渋井哲也

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渋井哲也

フリーライター。生きづらさ、自殺、虐待、震災を取材。取材受付中(.https://twitter.com/shibutetu )。 22年5月31日付でBLOGOSというニュースサイトの閉鎖に伴い、同サイトで掲載していた記事の一部をnoteに移しました。

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50回以上したけれど、今回が痴漢の初犯----不同意性交等罪裁判の傍聴

3月18日。東京地裁。  この日のお目当ての学校関連裁判を傍聴したあと、別の裁判を傍聴した。  不同意性交等罪。  裁判長:香川徹也。  被告人:峯岸和広。 冒頭陳述  2023年9月22日午前7時27分から33分の間に、京成線の青砥駅から押上駅の間で、15歳の女性のおしりをさわり、同意がないのに、下着の中に手を入れ、性器を触った。  被告人は令和4年ごろからストレスを解消するため、週1回ほど、痴漢行為を繰り返してきた。犯行の日、駅で痴漢の対象を物色していた。その中でお

    • 【文春オンライン】地震の避難所にラブホテルはダメ? 金沢市にある「月世界」の社長が嘆く“申し込んだのに避難者が来ない”問題 「県が除外している」と回答も…

      ラブホテルは、震災時の2次避難所として認められないのだろうか?  1月1日に起きた能登半島地震で、石川県はホテルや旅館などの宿泊施設に対して、2次避難所として避難者の受け入れが可能かどうかを呼びかけた。過去には千葉県柏市で、大地震が起きたときの避難所としてラブホテルを含めた宿泊施設と協力協定を結んだケースがあったが、石川県の対応は事実上「ラブホテルは避難所に含めない」というものだった。 https://bunshun.jp/articles/-/68907

      •  無策が続いた、子ども・若者の自殺対策〜自傷的死亡についても眼を向けるべき〜

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        • 【文春オンライン】女子生徒を竹刀で強打、体当たりで押し倒す…福岡の高1女子を自殺まで追い詰めた“暴力顧問”の異様な指導「貴様、やる気あんのか?」

          2020年8月、福岡県にある私立博多高校の1年生だった女子生徒、侑夏さん(ゆうな、姓は非公表)が自殺した。剣道部に所属する15歳だった。侑夏さんの母親は昨年末、日体大での「学校・部活動における重大事件・事故から学ぶ研修会」で、大学生らを前に「剣道の指導者として不適切な指導をすべきではない。剣道の理念である人間関係をもとに指導してほしい」などと話をした。 続きは

        50回以上したけれど、今回が痴漢の初犯----不同意性交等罪裁判の傍聴

        • 【文春オンライン】地震の避難所にラブホテルはダメ? 金沢市にある「月世界」の社長が嘆く“申し込んだのに避難者が来ない”問題 「県が除外している」と回答も…

        •  無策が続いた、子ども・若者の自殺対策〜自傷的死亡についても眼を向けるべき〜

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        • 【文春オンライン】女子生徒を竹刀で強打、体当たりで押し倒す…福岡の高1女子を自殺まで追い詰めた“暴力顧問”の異様な指導「貴様、やる気あんのか?」

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           無策が続いた、子ども・若者の自殺対策〜自傷的死亡についても眼を向けるべき〜

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           無策が続いた、子ども・若者の自殺対策〜自傷的死亡についても眼を向けるべき〜

          こども大綱中間整理へのパブリックコメントを送りました。

          「スタンダード」に参加すると最後まで読めます

           こども基本法にもとづいて、こども大綱が作られようとしています。現在は10月22日までパブリックコメントを募集しています。意見はここで受け付けています。期間中は何度も意見を送ることができます。私もパブリックコメントを送りました、22日までですので、また送るかもしれません。ただ、一回の送信で一つの意見なので、分けて送るのが大変でした。 第1 現状で記述されている問題について Ⅰ 「こども・若者の自殺対策」について 1 独立した項目にすべき 第3「こども施策に関する重要事項」

          こども大綱中間整理へのパブリックコメントを送りました。

          今日は裁判所に行ったものの…

          「スタンダード」に参加すると最後まで読めます

          今日は裁判所に行ったものの…

          スクールセクハラ訴訟控訴判決

          「スタンダード」に参加すると最後まで読めます

          スクールセクハラ訴訟控訴判決

        記事

          「第2期横浜市自殺対策計画(素案)」に関するパブリックコメント

          横浜市は、「第2期横浜市自殺対策計画(素案)」に関するパブリックコメントを募集していました。そのため、以下の内容を送りました。 1  「こども・若者の自殺対策の強化」の中身の見直し  1)「こども・若者の自殺対策部会」(仮)を設置すべき  P12には、「自殺者の年齢構成」が掲載されている。横浜市は20歳未満と20代の自殺者が全国平均よりも多くなっている。ならば、20歳未満と20代の者への対策が充実させるべきだが、特化した記述はない。そのため、20歳未満と20代の者を対象

          「第2期横浜市自殺対策計画(素案)」に関するパブリックコメント

          こども大綱中間整理へのパブリックコメントを送りました。

           こども基本法にもとづいて、こども大綱が作られようとしています。現在は10月22日までパブリックコメントを募集しています。意見はここで受け付けています。期間中は何度も意見を送ることができます。私もパブリックコメントを送りました、22日までですので、また送るかもしれません。ただ、一回の送信で一つの意見なので、分けて送るのが大変でした。 第1 現状で記述されている問題について Ⅰ 「こども・若者の自殺対策」について 1 独立した項目にすべき 第3「こども施策に関する重要事項」

          こども大綱中間整理へのパブリックコメントを送りました。

          東山紀之新社長の、私の質問に対する回答。そして、準備していたもう一つの質問 ジャニーズ事務所会見

           ジャニー喜多川氏による性加害問題で、ジャニーズ事務所側は9月7日午後、都内のホテルで記者会見を開きました。この会見で、ジャニーズ事務所は、「外部専門家による再発防止特別チーム」の調査結果を受け入れることを表明した。私も会見に参加し、質問をすることができました。  また、2回目の質問をしている記者を見つけたので、もう一問しようと、手を挙げていたのですが、叶いませんでした。準備していた質問は、末尾に記載します。 渋井 フリーライターの渋井と申します。先ほど、冒頭の挨拶で、3

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          東山紀之新社長の、私の質問に対する回答。そして、準備し…

          今日は裁判所に行ったものの…

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          スクールセクハラ訴訟控訴判決

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          小田急線刺傷事件傍聴

          被害者参加代理人が被害者Bさんの手紙を代読 そのときのことを毎日一回は思い出します。体に傷が残っているからです。家族の間では話題にすることはありません。私が口に出さないからです。でも、家族に気を使わせていることは雰囲気でわかります。 事件のとき、包丁を見ましたが、そのまま刺されるかもしれないと思いました。はじめて死を意識しました。事件によって、日常生活のすべてが変わってしまいました。私の人生を返して欲しい。 事件後、PTSDと診断されました。これまで心療内科に通うことな

          小田急線刺傷事件傍聴

          「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」に100人以上の参加者

           不適切な指導をきっかけに自殺をした生徒の遺族等でつくる「安全な生徒指導を考える会」が主催した院内集会「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」は6月16日、衆議院第2議員会館で開かれました。オンラインを含めて100人以上の参加がありました。  二人の遺族は、5月29日の記者会見から顔出しをするようになった。その思いを文春オンラインに書きました。

          「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」に100人以上の参加者

          院内集会「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」案内

          不適切な指導をきっかけに自殺をした生徒の遺族らでつくる「安全な生徒指導を考える会」が主催して、6月16日(金)14時から16時、衆議院第二議員会館で「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」という院内集会を開くことになったということです。申し込みは、フォームから。  昨年末、文科省は「生徒指導提要」を改定し、不適切な指導に関する注意喚起をしました。この件で要望書を出していた団体でもあります。また、こども家庭庁は、児童生徒の自殺が過去最多(警察庁統計)ということもあり、子どもの自

          院内集会「子どもを自殺・不適切指導から守ろう」案内

          こどもの自殺対策に関するモヤモヤ

           こども家庭庁が、こどもの自殺対策として、有識者のヒアリングをしました。  いつも思うことですが、希死念慮を持つ子ども、自殺未遂をした子ども、実際に自殺した子ども…。  これらは重なるところがありながらも、行動としては別だったりする。それなのに、自殺した子どもを分析している研究者なり、有識者なりは、自殺対策のヒアリングに呼ばれることはなく、あったとしても、希死念慮や自殺未遂のことを語る。たしかに、実際に自殺した子どものことはデータにしにくさがる。希死念慮を持ったり、自殺未

          こどもの自殺対策に関するモヤモヤ

          子どもの自殺の「場所」推移

          「子どもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議」が開かれたのですが、どうして国交省がいないのかな?と、ふと思いました。  厚生労働省の「地域の自殺における基礎統計」をもとに、児童生徒(大学生や専修学校生を含む)の「自殺した場所」をみてみると、自宅と学校のほかは、「高層ビル」「鉄道線路」「公園」「海(湖)・河川」の順に多い(グラフを修正)。所管は国交省じゃない?なんで参加しなかった?

          子どもの自殺の「場所」推移

          「そう簡単には歪んだ考えから逃れられないかもしれないですよ」

          東京地裁で、帰宅途中の専門学校生への強制わいせつ事件の傍聴をしたのですが、裁判長がなかなかの質問をしていました。何度も同じような質問を繰り返した最後に、呪いのようにつぶやいた内容でした。 河村宣信裁判長 あなたは、さきほどの被告人質問で、ナンパをしたら被害女性が話をしてくれたと言いました。 被告人 はい。 裁判長 話を応じてくれる女性にはわいせつ行為をしていいと考えたのですか? 被告人 そうは思っていません。 裁判長 では、ナンパをしたら話に応じてくれたことと、わい

          「そう簡単には歪んだ考えから逃れられないかもしれないですよ」

          体罰と不適切指導の懲戒処分の経年変化

           過去5年の、体罰と不適切指導の懲戒処分の数を見てみると、懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)を見てみると、体罰による処分が多いですが、訓告を含めると、体罰による処分を不適切指導による処分が抜いています。  体罰による懲戒処分は各都道府県と政令市にはありますが、不適切指導による懲戒処分はすべての都道府県にあるわけではありません。基準もまちまちです。そのため、発生の認知件数そのものの把握ができていないのが現状です。  5年以上遡ると以下のようになります。2013年度には体罰に

          体罰と不適切指導の懲戒処分の経年変化