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心の柔らかさについて
僕の精神は、美しいものを愛しながらだけ生きるには俗で、カルヴィニストとして生きるにはやわである。そして、そんな精神に十分なケアを与えながら生きようとするには人生は短い。
世間の人たちはどう折り合いをつけているのだろう。きっと、生活の必要から労働をしているうちに心の琴線は分厚い肉のようなものに覆われてしまうのだろう。きっと、制作に恍惚を覚えている心は、世界の醜さに狂わされてしまうのだろう。
デュエルマスターズで連続起業の論理を学んだ話。
僕とデュエルマスターズあなたの小学校ではどちらが流行っていただろうか。遊戯王?デュエルマスターズ?
僕の学校では後者だった。
小学校四年くらいまでは、上級生が講演の広場を占有してやっている小難しそうな何か。程度の認識で、どちらかといえばあまりいい印象は持っていなかったのだが、とうとう自分の学年にも流行が波及してきた。そんなタイミングで、友達がなぜかカードを僕に譲っていくれたことがきっかけでカードゲ
棘のある言葉について
鋭さを孕んだ、耳が痛くなるような言葉を「トゲがある」と表現することがあるが、どうせ棘のある言葉を聞くのなら美しい女性から聞きたいと思う。
女性の言葉の持つトゲは薔薇のそれである。耳が言葉を受け取る時、同時に僕の指は薔薇の棘に触れている。指先に走る痛みよりも先に、棘に触れられるくらいには高嶺の花に近づくことができたのだという恍惚が脳に届く。薔薇の花弁の色は唇の色だ。指先から流れる血の色は、薔薇の色