shoya takahashi

音楽ライター、TURN編集部。 音楽に関係ないことについても、やきもきしたりするnot…

shoya takahashi

音楽ライター、TURN編集部。 音楽に関係ないことについても、やきもきしたりするnoteです

最近の記事

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今まで書いたもの

まとめました。 ・(2022.3~現在) 音楽メディア「TURN」の編集部に加入。以降もアルバムレビュー、ディスクガイド等執筆中。TURNでの執筆一覧はこちら。 http://turntokyo.com/writers/shoya-takahashi/ ・(2024.4)rockin'on 5月号にFour Tetのレヴューを寄稿。 ・(2024.3)rockin'on 4月号にTy Segallのレヴューを寄稿。 ・(2024.2)rockin'on 3月号にM.I

    • 貧乏飯/反自炊(?)日記

       今夜はレトルトのカレーを食べた。ご飯は職場でもらった非常食用のレトルトご飯を使った。非常食として、いろいろなものと一緒に詰められていたのだろう。餅状に潰れてしまい食べづらかった。夜食にスイカを食べた。  昨夜はコンビニで買ったカレーメシを食べた。  一昨日は食パンにりんごジャムと蜂蜜を塗って食べた。夜食にもう一枚食べたので、腹をくだした。  金欠のため、ボーナスが振り込まれるまではこういう生活をしようと思っている。学生時代も究極に金がなかったときは、一日に豆腐を二丁食べる

      • なぜ誰も、AI生成画像の気持ち悪さに言及しないのか

        わたしは最近noteでエッセイを書き始めた。 エッセイとは文章のことだから、記事に画像を載せる必要はない。とはいえ画像がない状態で投稿すると、一覧表示にしたときになんだか寂しいことがわかったので、画像をつけることにした。画像について自分にはこだわりがなかったので、生成AIに画像を作ってもらって、それを使うことにした。 noteをカチャカチャいじっていることに気づいたのだが、noteには生成AIによる画像を使用した記事が案外多い。noteで写真を選ぶオプションの中にも、AIを使

        • 他人の経歴を得意げに話す人

          高校生のとき、担任の教師の経歴を、あたかも自分ごとのように話す友人がいた。その教師は、超難関大学を合格していたにもかかわらず、しっくりこなかったため浪人。その後、難関ではないものの自分が元々興味を持っていた私立大学に入学したという、本人の口から聞いたらなかなか面白い経歴(学歴?)を持っている(わたしがここで書いても面白くないのは、この経験がわたしの経験ではないからだ)。 だが、その教師が言っていた経験談を、その友人はさも得意げに話していた。自分の経験ではないのに、どうしてそん

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        今まで書いたもの

          食事に対する経済感覚の緩さ

          わたしは、食費の支出が多い生活をしていると思う。 そうは言っても、高級なレストランやホテルに行ったり、ワンランク上の定食屋(?)に行ったりしているわけではない。ただ、外食をしたり、コンビニでアイスを買ったり、ラーメンをチャーハンセットにしたり、そういうことへの抵抗が少ないだけである。 周囲の人と、このあたりの感覚について共有することが少ないので、実際のところ自分の感覚がどんなものなのかはわからない。それに多くの知り合いとは、収入も実家の裕福さも、食費以外の経済感覚も違うだろう

          食事に対する経済感覚の緩さ

          腹割って話してる「風の」会話

          会話には大きく分けて2種類ある。一つは、わたしたちがイメージする会話なので多くは書かない。 もう一つは、会話という体裁をとっているが、一方が相手のストーリーに合わせて相槌を入れたりするだけという、常套句による応酬のことである。便宜上、「会話のゾンビ」とでも呼んでみようか。 わたしは職場の上司と話すときに、この会話のゾンビ状態になっている。 上司はあくまで、うまくコミュニケーションをとっているつもりなのだろう。わたしはと言うと、上司の発言や喋り始めるタイミングを邪魔しないように

          腹割って話してる「風の」会話

          ひろゆきを引用する大人

          以前、仕事の出張で空港に行って、荷物チェックのゲートを通るための列に並んでいたときのこと。 混んでいたので周りには、多少イライラしている大人もいたのだが、その中に旅行客だろうか、子供2人連れの夫婦がいた。落ち着きのない子供と人混みに、両親は明らかにイライラしていて、特に父親は少し大きな声でぼやきを漏らしたりしていた。 僕は、ちょっといやな人の近くに並んでしまったなと思ったし、仮に自分に何か文句でも言ってこようものなら溜まらないので、できるだけ彼らの方には顔や体を向けずに、少し

          ひろゆきを引用する大人

          麺、音楽、2023年振り返り

          つけ麺だと、スープは魚介などのドロドロのものが好き、麺は芯のあるような極太のが好き。音楽でもそういうものが好きだなと最近気づきました。とにかく味が濃くって、わかりやすくて、でもゴリっと芯というか毒のあるやつ。でも大味だったり油分が多い、余剰物が多いのは胃もたれするしやや苦手(でもスリップノットは案外好き)。ラーメンでいえば、薄味のしょうゆの細麺などは自分に合わない。音楽だって、細かな音のテクスチャなんて自動車のエンジン音にかき消されてわかんないように。最近地元にできたラーメン

          麺、音楽、2023年振り返り

          10年代ベスト

          Radiohead / The King of Limbs(2011) Passion Pit / Gossamer(2012) くるり / THE PIER(2014) Grimes / Art Angels(2015) Arca / Mutant(2015) PJ Harvey / The Hope Six Demolition Project(2016) Radiohead / A Moon Shaped Pool(2016) Against All Logic / 2

          BEST OF 2022

          2022年の年間ベストを作るはずでしたが、Two ShellやGilla Bandのような知名度の高い作品を並べてもつまらないと思い、おすすめの20作みたいになりました。画像にリンクを貼ってあります。ではどうぞ。 20.Jay Wheeler『De Mí Para Tí』 19.Hatis Noit『Aura』 18.Editrix『Editrix II: Editrix Goes to Hell』 17.Vitesse X『Us Ephemeral』 16.Eck

          映画『キャンディマン』所感

          『キャンディマン』が凄まじく良かった。『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールは本作ではプロデューサーという立場だけど、左右回転逆さに動きまくるカメラやポップミュージック引用のセンスは、特に『アス』と地続きであるように感じた。それと同時に、私は常日頃ホラー映画はコメディ映画とともに「映画とは独立した映像作品の1ジャンル」と何となく思っているが、この『キャンディマン』はその考えを強固なものにした。 ジョーダン・ピールの監督デビュー作『ゲット・アウト』には、「あまりに黒人

          映画『キャンディマン』所感

          二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

          Spotifyプレイリスト〈Lorem〉でこの曲が流れてきたとき、タイトルを見ずに聴いていたわたしは、プリコーラスが終わるころになってようやくこれが、ガール・イン・レッドによる、キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの曲のカヴァーであることに気がついた。いまグローバルで最もSpotifyで再生されているサマーアンセム「Stay」は、イントロのドリーミーなピアノの響きによって寂しい秋のバラードに替わる。 ■ジェンダーロールの破壊  原曲では、80年代風のシンセによる短

          二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

          ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”

          伸縮と偏り 前作『グレイ・エリア』から2年半。当時とちがって、我々はすでにSAULTによる5枚ものアルバムを知っている世界の人間だけど、SAULTのインフローが前作に引き続きプロデュースしているという前情報なしに聴いても、この新作のサウンドとリズムの豊かさに驚いたはず。 さて、このアフロビート調の“ポイント・アンド・キル”について。イントロに続きトーキング・ヘッズ“イ・ズィンブラ”の「がっ!りっじべーり」という歌いだしが始まらないか不安になる感じは、もちろん映画

          ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”