shoya takahashi

1997年、静岡県浜松市生まれ。プログラマー、ライター、TURN編集部。

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1997年、静岡県浜松市生まれ。プログラマー、ライター、TURN編集部。

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今まで書いたもの

まとめました。 ・(2022.3~現在) 音楽メディア「TURN」の編集部に加入。以降もアルバムレビュー、ディスクガイド等執筆中。TURNでの執筆一覧はこちら。 http://turntokyo.com/writers/shoya-takahashi/ ・(2024.1)rockin'on 2月号にNewDadのレヴューを寄稿。 ・(2023.12)rockin'on 1月号にLol Tolhurstのレヴューを寄稿。「RO AOTY 2023」企画にも2本の原稿(Ja

    • 麺、音楽、2023年振り返り

      つけ麺だと、スープは魚介などのドロドロのものが好き、麺は芯のあるような極太のが好き。音楽でもそういうものが好きだなと最近気づきました。とにかく味が濃くって、わかりやすくて、でもゴリっと芯というか毒のあるやつ。でも大味だったり油分が多い、余剰物が多いのは胃もたれするしやや苦手(でもスリップノットは案外好き)。ラーメンでいえば、薄味のしょうゆの細麺などは自分に合わない。音楽だって、細かな音のテクスチャなんて自動車のエンジン音にかき消されてわかんないように。最近地元にできたラーメン

      • 10年代ベスト

        Radiohead / The King of Limbs(2011) Passion Pit / Gossamer(2012) くるり / THE PIER(2014) Grimes / Art Angels(2015) Arca / Mutant(2015) PJ Harvey / The Hope Six Demolition Project(2016) Radiohead / A Moon Shaped Pool(2016) Against All Logic / 2

        • BEST OF 2022

          2022年の年間ベストを作るはずでしたが、Two ShellやGilla Bandのような知名度の高い作品を並べてもつまらないと思い、おすすめの20作みたいになりました。画像にリンクを貼ってあります。ではどうぞ。 20.Jay Wheeler『De Mí Para Tí』 19.Hatis Noit『Aura』 18.Editrix『Editrix II: Editrix Goes to Hell』 17.Vitesse X『Us Ephemeral』 16.Eck

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        今まで書いたもの

          映画『キャンディマン』所感

          『キャンディマン』が凄まじく良かった。『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールは本作ではプロデューサーという立場だけど、左右回転逆さに動きまくるカメラやポップミュージック引用のセンスは、特に『アス』と地続きであるように感じた。それと同時に、私は常日頃ホラー映画はコメディ映画とともに「映画とは独立した映像作品の1ジャンル」と何となく思っているが、この『キャンディマン』はその考えを強固なものにした。 ジョーダン・ピールの監督デビュー作『ゲット・アウト』には、「あまりに黒人

          映画『キャンディマン』所感

          二つの声と語り手 ー ガール・イン・レッド 「Stay - Spotify Singles」

          Spotifyプレイリスト〈Lorem〉でこの曲が流れてきたとき、タイトルを見ずに聴いていたわたしは、プリコーラスが終わるころになってようやくこれが、ガール・イン・レッドによる、キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの曲のカヴァーであることに気がついた。いまグローバルで最もSpotifyで再生されているサマーアンセム「Stay」は、イントロのドリーミーなピアノの響きによって寂しい秋のバラードに替わる。 ■ジェンダーロールの破壊  原曲では、80年代風のシンセによる短

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          ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”

          伸縮と偏り 前作『グレイ・エリア』から2年半。当時とちがって、我々はすでにSAULTによる5枚ものアルバムを知っている世界の人間だけど、SAULTのインフローが前作に引き続きプロデュースしているという前情報なしに聴いても、この新作のサウンドとリズムの豊かさに驚いたはず。 さて、このアフロビート調の“ポイント・アンド・キル”について。イントロに続きトーキング・ヘッズ“イ・ズィンブラ”の「がっ!りっじべーり」という歌いだしが始まらないか不安になる感じは、もちろん映画

          ほぼ1000字レヴュー Little Simzの“Point and Kill (feat. Obongjayar)”