【マークの大冒険】 マークの七つ道具

冒険家のマーク。彼は神秘の力を持つ宝物を利用し、困難な旅を切り抜けていく。今回は、マークが作中で使用する七つ道具を紹介していく。

【護りの指輪 アムラシュリング】
イランのアムラシュ地方で出土した指輪。12枚の盾を所有者の周囲に出現させる神秘の力を持つ。盾は所有者を保護する他、前方方向に勢い良く飛び、打撃を与える効果を持つ。

【護りの短剣 ルリスタンソード】
イランのルリスタン地方で出土した短剣。12本の剣を所有者の周囲に出現させる神秘の力を持つ。剣は四方八方に勢い良く飛んでいく他、所有者はその飛翔地点へ瞬時に移動することもできる。

両者ともに古代イランでつくられた秘宝である。マークが最初から持っていたアイテムで、最も多く使用する。当時の支配階級が身を護るために利用していた。支配階級のネクロポリス（集合墓）で出土。3000年の時を経た現在でも、その力を失わず、所有者を護り続ける。

【天空の加護 ウジャト】
エジプトのギザで出土した護符。クフ王の大ピラミッド内にあるトトの隠し部屋に安置されていた。天空神ホルスの力を一時的に借りることができる。神を呼び寄せるこの現象を降神と呼ぶ。魔方陣と犠牲獣を用いて呪文を唱える通常の降神よりも遥かに優れる。

【天空の加護 ヌウトの首飾り】
天空の女神ヌウトの魔力を秘めた首飾り。エジプトの古代遺跡で出土。ファイアンス（土器とガラスの中間物）でできており、美しいエジプシャンブルーの色彩を放つ。持っていると幸運が訪れるという。

両者ともに古代エジプト編で入手したアイテム。「ファイアンス」と呼ばれる素材と「エジプシャンブルー」と呼ばれる色彩は、古代エジプト特有のものである。

【契約の加護 インダス式印章】
パキスタンのモヘンジョダロで出土した滑石の印章。未解読文字のインダス文字と空想動物の一角獣が刻印されている。契約を必ず実行させる効力を持つ。契約を破った場合、具現化した一角獣にその身を貫かれる。

【自然の加護 銀化ガラス】
美しい輝きを放つガラスの断片。交易の十字路と呼ばれるアフガニスタンの遺跡で出土。人工ではなく、自然の力でできた奇跡の宝物。見る者の心を癒し、邪気を払う。だが、その効力の全貌は未だ知られていない。

両者ともにパキスタン及びアフガニスタン等の西南アジアの古代文明に興味を持つマークがベドウィン（商隊）から入手した秘宝。

【長者の加護 ローマの鍵】
どこかにある未発見の重大な宝箱を開けるための鍵。古代ローマの遺跡で出土。2世紀頃のローマ帝国でつくられた青銅製の鍵である。

【勝利の加護 ウィクトリアコイン】
マークのコレクションの一部だったが、御守りとして早川瞳に譲渡した。古代ローマ編でその効力が明らかになる。共和政ローマで発行された通常のデナリウス銀貨のように見えるが、ウィクトリアの降神媒体である。勝利の女神ウィクトリアは飛翔して槍を投げ、所有者を保護する。魔方陣と犠牲獣を用いて呪文を唱える通常の降神よりも遥かに優れる。

両者ともにマークが古代ローマ編で入手した秘宝。古代ローマでの旅は、マークにとって最も思い出深い。

マークの七つ道具＋αで計8点の宝物を紹介した。神秘の加護を受けたマークの冒険は、たとえ東の風が吹こうとも終わらない。

Shelk 詩瑠久 🦋