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sai | アトリエ
2024年2月23日 16:53
ダージリンの紅茶を飲んだ時ふてぶてしい顔の猫を見た時誰かが私の噂をした時シャボン玉はそっと囁くいい色合いのお洋服はみんな売れてゆく残った誰かは陰でそっと泣いているいつだってあの子はしらけた顔で他の人は理不尽だと目を瞑る茶葉の香りどこからか聞こえる懐かしい歌木漏れ日は溶けないままで水色の夢の中に現れる私は今日も一言も発せぬまま終わりを迎えようとして
2024年2月21日 11:12
私は私だったのに金木犀の香りがしたのに誘惑に負けた劣等感に苛まれたとある日、寒い午後まだ季節は秋だったでも心はマフラーをしていたそんな矛盾を抱えた弱い自分、白黒思考とある日、寒い午後振り切るように精一杯走る 走る止まらぬ被害妄想とおさらばしたいから進む進むいつか自分を好きになりたいからもうすぐ冬になるもっともっとマフラーが必要
2024年2月20日 17:48
拝啓どこかの誰かさんへあの日見た空の色を覚えていますか大切な誰かと喧嘩をした帰り道懐かしいあそこの公園のブランコくたくたになった上履き下校時のチャイムあわあわになって弾けたコーラ古くなったスマホ空はずっとみていました夜になってもまた朝になっても私は何者か名乗ることはできませんが大切なことを知っていますあなたはまた思い出す生ききっていた頃のこと
2024年2月19日 14:13
人生から追い出されて追いつかれて僕らは歩みを進める生活から吐き出して所々つまずいて僕ら一度立ち止まる気がついたら何かの分岐点にいる枝葉がどんどんわかれていることを知る困ったものだ僕は、僕のままなのに君は、もとから君だったのに
2024年2月18日 22:08
朝日を浴びてすくすくと育つよ君がいれば私も元気になるからなんてありきたりな言葉を思い浮かべてしまうくらいには君に夢中になっているビー玉のような瞳こっちが寝てしまいそうなゴロゴロ音縞模様を掻き分けたら真っ白な雪化粧クリームパンのような手に靴下履いてる足元今日もありがとう共に過ごしてくれて最近うざったくてごめんね構いすぎてても仕方がないなぁというように相手
2024年2月17日 13:48
猫と毛糸むすんでひらいて遊んで解けて夢のような時間時々絡まって小さい君はいたずらっ子かわいいなんて言葉じゃ表せない食べちゃいたいとかそういうわけでもないでもその緑色の瞳がキラキラと輝いてる瞬間を見てとっても愛しく思うのよいつまでも仲良しでいたいいつまでもその毛並みをよしよしたい艶々の毛色に親バカになりながら時間を共に過ごしたいのよ
2024年2月15日 20:57
これでもかと朝日を浴びて真っ直ぐに駆け抜けてダンボのようなお耳にクリーム色のもふもふな毛並み一生懸命息をしてここにいる今日も明日も明後日も君がいなくなったこの世界でもずっとずっとなかよしなまままたいつでも帰っておいで大好きなサッカーボールでまた一緒に遊ぼう
2024年2月1日 19:56
ここへは一人で来た音のしない場所本の優しい匂いがする場所いつでも手に取っていいよと私に語りかけるチーズケーキはカフェラテにとてもよく合う今日も、明日も巡っていく暖かくて優しいものを口に入れた時忙しなかった心がゆっくりとゆっくりと落ち着いていくのを感じた
2024年2月2日 21:24
鏡嫌なところも素敵なところも映し出す人の嫌なところはまるっきり自分が持ってる要素だったりする鏡怖いくらいに嘘をつかないそれが時に人も自分も傷つける自己嫌悪にご注意を日頃から自分と周りを愛する訓練を
2024年2月3日 18:04
屋根裏の片隅でひっそりと命を与えられた誰かがふと遊びに来てはにっこり笑顔で帰っていった一人の時間は退屈だ誰かに忘れられた時はとっても切なくなる必要とされる時があっても人間は自分が一番大事だから結局はまた頭の片隅のスポットライトが当たらないところに僕は存在することになるでもいいよそれでもいいよ忘れた頃にまた戻っておいで辛くなった時寂
2024年2月6日 16:55
大好きなカフェの奥にあるソファー席に座ってふと見上げたら絵画の窓その緑にその世界観にそっと溶け込んでみよう味わってみようカフェラテの匂いと共にレアチーズケーキの甘さと共にただ好きな時間を隣にいるあなたと
2024年2月7日 19:59
青に染まれよ心の底から誰にも邪魔されないスピードで裸足で溶け込んで青に染まれよそれは海の色誰にも秘密の内側から溢れたメロディー青に染まれよ何も責めないから納得いくまでこの空を羽ばたいて君が願えば欲しいものはたぶんほんのすぐそばに青色の中でみる景色は多分他の誰も想像ができない青、蒼、碧、あお。いつまでもその時掴んだ景色に胸をときめかせて