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公立学校の世界へようこそ!

3.学校事務職員編

②仕事について

前回、学校事務職員の仕事について、勢い余って詳しく書いてしまったので、、、今回はサラッとおさらいをしたいと思います。

まず学校事務職員の仕事は主に、

①教職員の給与旅費関係の事務処理

②学校予算の企画・執行・清算など

③学校徴収金の事務処理

があります。

それでは、それぞれを前回とは少し違った角度で見ていきますね。

①について

教職員の給与事務についてなのですが、月々もらえる給与の中には三手当も含まれます。

この三手当とは、通勤手当、住居手当、扶養手当になります。

私自身、小学校の教師時代は、電車通勤しており、住宅は賃貸で、子ども二人を扶養していたことから、これら全ての手当の要件に当てはまりました。

ですので、学校事務職員として以前に自分が担当していたこの三手当事務について、教師時代、その手当をもらう際に、支給要件だとか支給額だとかがよく分かりました。

一般的に、教師にとって馴染みのない分野なので、自分のことと言えども、興味関心が向く方のほうが少なかったように思います。

また、退職金事務についても、学校事務職員の仕事になります。

今回の私の退職に際して、4月末に無事に退職金の方が振り込まれていました(笑)

かつて自分が担当したことがあるので、よく分かるのですが、この退職金事務は細かい作業が多く、しかも量が多いので骨の折れる仕事でした。

でも、今回支給されて改めて、退職金事務は本当に人のために役立つ仕事だと感じました。

②について

学校予算の企画については、5月に予算会議を開いて、備品の購入計画について話し合う機会をもつ学校がほとんどだと思います。

私自身、この会議が楽しみでした。

というのも、1年間の学校活動を見越して、備品の購入計画について、それぞれの教科担当の先生からプレゼンがあるのですが、予算会議をすることで、素朴に教材教具のことが知れますし、また、教育計画や教育的効果についても伺うことができ、知的好奇心がくすぐられました。

ただ、立場上、予算は限られたものなので、購入計画を挙げたものでも、他との兼ね合いで却下しなければならないこともあり、その点は非常に心苦しいものでした。

でも、その場で丁寧に説明すれば、分かってもらえる先生ばかりだったので、ありがたかったです。

③について

学校徴収金事務については、ミスをしてしまった話をしますね。

学校事務職員として働いた1年目、とあるご家庭の徴収金が未納だったので、そのご家庭に督促の電話をかけたときのこと。

「〇〇さんですか。私、□□中学校の△△と言います。お世話になります。お忙しいところすいません。学校徴収金のことでお電話さしあげたのですが…

ちょうど、児童手当が入ったと思いますし…」

この児童手当というキーワードが保護者の方の逆鱗に触れてしまいました。

なぜなら、児童手当が入ったとしても、それをどのように使うかは、原則として、各ご家庭の自由ですよね。

それをさも活用してください的な感じでこのキーワードを使ってしまったせいで、なかなか大変な事態になってしまいました。

ここから学んだことは、余計なことは言わないということです。

言葉をより慎重に選んで、保護者の方々と接しなければということを強く学んだ経験でした。

また、保護者の方々との信頼関係を地道に積み上げていく大切さもこのことから学びました。

ちなみにこの件は当時、頼りになる上司が解決をしてくれました。

1人配置が多い学校事務職員の仕事ですが、初任校は、2人配置だったので、とてもありがたかったです。

以上、ざっくりした感じですが、このような仕事をしていました。

それでは本日はこの辺で👋

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GW中にもたくさんの方々に読んでいただきました。
本当にありがとうございます
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