マガジンのカバー画像

95
わたしのなかの”あふれ”が言葉になり、その言葉たちが繋がって、詩になりました。
運営しているクリエイター

#今こんな気分

カリンバといいます

カリンバといいます

カリンバと言います

そのこころは

なんて誇らしげに言うけれど

実のところなんて

なーんにもわかっちゃいないんです

今日からまた1歩

時々三日坊主

言葉の使い方も

楽器の使い方も

まるでなっちゃいないけれど

放つ音だけは褒められた

から

信じて信じて

やり続けようと思うのです

陽だまりとオルゴール

陽だまりとオルゴール

森のカリンバ

跳ねて遊んで

ハンドオルゴール

音色奏でて

いつでも味方

っていうわけでもないけれど

音はいつだって私のそばに

そう、ここでひとやすみ

綿毛にのって

ふわふわと

混沌の中でも

進める強さを

蓄えながら

光の戯れ | 詩

光の戯れ | 詩

戯れた

いつかの記憶

けんけんぱで辿ってった

弾けて消えた

パチパチと

ホッピングシャワーのように

線香花火のように

儚く映った

遠い夏の日

ゆっくりゆっくり

歩いてゆこう

ゆっくりゆっくり

波打ち際で踊るように

混沌、そして悲劇のヒロインブルー| 詩

混沌、そして悲劇のヒロインブルー| 詩

気づいたら
勝手に比べられては
勝手に嫉妬されていた

十分に同じように返してもらい
そして大事にされてるだろうに
あんたの目は節穴か?

いやそうじゃない
他の人が自分と同じ扱いなのが
どうやら嫌らしい
困ったもんだよ本当に

これ以上仲良いところ
見たくないってエゴで
勝手にブロックされた

それでどうして
あなたが被害者
こっちが加害者
仕立て上げることができるだろうね

くるってる
くるっ

もっとみる
あの日見た空の色を覚えていますか | 詩

あの日見た空の色を覚えていますか | 詩

拝啓

どこかの誰かさんへ

あの日見た空の色を覚えていますか

大切な誰かと喧嘩をした帰り道

懐かしいあそこの公園のブランコ

くたくたになった上履き

下校時のチャイム

あわあわになって弾けたコーラ

古くなったスマホ

空はずっとみていました

夜になってもまた朝になっても

私は何者か名乗ることはできませんが

大切なことを知っています

あなたはまた思い出す

生ききっていた頃のこと

もっとみる
歩みを進めれば | 詩

歩みを進めれば | 詩

人生から追い出されて

追いつかれて

僕らは歩みを進める

生活から吐き出して

所々つまずいて

僕ら一度立ち止まる

気がついたら何かの分岐点にいる

枝葉がどんどんわかれていることを知る

困ったものだ

僕は、僕のままなのに

君は、もとから君だったのに

静かな場所 | 詩

静かな場所 | 詩

ここへは一人で来た

音のしない場所

本の優しい匂いがする場所

いつでも手に取っていいよと

私に語りかける

チーズケーキはカフェラテに

とてもよく合う

今日も、明日も

巡っていく

暖かくて優しいものを

口に入れた時

忙しなかった心が

ゆっくりと

ゆっくりと

落ち着いていくのを感じた

鏡 | 詩

鏡 | 詩



嫌なところも素敵なところも映し出す

人の嫌なところは
まるっきり自分が持ってる
要素だったりする



怖いくらいに嘘をつかない

それが時に人も自分も傷つける

自己嫌悪にご注意を

日頃から

自分と周りを愛する訓練を

僕の役割 | 詩

僕の役割 | 詩

屋根裏の片隅で

ひっそりと命を与えられた

誰かがふと遊びに来ては

にっこり笑顔で帰っていった

一人の時間は退屈だ

誰かに忘れられた時は

とっても切なくなる

必要とされる時があっても

人間は自分が一番大事だから

結局はまた

頭の片隅の

スポットライトが当たらないところに

僕は存在することになる

でもいいよ

それでもいいよ

忘れた頃にまた戻っておいで

辛くなった時

もっとみる
絵画の窓 | 詩

絵画の窓 | 詩

大好きなカフェの

奥にあるソファー席に座って

ふと見上げたら

絵画の窓

その緑に

その世界観に

そっと溶け込んでみよう

味わってみよう

カフェラテの匂いと共に

レアチーズケーキの甘さと共に

ただ好きな時間を

隣にいるあなたと

青に染まれよ | 詩

青に染まれよ | 詩

青に染まれよ
心の底から
誰にも邪魔されないスピードで
裸足で溶け込んで

青に染まれよ
それは海の色
誰にも秘密の
内側から溢れたメロディー

青に染まれよ
何も責めないから
納得いくまで
この空を羽ばたいて

君が願えば
欲しいものはたぶん
ほんのすぐそばに

青色の中で
みる景色は
多分他の誰も
想像ができない

青、蒼、碧、あお。

いつまでも
その時掴んだ景色に

胸をときめかせて

色彩 | 詩

色彩 | 詩

わたしの色彩
どこへいった

きらめいてた日々
どこへやった

なにをみても
なにをしても

灰色になるんだ
おかしな世界よ
ほんとうに

やすめ
やすめよ
ゆっくりと

こころの色彩
取り戻すまで

なぞれ
なぞれよ
しなやかに

わたしの命が
芽吹く先まで

君が笑えば | 写真・詩

君が笑えば | 写真・詩

君が笑えば

あの陽だまりの中に

私の心は

置いていける

君が笑えば

零れ落ちたこの涙も

いつかは乾いて

消えていく

目を瞑って

お日様の光を

たくさんに集める君を見て

“愛しい”

と言う言葉が

頭に浮かぶのだから

ほろ苦い | 写真・詩

ほろ苦い | 写真・詩

僕たちの未来はたぶんきっと

ほろ苦い

どれだけ人に、国に、

尽くしたって

貰えるものはきっと

限られている

ごくごく僅かなものかもしれない

ほろ苦い

ほろ苦い

でもたまにとても愛おしい

君がそばにいるなら

灰色なこの世界も

虹色になる瞬間を

僕は噛み締めて

ただこれからも生きていく