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北海道立高校吹奏楽部パワハラ自殺訴訟 事後対応の一部は不適切とするも、顧問の行為はパワハラとせず 自殺との因果関係もなしと判断
2013年3月3日、北海道立高校の1年、悠太(享年16)が地下鉄の電車にはねられて死亡した。所属していた吹奏楽部の顧問による行為は「指導ではなくパワハラ」であり、それを苦にして自殺したとして、母親が北海道を相手に約8400万円の賠償を求めていた裁判の判決が4月25日、札幌地裁(高木勝己裁判長)であった。
高木裁判長は「指導は必要性が認められ、内容も違法とは言えない」などとし、顧問の行為の違法性、
いじめを放置した教員の処分項目などを試案で削除 遺族や被害者家族らは反対―いじめ防止対策推進法改正議論
「子どもの命よりも、学校関係者のほうが大事なの?」。いじめ防止対策推進法の改正案が議論されている。同法は、附則で「施行後3年を目処」に、施行状況を見ながら、改正をすることになっていたが、2013年6月の施行からすでに6年が経とうとしている。超党派の国会議員による勉強会(座長・馳浩衆議院議員)で関係者のヒアリングを行った結果、座長試案が示された。しかし、その内容が12月段階に示されたものから大きく後
もっとみる札幌・吹奏楽部パワハラ自殺訴訟 被害者の同級生が語る後悔と学校への違和感
2013年3月、北海道立高校の1年、悠太(享年16)が地下鉄の電車にはねられて死亡した。所属していた吹奏楽部の顧問によるパワハラを苦にして自殺したとして、母親が北海道を訴えている裁判が、4月25日、判決を迎える。この訴訟では、悠太の同級生が証言をした。学校の教員の指導をめぐっての訴訟で同級生が証言するのは珍しい。なぜ、証言したのかを含めて、筆者は、同級生に取材することができた。そこには同級生として
もっとみる札幌・吹奏楽部指導死訴訟 自殺前日の指導について遺族が疑問を呈するも、「分析してない」と指導主事が証言 アンケート原本も確認せず
BLOGOS 2018年12月28日掲載
2013年3月3日、北海道立高校の1年生、悠太(享年16)が地下鉄の電車にはねられ死亡した。所属していた吹奏楽部の顧問による不適切な指導を苦にして自殺したとして、母親が北海道を訴えている裁判が12月21日、札幌地裁(高木勝己裁判長)で開かれた。この日は、北海道教育委員会石狩教育局の指導主事(当時)の証人尋問が行われ、指導主事は、アンケートの原本は確認して
遺書には「本当はもっと生きたかった」「毎日が生き地獄」 不十分な学校対応が影響と報告書 当時の担任らは懲戒処分 新潟県高1いじめ自殺
BLOGOS 2018年11月27日掲載
2016年11月21日、新潟県立新潟工業高校の1年、拓海(仮名、当時15)が新潟市内のJR越後線内で電車にひかれて亡くなった。自殺だった。自室の机の上に置かれていた遺書には「本当はもっと生きたかったけど、生きていける気がしない」などと書かれていた。
遺族は、拓海が担任に3回もいじめ相談していたことを知り、「伝えてほしかった」と残念がる。2018年9月に
「娘の中では激動なことが起きていたのではないか」 合宿の集合場所には行かずに…父親の告白 〜名古屋市女子中学生自殺
BLOGOS 2018年11月20日掲載
2018年1月5日、愛知県名古屋市名東区のマンション9階から、同市立中学校の女子生徒・真美(仮名、当時13)が転落し、死亡した。愛知県警は自殺と判断した。名古屋市教育委員会は遺族の求めに応じ、「いじめの重大事態」として、調査委員会「名古屋市いじめ対策検討会議」で、いじめの有無や因果関係などを調査している。遺族の父親が、筆者の取材に応じた。
真美は201