shoya takahashi

音楽ライター、TURN編集部。 音楽に関係ないことについても、やきもきしたりするnot…

shoya takahashi

音楽ライター、TURN編集部。 音楽に関係ないことについても、やきもきしたりするnoteです

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固定された記事

今まで書いたもの

まとめました。 ・(2022.3~現在) 音楽メディア「TURN」の編集部に加入。以降もアルバムレビュー、ディスクガイド等執筆中。TURNでの執筆一覧はこちら。 http://turntok

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貧乏飯/反自炊(?)日記

 今夜はレトルトのカレーを食べた。ご飯は職場でもらった非常食用のレトルトご飯を使った。非常食として、いろいろなものと一緒に詰められていたのだろう。餅状に潰れてし…

shoya takahashi
1か月前
1

なぜ誰も、AI生成画像の気持ち悪さに言及しないのか

わたしは最近noteでエッセイを書き始めた。 エッセイとは文章のことだから、記事に画像を載せる必要はない。とはいえ画像がない状態で投稿すると、一覧表示にしたときにな…

shoya takahashi
2か月前
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他人の経歴を得意げに話す人

高校生のとき、担任の教師の経歴を、あたかも自分ごとのように話す友人がいた。その教師は、超難関大学を合格していたにもかかわらず、しっくりこなかったため浪人。その後…

shoya takahashi
2か月前
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食事に対する経済感覚の緩さ

わたしは、食費の支出が多い生活をしていると思う。 そうは言っても、高級なレストランやホテルに行ったり、ワンランク上の定食屋(?)に行ったりしているわけではない。…

shoya takahashi
2か月前

腹割って話してる「風の」会話

会話には大きく分けて2種類ある。一つは、わたしたちがイメージする会話なので多くは書かない。 もう一つは、会話という体裁をとっているが、一方が相手のストーリーに合…

shoya takahashi
2か月前

ひろゆきを引用する大人

以前、仕事の出張で空港に行って、荷物チェックのゲートを通るための列に並んでいたときのこと。 混んでいたので周りには、多少イライラしている大人もいたのだが、その中…

shoya takahashi
2か月前
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麺、音楽、2023年振り返り

つけ麺だと、スープは魚介などのドロドロのものが好き、麺は芯のあるような極太のが好き。音楽でもそういうものが好きだなと最近気づきました。とにかく味が濃くって、わか…

shoya takahashi
5か月前
1

10年代ベスト

Radiohead / The King of Limbs(2011) Passion Pit / Gossamer(2012) くるり / THE PIER(2014) Grimes / Art Angels(2015) Arca / Mutant(2015) PJ Harvey / The…

shoya takahashi
10か月前

BEST OF 2022

2022年の年間ベストを作るはずでしたが、Two ShellやGilla Bandのような知名度の高い作品を並べてもつまらないと思い、おすすめの20作みたいになりました。画像にリンクを…

映画『キャンディマン』所感

『キャンディマン』が凄まじく良かった。『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールは本作ではプロデューサーという立場だけど、左右回転逆さに動きまくるカメラやポ…

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二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

Spotifyプレイリスト〈Lorem〉でこの曲が流れてきたとき、タイトルを見ずに聴いていたわたしは、プリコーラスが終わるころになってようやくこれが、ガール・イン・レッ…

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ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”

伸縮と偏り 前作『グレイ・エリア』から2年半。当時とちがって、我々はすでにSAULTによる5枚ものアルバムを知っている世界の人間だけど、SAULTのインフローが前作に引き…

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今まで書いたもの

まとめました。

・(2022.3~現在) 音楽メディア「TURN」の編集部に加入。以降もアルバムレビュー、ディスクガイド等執筆中。TURNでの執筆一覧はこちら。
http://turntokyo.com/writers/shoya-takahashi/

・(2024.4)rockin'on 5月号にFour Tetのレヴューを寄稿。

・(2024.3)rockin'on 4月号にTy Seg

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貧乏飯/反自炊(?)日記

貧乏飯/反自炊(?)日記

 今夜はレトルトのカレーを食べた。ご飯は職場でもらった非常食用のレトルトご飯を使った。非常食として、いろいろなものと一緒に詰められていたのだろう。餅状に潰れてしまい食べづらかった。夜食にスイカを食べた。
 昨夜はコンビニで買ったカレーメシを食べた。
 一昨日は食パンにりんごジャムと蜂蜜を塗って食べた。夜食にもう一枚食べたので、腹をくだした。

 金欠のため、ボーナスが振り込まれるまではこういう生活

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なぜ誰も、AI生成画像の気持ち悪さに言及しないのか

なぜ誰も、AI生成画像の気持ち悪さに言及しないのか

わたしは最近noteでエッセイを書き始めた。
エッセイとは文章のことだから、記事に画像を載せる必要はない。とはいえ画像がない状態で投稿すると、一覧表示にしたときになんだか寂しいことがわかったので、画像をつけることにした。画像について自分にはこだわりがなかったので、生成AIに画像を作ってもらって、それを使うことにした。
noteをカチャカチャいじっていることに気づいたのだが、noteには生成AIによ

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他人の経歴を得意げに話す人

他人の経歴を得意げに話す人

高校生のとき、担任の教師の経歴を、あたかも自分ごとのように話す友人がいた。その教師は、超難関大学を合格していたにもかかわらず、しっくりこなかったため浪人。その後、難関ではないものの自分が元々興味を持っていた私立大学に入学したという、本人の口から聞いたらなかなか面白い経歴(学歴?)を持っている(わたしがここで書いても面白くないのは、この経験がわたしの経験ではないからだ)。
だが、その教師が言っていた

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食事に対する経済感覚の緩さ

食事に対する経済感覚の緩さ

わたしは、食費の支出が多い生活をしていると思う。
そうは言っても、高級なレストランやホテルに行ったり、ワンランク上の定食屋(?)に行ったりしているわけではない。ただ、外食をしたり、コンビニでアイスを買ったり、ラーメンをチャーハンセットにしたり、そういうことへの抵抗が少ないだけである。
周囲の人と、このあたりの感覚について共有することが少ないので、実際のところ自分の感覚がどんなものなのかはわからない

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腹割って話してる「風の」会話

腹割って話してる「風の」会話

会話には大きく分けて2種類ある。一つは、わたしたちがイメージする会話なので多くは書かない。
もう一つは、会話という体裁をとっているが、一方が相手のストーリーに合わせて相槌を入れたりするだけという、常套句による応酬のことである。便宜上、「会話のゾンビ」とでも呼んでみようか。
わたしは職場の上司と話すときに、この会話のゾンビ状態になっている。
上司はあくまで、うまくコミュニケーションをとっているつもり

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ひろゆきを引用する大人

ひろゆきを引用する大人

以前、仕事の出張で空港に行って、荷物チェックのゲートを通るための列に並んでいたときのこと。
混んでいたので周りには、多少イライラしている大人もいたのだが、その中に旅行客だろうか、子供2人連れの夫婦がいた。落ち着きのない子供と人混みに、両親は明らかにイライラしていて、特に父親は少し大きな声でぼやきを漏らしたりしていた。
僕は、ちょっといやな人の近くに並んでしまったなと思ったし、仮に自分に何か文句でも

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麺、音楽、2023年振り返り

つけ麺だと、スープは魚介などのドロドロのものが好き、麺は芯のあるような極太のが好き。音楽でもそういうものが好きだなと最近気づきました。とにかく味が濃くって、わかりやすくて、でもゴリっと芯というか毒のあるやつ。でも大味だったり油分が多い、余剰物が多いのは胃もたれするしやや苦手(でもスリップノットは案外好き)。ラーメンでいえば、薄味のしょうゆの細麺などは自分に合わない。音楽だって、細かな音のテクスチャ

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10年代ベスト

Radiohead / The King of Limbs(2011)
Passion Pit / Gossamer(2012)
くるり / THE PIER(2014)
Grimes / Art Angels(2015)
Arca / Mutant(2015)
PJ Harvey / The Hope Six Demolition Project(2016)
Radiohead / A Moon

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BEST OF 2022

BEST OF 2022

2022年の年間ベストを作るはずでしたが、Two ShellやGilla Bandのような知名度の高い作品を並べてもつまらないと思い、おすすめの20作みたいになりました。画像にリンクを貼ってあります。ではどうぞ。

20.Jay Wheeler『De Mí Para Tí』

19.Hatis Noit『Aura』

18.Editrix『Editrix II: Editrix Goes to H

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映画『キャンディマン』所感

映画『キャンディマン』所感

『キャンディマン』が凄まじく良かった。『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールは本作ではプロデューサーという立場だけど、左右回転逆さに動きまくるカメラやポップミュージック引用のセンスは、特に『アス』と地続きであるように感じた。それと同時に、私は常日頃ホラー映画はコメディ映画とともに「映画とは独立した映像作品の1ジャンル」と何となく思っているが、この『キャンディマン』はその考えを強固なものにし

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二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

Spotifyプレイリスト〈Lorem〉でこの曲が流れてきたとき、タイトルを見ずに聴いていたわたしは、プリコーラスが終わるころになってようやくこれが、ガール・イン・レッドによる、キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの曲のカヴァーであることに気がついた。いまグローバルで最もSpotifyで再生されているサマーアンセム「Stay」は、イントロのドリーミーなピアノの響きによって寂しい秋のバラード

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ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”

ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”

伸縮と偏り
前作『グレイ・エリア』から2年半。当時とちがって、我々はすでにSAULTによる5枚ものアルバムを知っている世界の人間だけど、SAULTのインフローが前作に引き続きプロデュースしているという前情報なしに聴いても、この新作のサウンドとリズムの豊かさに驚いたはず。

さて、このアフロビート調の“ポイント・アンド・キル”について。イントロに続きトーキング・ヘッズ“イ・ズィンブラ”の

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