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#note
自分のことを初めて「記事」にしてもらったら、新たな自分を発見
4月1日。エイプリルフール。
現在、29歳。
もう、誰かにおもしろおかしいウソなんてついたり、つかれたりする歳ではない。
もともと昔から真面目で冗談が苦手で、人の困った顔を見るのが苦手だし、また、自分がされても上手く反応できないのだ。(そして相手にちょっとだけ申し訳なく思う)
自分の中の「おもしろさ」や「ユーモア」は前世にでも置き忘れてしまったのかもしれないなぁ……と感じていた。
もしか
先輩からもらったカフェラテ
「あなたは明日から管理部のMさんの元で働くか。そのほうがあなたも、のびのび仕事もできるじゃろう」
シンと静まり返った会社の会議室。
本社の人事部長が、穏やかな優しい顔でわたしにそう言い放った。
わたしはその言葉を聞いて、自分の不甲斐なさでいっぱいになりながら「ここで泣いたら迷惑になる」と涙を堪えるのに必死だった。
わたしは入社後1年も経たず、部署移動を命じられた。
*
原因はおそらく、