続手続きをするには
必要書類を揃えるなどの
手間と時間
が掛かります。

そのような中で
まず取り掛かるべきことは
自分の所有する預貯金口座の一覧表を作成し
必要な口座と不要な口座を整理してください。

整理する基準は
まず第一に
合併などによる金融機関の統廃合
店舗の名称変更などが行われていないか
自分が持っている通帳が
現在どの金融機関のものになっているかを
しっかり確認する必要があります。

金融機関とのやり取りに影響は少ないですが
意外と見落としがちなので
念のため調べておきましょう。

そして
生活資金をやりくりしている口座は
あくまで自身のメインバンクとして残すことを
基本とし
その他の口座は
何のために使用しているのか
どのぐらい使用しているのか
メインバンクにやり取りを
移行することはできないのか
引き落としや入金のスパンはどれぐらいなのか
といったことから判断してください。

以上を確認した後に
不要な口座は
解約していくことで
必要最低限の口座数に
しておくことは遺された人に対する責任です。

また
今後の生活の不安も最小限に
留めておくことが可能となります。

以上の判断は
大切なお金に関することです。

繰り返しになりますが
心身ともに
『元気なうちに』
『ご自身の手で』
進めていってください。

3.ペイオフ

金融機関が破綻したとき
預金保険制度に基づいて
預金保険機構が預金者に直接保険金支払いを行うことで
一定額の預貯金が守られる制度のこと。

  金融機関も
  会社の系統のひとつです。

  「大きな銀行だから大丈夫」
  とはもはや妄想であり
  永遠に存在するという時代は
  とっくに終了してます。

ペイオフが実行されたときに
口座の名義人一人につき
1000万円までと
その利息の払い戻しが保証
されます。

ただし
1つの金融機関に同じ名義の口座を
2つ以上持っていると

同一名義の口座の残高は
すべて合計されます


よって
異なる支店に口座があると
合計する作業に日数を要し
ペイオフの手続きが
遅れる恐れがあります。

そういった意味でも
同じ金融機関に
複数の口座を所有している場合
保有する口座の整理の段階で
1つの口座に
まとめておくほうが良いでしょう。

ただし
ペイオフの対象となる金融商品は
およそ決まっていますが
金融機関ごとに内容やルールが
異なることもありますし
ペイオフの対象外でも
他の制度で
守られる金融商品もありますので
こちらも併せて
確認をしておくようにしてください。

4.インターネットバンキング、電子マネー

  インターネットバンキングとは
  金融機関の店舗に行かずに
  パソコンや携帯電話・スマートフォンなどの
  画面でにより預貯金の残高照会や振込指示などの
  金融取引を行うサービスです。

  また
  実際の店舗を持たずに
  インターネットバンキングのみを行う
  ネット専業の銀行(ネット銀行)もあります。

  電子マネーとは
  主として
  スマートフォンなどの端末に
  ダウンロードしているアプリを経由して
  現金を持たずとも
  支払いを行うことであり
  アプリに入金(チャージ)することで
  対応可能な場所で
  取引が出来る決済手段のことです。

▢ 注意点
  ほとんどの各金融機関が
  インターネットバンキングの
  システムを構築しており
  パソコンなどの画面上での
  取引を可能としているため
  すべての処理がオンラインで
  完結できる
ようになっています。

  そのため
  預金通帳や取引明細書などの
  紙の書類が発行されない場合が
  ほとんどです。

  また
  無店舗のネット銀行に関しても
  基本的に書面による情報がありません。

  インターネットバンキングを
  行っていることを家族などに
  話していないと
  家族は
  その人が口座を持っていることすら
  わからないという事態が発生します。

  もしものときに備えて
  エンディングノートに金融機関名や
  問い合わせ方法などを書いておけば
  家族なども取引があることを
  知ることができますし
  使用頻度が少なければ
  解約してください。

  また
  電子マネーにも
  共通して言えること
ですが
  インターネットバンキングで
  取引するためには
  取引に必要な情報として
  IDやパスワードを設定する必要があり
  それらを忘れると
  本人であっても
  取引が出来なくなります。

  また
  主に、アプリなどで
  案内されることが多いのですが
  トークン情報
  
(決済・認証のための一回限りのパスワード)
  も必要になる場面が多いです。

  忘れてしまったパスワードを問い合わせたり
  IDなどを再発行してもらうことは
  本人確認を中心として
  大変な手間と時間が掛かる場合があります。
  毎日使っているメインバンクに関しては
  あまり心配がないかもしれませんが
  記憶力の低下、物忘れもしやすくなるので
  IDやパスワードを紙などに
  メモしておくとよいでしょう。

  ただし
  細心の注意を払う必要があります
  他人に悪用されないよう
  メモの保管場所には充分注意することです。

  エンディングノートは他人に見られることを
  前提としているので
  IDやパスワードは書かないように
  気を付けてください。

今回は以上をお伝えいたしますが
金融機関に関する【終活】で
やるべきことは
ただ一つ。

『お金を保管している場所の整理』

です。

その他の細々したことを

「元気なうちに」片付けていこう

ただそれだけです。

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