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公立学校の世界へようこそ!

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#仕事

公立学校の世界へようこそ!

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5.おわりに

いかがだったでしょうか。私自身、公立学校教職員として10年以上勤務してきて、何かしら皆さまに情報を還元出来ればと思い、つらつらと書かせていただきました。

たくさんの方々に読んでいただき、ありがとうございます。中には、現役の教師の方々や私と同じように教員を退職した方々にも読んでいただいたようで、ありがとうございます。

たくさんの方にコメントやスキをしてもらい、とても励みになりまし

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3.学校事務職員編

⑦今後の学校事務職員について

現在、各学校で完結する仕事を主にしている学校事務職員なのですが、大阪府で働いていたときは、共同実施という事業がありました。

これは、地域の小学校中学校が連携して、学校事務の効率化を目的に形成されたものです。

この共同実施は、地域によって実施されているか否かがだいぶん事情が異なるようなので、なかなか統一的な議論がしにくい分野ではあります。

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3.学校事務職員編

⑥不満な点について

学校事務職員の仕事は、事務処理がとても多いので、目が疲れたり、首や肩が凝ります。

どうしても、同じ姿勢で仕事することが多いので、その点は職業病という感じでした。

私自身も、事務職員として勤務していたのは、若かれし20代の頃だったにもかかわらず、目が疲れたり、首や肩が凝っていました。

次に、書類作成の流れとしましては、まずは、当該教職員の方に書類を作

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3.学校事務職員編

⑤やりがいについて

これは、ずばり、学校で働く先生方や管理職、その他諸々の職員の方々に、自分が事務職員として仕事をすることで、ありがとうと言ってもられることです。

これは、本当にやりがいを感じました。

仕事の性質上、同じ学校で働く教職員の方々の給与事務なり旅費事務なりの仕事をするので、縁の下の力持ち的な存在として多方面で活躍することができました。

また、少し見方を変え

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3.学校事務職員編

④お金や福利厚生について

この点については、教師と同じ地方公務員でしたので、とても恵まれていたように思います。特に、現在、フリーランスなので余計にそう感じます(笑)

ただ、私自身、学校事務職員として勤務していたときは、大阪府だったのですが、当時、橋下知事の公務員給与改革の影響で、とても給与が少なかったことを覚えています。

でも、振り返ってみれば、そう感じるだけで、その当

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3.学校事務職員編

③労働時間について

学校事務職員の労働時間についてなのですが、基本的に、教員よりは、労働管理がしやすい職種だと思います。

また、繁忙期以外は、わりと定時で勤務することができ、また、土日祝は休みなので、プライベートとの両立も図りやすいかと思います。

ただ、3月、4月の事務量は半端ではありません。

私自身、1人配置&2人配置の両方を経験しましたが、1人配置の学校に行くと、

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3.学校事務職員編

②仕事について

前回、学校事務職員の仕事について、勢い余って詳しく書いてしまったので、、、今回はサラッとおさらいをしたいと思います。

まず学校事務職員の仕事は主に、

①教職員の給与旅費関係の事務処理

②学校予算の企画・執行・清算など

③学校徴収金の事務処理

があります。

それでは、それぞれを前回とは少し違った角度で見ていきますね。

①について

教職員の給与事

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3.学校事務職員編

①学校事務職員とは

さっそくですが、皆さん、学校事務職員という職業をご存じでしょうか。

学校にいる行政職員なのですが、子どもと直接的に関わる仕事ではないので、その存在自体を知っている方のほうが珍しいのではないでしょうか。

何を隠そう、私自身も、高校のときに、事務室が職員室とは別の棟にあり、そこに用事があって職員の方に対応してもらって、初めて学校事務職員という存在を知った

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小学校教師編

③お金や福利厚生について

この点については、公立学校の教師は、地方公務員という身分なので、とても安定していると思います。

世の中的には、もはや珍しいと思うのですが、定期昇給もありますし、年功序列である程度のところまでは給料が増えていきます。

ただ、昔よりは給与制度改革が進んだことがあり、給料の頭打ちが早くなったようには感じます。

それでも、少なくはない一定額をいただけるのは

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2.小学校教師編

②労働時間について

このコラムでは、「労働時間」についてお話します。

まず、私自身ですが、一年目が一番、労働時間が長かったです。朝7時前に家を出て、帰ってくるのが、だいたい21時以降みたいな生活でした。

仕事を早く覚えたかったし、最初なのでどうしても仕事に手間取ってしまい、時間がかかりました。そして、そもそもやりたくてやっていた仕事なので、そんなに苦ではなかったということ

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2.小学校教師編

①仕事について

小学校教師の仕事とは、何でしょうか。この部分は皆さん、イメージがしやすいのではないでしょうか。

まず考えられるのは、「教科指導」ですよね。特に、小学校の場合は、基本的に一人の先生が全科目教えます。

ここが、中学校&高校の教科担当制と大きく異なるところですよね。

私自身、小学校教師になった理由の一つとして、いろんなことができるからと考えた記憶があります。

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1.はじめに

みなさんは、「学校」については、どんな印象があるでしょうか。

お子さんを持つ親御さんならば、

「子どもが本当にお世話になっていて…。」

「学校が好きで毎日とても楽しみにしているんです。」

などのポジティブな意見もあれば、

「自分の子どもが、なかなか学校でクラスのお友達とお話することが難しくて…。」

「学習が難しくなってきて、塾に通うかどうかを迷ってるんです。」

などな

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元小学校教師、現フリーランスのさいやんです。

本日からこの3月末まで10年以上働いた公立学校教職員を職業として振り返ろうと思います。1.小学校教師バージョン 2.学校事務職員バージョン と連載していきたいと思います。(私自身、小学校教諭を8年、学校事務職員を3年経験してきました。)

本当に、世間から言われているようなブラック企業並みの労働環境なのか、はたまた、公務員天国(死語ですかね…)なのか

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