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百花斉放

21
うう
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#エッセイ

率直に言うと、オモロく生きていきたいよ

誕生祝いにヨギボーをゲットした。使用感はめちゃくちゃよく、気に入って毎日のようにそのワインレッドの塊の中にモスッと座り、パソコンで課題をやっている。長時間座っていると身体がクッションの中にすっかり沈みこんでしまうために、起き上がる時はひとりでわー!! ぎゃ〜!! などと言いながらゲラゲラ笑って、10秒くらいかけて頑張って起き上がる。購入前にヨギボーの購入者評価を読んでいたら、一度座ると起き上がりに

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とりあえず、また明日も生きてみよ

いつかのメモより「俺とお前とリヴァイアサン」(たぶんいつも通り塾でバイトをしていて、その時呼んだ国語の論説文に対して思うところがあって書いたメモだったと思う)

自分の身の回りの環境は、時間こそかかるが、変えることができる。そして、環境というものは大概自分という存在に依存している。著者はこう言う。つまり、自分を活かしきれない、良くない環境というものはそもそも自分発信で生まれいづるものだということだ

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検索「カタルシス」に我思う

11/23(月)のメモより「検索「カタルシス」に我思う」

幼稚園児に対して「ユビキタス社会が〜」などと話す人物は利口であろうか。一部の組織でしか通じない専門用語を一般人にも使ってくる人は? 中国語で話しかけてくる人にイタリア語で返す人はどうだろう。「辞は達するのみ」という孔子の思想は、例え話を用いるととても分かりやすい。

最近ハマっている教育系YouTuberがいる。中国2000年の歴史を1分

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普遍と芸術たまにオッカム

10/23(金)のメモより「普遍と芸術たまにオッカム」

オッカムの剃刀の意味合いを間違って捉えていることに気づいたのは2ちゃんねるのまとめを読んでいる時であった。何事も馬鹿にはできないものである。普遍論争あたりではお馴染みの名前「オッカムのウィリアム」。オッカムに生まれたウィリアムということらしい。パターンで言うと、レオナルド・ダ・ヴィンチと全く同じである。

オッカムの剃刀というのは、「正しく

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ネギでも食ってろ

友人を傷つけたことがある。とは言いつつも、なんということはない日常の一コマにおいてだ。私は、自分自身のことを人見知りだと言う友人に、人見知りは自意識過剰の賜物だというようなことを言った。その友人は優しいから、その場では私に対して何も言わなかったけれども(言えなかっただけかもしれない。わからない)、人づてに、その友人が些か傷ついていたらしいことを後々聞いた。本心を言ったに過ぎなかっただけに、反省した

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We were born.

We were born.

例えば既に買った教科書を見て近所の図書館にあるかどうか確認してから買えば良かったなと思ったとか、タイピングに誤字が多くて授業中うまくメモが取れなかったとか、気づいたら午後4時になっていたとか、己の胸板に付いているささやかな脂肪の塊が無性に疎ましく邪魔に感じたとか、そういったなんでもない日常的なざらつきが、耐えられないほどの苦痛となって、心を蝕む時もある。なんでもない粒の大きさの紙ヤスリが、やたらと

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サンキュー! そこにいてくれて

サンキュー! そこにいてくれて

ICカードを改札にかざした時に駅員さんがいちいちありがとうございますと言うのに違和感を覚え始めてからかれこれ二年経った。なぜなのか。未だに私の中で電車は国が管理しているという思い込みがあるのだろうか。公共交通機関なんて言われてるものを国が運営してないわけないと思っているのだろうか。だがおそらくこれが国営であったとしても、そこで働く公務員たちは一介の大学生がアホ面でICカードを改札にかざすたびに、律

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これからも 言うよ クリティカルシンキング…と

これからも 言うよ クリティカルシンキング…と

新聞というものは、多かれ少なかれ記事内容を捏造したり思想が偏ったりしているものだから、新聞の名だけで差別したり、偏見意識を持つことはやめにした。諦めの境地では断じてない。新聞という存在を前向きに考えようとした結果である。むしろこの新聞は比較的不祥事が少ないから、とか、真ん中寄りだから、などと勝手に思い込む方が危険だと最近気づいたのだ。周りが信用出来ない分、その中にマシなのがいるとそいつを信用してし

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完璧パーペキ印象操作

完璧パーペキ印象操作

思い返せば、見た目のお陰で得をしてきた人生である。美人だから何でも手伝って貰えるとかチヤホヤされてきたとかそういう意味では一切ない。私は幼少期から性格が大人しく、そして見た目も真面目そうで、先生の話は何でも聞き漏らしなく理解してます、という表情を作るのも得意だった。というか、普通に生きていればそんな顔になった。だから授業中あたふた要員で急に先生にあてられるといったようなことも無かったし(今考えると

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うたかたの美徳を消しゴムでゴシゴシ

うたかたの美徳を消しゴムでゴシゴシ

自慢ではないが、私は鴨長明著「方丈記」を

世の中にある人とすみかと、またかくの如し…

までそらで言うことが出来る。なんなら節をつけて歌い上げることが出来る。高らかに。

理由は簡単で、「にほんごであそぼ」を観ていたからである。というよりも、いくつかCDを持っていて未だに聴いているから、の方が正しいかもしれない。

そのせいでまたかくの如し… までは歌えるけれども、甍(いらか)がどうとかのくだり

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さよなら24世紀前の賢者、こんにちは歌下手アイドル

さよなら24世紀前の賢者、こんにちは歌下手アイドル

歌番組を観ていると、母親が、このアイドル歌下手だから好きではない、と言う。

正直反応に困る。そんなこと言わんでもええやん、が本音。歌番組くらい気持ちよく観させてくれ。

私は特に「アイドル」を好きな訳では無い。
しかしながら、なんとなく、アイドルはそこ以外にも魅力あるから、とフォローする。

アイドルの真骨頂はそこではない。
やはり顔、そしてスタイル。揃った足並み、トレンドを作り出す踊り。
私は

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「お前この問題解けたんかー 解けてないやろー」

「お前この問題解けたんかー 解けてないやろー」

もう去年のことになる。

小学生から中学生までずっと同じ学校で、家も近所の同級生の男と、駐輪場でばったりと出会った。

話さない仲でもなかったので、一緒に帰ることになった。
別れた彼女のグチなどどうでもいい話が多かったためほぼ聞き流したが、話の流れで、そいつの進路の悩みの話になった。

そいつは高校でも、とある分野について専門的なコースに通っている。一般的な高校は三年間通えば済む話だが、そいつのコ

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それでも私は虫になりたくない

それでも私は虫になりたくない

高校2年生の弟が、読書感想文で高校の代表に選ばれた。
本人は、3年生は自由提出やからと謙遜していたが、わざわざ好きで提出する3年生たちよりも優れたものを書いたという意味で、よりすごいのではないかと思う。

中学生の時分、彼はカフカの「変身」で読書感想文を書き、賞を貰っている。
青空文庫で読めるので、私も電子書籍を利用して読んだことがある。が、とりあえず最後まで読んだものの、感想文を書くほどのエッセ

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みんなでめざそう! かんぺきちょうじん

みんなでめざそう! かんぺきちょうじん

動物は、ちょっとアホなくらいが可愛いよね

私の大好きな88人組仲良し実況集団「西美濃八十八人衆」のがみ氏が、新作「クロックタワー」の中でこう発言した。
ちなみにこの西美濃八十八人衆の創設者・稲葉百万鉄氏は以前までふひきーと名乗っており、今はなき「ボルゾイ企画」の代表者でもあった。

なにそれ? と思う人もいるかもしれないが、かの有名な「何も知らない友人に青鬼させてみたの人だよ」と説明すれば、わか

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