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#140字小説『おかずリクエストクエスト』/お題:千切り大根の日/Xへポスト2/17

2024年2月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『おかずリクエストクエスト』

実家にいた頃「夕飯何がいい?」と聞かれて「なんでもいい」と答えると「一番困る」と怒られた。「ハンバーグは?」と提案すると「いきなり言われてひき肉があるわけないでしょ」とキレられた。
今なら迷わず「切り干し大根ときんぴらが食べたい」とねだるだろう。
あの頃嫌っていた茶色いおかずが最強。

2024年2月17日作

◆2月17日は「千切り大根の日」なので
 自主お題として創作しました。

乾燥野菜食品メーカーの「こだま食品株式会社」が制定したそうです。
日付は、千切り大根(切り干し大根)の生産が2月に最盛期を迎える
ことと、「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」とを
合わせて、2月17日としたものから。
同社は千切り大根の普及に努めており、日本の伝統食である千切り大根
の良さを広く知ってもらうことが目的のようですよ。
また、千切り大根の文化の発展と、この文化が次の世代へと引き継がれて
いくことを願い記念日としたらしいです。

千切り大根:大根を天日干しで乾燥させたもの。
西日本では「千切り大根」、東日本では「切り干し大根」と呼ぶことが
多いようですね。また、京都では「軒しのぶ」とも呼ぶみたいですよ。

筆者は「西日本に住んでいたこともあるが、基本的には東日本の文化で
育った者」なので、「切り干し大根」の方が馴染みがあります。
よって、本文中に登場するのは「切り干し大根」としました。
料理名としては「切り干し大根の煮物」を「切り干し大根」、ごぼうと
にんじんを使った「きんぴらごぼう」を「きんぴら」と言っているイメージ
で書きました。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆「茶色弁当」が登場する「佃煮の日」で創作した140字小説です。
 30秒程度で読了可能だと思いますので、ぜひ合わせてご一読ください。↓


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