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公立学校の世界へようこそ!

2.小学校教師編

①仕事について

小学校教師の仕事とは、何でしょうか。この部分は皆さん、イメージがしやすいのではないでしょうか。

まず考えられるのは、「教科指導」ですよね。特に、小学校の場合は、基本的に一人の先生が全科目教えます。

ここが、中学校&高校の教科担当制と大きく異なるところですよね。

私自身、小学校教師になった理由の一つとして、いろんなことができるからと考えた記憶があります。

そして、現実も考えた通りで、あらゆる教科を指導することができました。

私自身の性格上、一つのことを極めるのも楽しいとは思うのですが、どちらかというと、日々、新しいことにチャレンジしたい方なので、全教科教えることは私の性に合っていました。

ただ、言葉でいうのは、簡単なのですが、一人で基本的に全教科教えることになるので、事前の教材研究がなかなか大変です。小学校の授業と言えども、事前に教材研究なしに45分間授業をするとなれば、形としてはできなくはないのですが、何と言いますか、上滑りなものになってしまいがちです。

ですので、子どもたちに深く考えさせたいなぁと思う場面はどこか、そして、どのように考えさそうかなぁ、などを教材研究で考えて、授業のメリハリを考えることが肝要かと思います。
そして、その考える時間が楽しいのです。ただ、現実的にはなかなか時間が割けませんが。

では、教科指導だけが小学校教師の仕事かと言うと、もちろんそんなことはないですよね。(この点、諸外国では、学校教師の仕事は、教科指導だけというところがたくさんあります。オンライン英会話でいろんな国の先生とお話して、中には、教師の方がかなりおられたのですが、割と多くの国の方々が教科指導だけと仰っていました。そして、そもそも兼業が可能なのに驚きました。ただその分、お給料が低くて、社会的にもなかなか認められていないという不満もある方が多かったように思います。)

日本の教師の場合、教科指導だけではなく、生徒指導、校務分掌(学校組織内で何を専門的に担当するかという割り当てのようなもの)、保護者対応、事務処理などがあります。

大まかにはこんな感じでしょうか。(あくまで、ざっくりです。)

特に、外からは見えにくいのは、校務分掌&事務処理ではないでしょうか。

これらにも意外に時間がとられるので、結果としてなかなかハードワークになってしまいます。(労働時間については次のコラムでお伝えしますね。)

事務処理については、本当にいろんなものがありますが、分かりやすい例でいうと、子どもたちの宿題の〇付けやテストの採点、成績処理などでしょうか。後、市教育委員会&県教育委員会&文部科学省からの各種統計調査などもやってきて、基本的に管理職の先生が対応してくれるのですが、時々、私の手元にもやってきました。

後、保護者の方の対応について、最近の流れとしては、働き方改革の一例として、官公庁が先にやっている取り組みですが、ある程度の時刻になれば、留守番電話に切り替えるというものを導入している学校が多くなってきたように思います。

まぁでも、親御さんの立場からすれば、日中仕事で、お子さんのことでどうしても口頭でお話したい場合、その手段が減ってしまうので、あくまで私見ですが、その辺りのさじ加減は難しいところがあるように思いました。

それでは、今回はこのへんで👋

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