『プレゼン』とは『プレゼント』であるという衝撃を受けた課長の話
新人の部下が主担当として初めて開発した製品をお客様にプレゼンしに行くことが決まったときにお勧めした本をまとめたので共有してみようと思います。
部下から相談してもらってとてもうれしい課長
今年入社3年目の新人の部下が紆余曲折を経て最近初めて製品をリリースしました。
せっかくなのでお客様にプレゼンする資料の準備と、実際のプレゼンを任せることにした。
僕『〇〇君、プレゼンもよろしくね』
部下『はい、頑張ってみます!ついてはケツアゴさん(僕の名前)何かアドバイスをいただくことは可能でしょうか?』
依頼してノータイムでアドバイスを求めてきたことはやや頼りなくあるけども、でも新人が初めてトライする仕事だからそれも仕方ないか。
しかし、それ以上に頼ってもらえるのがうれしい。
僕に聞けば何か的確なアドバイスがもらえると思ってもらえていることが単純にうれしい。
そして機嫌のよくなった僕は翌日に自宅から『これぞ』と思う本を会社に持っていくべく鞄に入れ、そしてまとめ資料を作ってみた。
最近自分の会社の人のためにも、自分のためにもまとめておくようにしているアレである。
実際に部下に紹介した本
僕が比較的最近読んだ本でプレゼンのための心構えが素敵に書かれているものを紹介した。
前回の記事で面接を控えた隣の部署の方に紹介した本と同じ伊藤羊一さんの共著である。
振り返って思えば、最近の僕はソフトバンク関連の本ばかり読んでいる気がする。
それはさておき
この本はとてもいい本だからこそ部下に紹介したわけだが、正直新人の部下に身に着けてもらいたいと思うプレゼンのエッセンス部分は真ん中のあたりだけになる。
その部分をなんとか3スライド(+表紙でA4用紙に片面2スライド・両面印刷でA4用紙ペラ1枚に収まるように心がけてます)で40%の内容が伝えられるように頑張った。
それを皆さんに共有してみます。
どこがよかったのか?
この本を読んで僕に一番ぶっ刺さった言葉はこれです。
『プレゼン』とは『プレゼント』である
もうこの一言にすべての要素が詰まっていると思いました。
本気で誰かにプレゼントを選びたいと思ったときに、相手のことを考えない人なんていませんよね?
相手が恋人であれ、お世話になった上司の送別の品であれ、子供の誕生日プレゼントであれ。
相手のことを考えて考えて、たくさんの選択肢から選び抜くでしょう?プレゼントを受け取った相手の喜ぶ姿を想像するでしょう?プレゼントを受け取った相手がそれを使う日常を想像するでしょう?
プレゼンはそうあるべきだとこの本には書いてあります。
こう考えるだけでプレゼン準備にあたっての心構えが全然変わってくる。
今までの自分はそもそもプレゼンの意味をはき違えていたのではないかと思えるような衝撃があった。
それをアウトプットに落とし込む要素は上のまとめ画像をご覧ください。
いや、ぜひとも本を読んでみてください。
そしてそれを伝えるための方法も素敵なことが書いてありました。
相手の心のキャンバスに絵を塗り重ねるように話す
相手はこれから自分がするプレゼンから何かを得ようとしている。だからプレゼンの前の状態は真っ白いキャンバスになっている。
そこに一緒に絵を描いていくようにして、イメージを共有できるように導いていく。
だからこそ自分が伝えたい事、伝えようと思っていたものと同じゴールに到達できる。
そしてそれをアウトプットに落とし込む要素も上のまとめ画像をご覧ください。
いや、ぜひとも本を読んでみてください。
まとめ
自己紹介の記事にも書きましたが、僕は学生時代からプレゼンが得意だと思ってましたし、学会・社内外で賞ももらったりしてました。
だから自信があったのですが、完全なる井の中の蛙。とても恥ずかしい。
とても落ち込みもしたけど、自分の得意なことがアップデートできたことをポジティブに捉えていこうと思ったし、僕より年齢が干支一周分下の部下にも若いうちに高いレベルの考えを持ってほしいと思ってこの本を紹介したわけでした。
こんなこと書いてる僕はこんな人間です。
よかったらこっちも読んでもらえるととてもうれしいです。
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