見出し画像

「先生への通知表」からの嬉しい発見

こんにちはがんTです。
卒業まであと8日を切りました。
卒業前の大仕事である成績が一区切りできました。
この成績、いわゆる評価を先生から子供達にするのですが、
私は数年前から学期に一度子供たちにも先生を評価する「先生の通知表」を作ってもらっています。

作文用紙を渡して、
自分で先生を評価する項目を立てて
点数化とその理由を書いてもらっています。

え?子供が先生を評価するなんて大丈夫なの?
と思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね

でも「先生の通知表」で子どもたちとの関係性確かめられるし、その子がこちら側のどんな面を見ているのかを知るチャンスにもなります。

さて、今朝はその通知表の提出日。

通知表を読んでいると私への励ましの言葉や感謝の言葉もありました。
#座る姿勢・・・B
#食べる速さ・・・A
#字の大きさ・・・B
#授業の分かりやすさ・・・A
などの評価もありました。

やはり子供たちは先生をよく見ているなぁと感じる次第です。

その中で目に止まった評価がありました。

「#授業での子供の発表に対する理解度・・・C」

理由:先生は〇〇さんの話が分からなくて、何度も周りの人が説明してやっとわかってくれるから。

お!いいところに素直に気づいてくれたなと思いました。
算数の授業で多いのですが、僕は子供の発言に対してすぐに納得の態度を示すことはあまりありません。
「ちょっとよくわからないなぁ」ととぼけて見せることで
「あーこの大人はわかってないんだな。」と思わせるような演技をしています。

このよくわからない大人に対して、子供たちが一生懸命説明をしてくれるわけです。

「こういうことじゃないのかなぁ。」「あー言うことじゃないのかなあ」と。

実はそういうことしていて一番学んでいるのは、

「実はあまりわかっていなかったわかったつもりになっていた子たち」

だったりします。

先生のこうしたとぼける態度によって、他の子の説明が生まれ、分かったつもりの子たちの学びや理解を促す役割があり、

子供たちはそういった私の演技を「先生はなかなか理解していない」

と言うふうに捉えているのです。

「#授業での子供の発表に対する理解度・・・C」

これは私にとっては最上の褒め言葉であると思います。

演技だと思わせず、本当に説明をしてくれる学習者の姿は、授業者にとっても嬉しいものです。

子どもたちが、先生を、授業をどう捉えているのか?を知るいいきっかけが
「先生の通知表」にあります。

もちろん、耳の痛い項目もあります。でもそれを言ってくれる子どもたちにも感謝です。

教師もまた、発展途上。勇気のいることかもしれませんが、フィードバックを子供から受けることで、気づきを得ることができます。


「先生への通知表」
がんtのおすすめです。

スキをいただけると幸いです。

僕の教育観に興味を持ってくださった方はこちらもご覧ください。



ヘッダーのイラストもぜひご活用くださいね。

それではガンTでした。ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集