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発達障害・障害etc.

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#育児

【帰省・おでかけ】自閉症の子が公共の場で学ぶチャンスを少しだけください

【帰省・おでかけ】自閉症の子が公共の場で学ぶチャンスを少しだけください

◆自宅にこもりがちな自閉症の子とその家族◆
自閉症のある子が家族にいると、普段家で何気なく過ごす事ももちろん大変なのですが、「おでかけ」となるとそのハードルは高くなり、多くの自閉症の子の家族は外出する事を出来る限り控えます。

もし出かける場合、たいていの家族は車での移動を選びます。その方が自閉症の子供のストレスが抑えられリラックスできやすい環境だというのもあるんですが、電車・飛行機などの公共の交

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「依存先を増やす、が自立への鍵」って本当にそうだと実感!

「依存先を増やす、が自立への鍵」って本当にそうだと実感!

このNoteのタイトルは「自立は、依存先を増やすこと」という熊谷晋一郎先生の下記記事中の言葉です。

この記事を読んだ当初「なるほどな!」と思いながらも、「依存先を増やす」ってことがあまり実感はできてなかったんだよね。

今日は、そんな私が「やっぱりそうだったんだ!」を実感するまでのお話し。

息子と私は、二人きりでアメリカに移住してきました。
自閉症の人には「見通しが持てない事に不安」になったり

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ほっとするから抱きしめて

ほっとするから抱きしめて

うちの子ども達は、「ぎゅーして!」と言いに来ることが多い。
もっぱら次女の言葉だったけど、最近は長女もハグしてもらいに来るようになった。
これが言えるようになったってことは、甘え方を少し勉強したのかなと微笑ましく思ってます。

『微笑ましい』レベルを超えてるのが次女の「ぎゅーして!」の頻度なんだけど、今は30分に1回くらい。
一番頻繁だったときは5分に1回という頻発ぶり(笑)
小学校入学直前がこの

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発達障害の事を知らない人に興味を持ってもらうことの難しさ

発達障害の事を知らない人に興味を持ってもらうことの難しさ

これは、8年前にツイッターを始めた時の初ツイート。この時から私は、アスペルガーや自閉症をはじめとする発達障害の理解をすすめる為に何かしたい、どうすればいいのか、どうやってわかってもらえばいいのか、何を伝えるべきなのか…を追求し続けてきて今に至っています。

その中でツイッターに始まり、ブログ、Facebook、ハフポストに寄稿…と色々自分なりに私自身ができることをやってきたつもりなんだけど、どうし

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【心の理論】「自閉症の人は、他の人の気持ちが理解できない」って違うと思うの

【心の理論】「自閉症の人は、他の人の気持ちが理解できない」って違うと思うの

(はじめにお断りしておきますが、今日のnoteはちょっと長めです。)

日々の生活の中で、多分大半の人は「相手の人はこう考えてるんだろうな?」「私がこれを言えば、多分嬉しがってくれるだろうな」といった、他の人の気持ちをなんとなく推し量ってコミュニケーションをとっていると思うのね。

こういうのを「心の理論(Theory of Mind):英語圏ではToMと略されることが多いです」といって、他の人の

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パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

人と接する時、そこには自分と相手の境界線があるよね。でも厄介なのは、自分と相手の境界線がずれてる事。

自分の境界内(パーソナルスペース)に相手が侵入してきて不快な思いをしても、相手にはそれはわからないんだよね。だからその不快感を態度で示す。そしたら逆に相手はその態度を失礼だと怒ったり…。だってそもそもその相手に悪気はない(不快な思いをさせているとは気づいていない)んだからね。

例えば、電車でく

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