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真似をしてコツさえ掴めば、基礎は簡単に習得できる

本日で、毎日連続投稿400日目です。記念して私ごとを少し書いてみます。

私は器用貧乏です(笑)

昔から「おまえは基礎を習得するのが早い」とよく言われます。

スキー、料理、ドラム、卓球、水泳、グラフィックデザイン、一眼レフ、木工工作、刺繍、車の整備、舞台音響と照明、舞台監督、ラジオDJ、・・・いろんなことをやってきましたが、確かに基礎を習得するのはめちゃくちゃ早かったです。でも応用は苦手です(笑)


逆転の発想でフルマラソン完走!


最近の代表的なのはマラソンです。

運動音痴、運動嫌いだと言っても、誰も信じてもらえませんが、子供の頃は本当にダメだったんです。マラソンは素人だからこそ、「逆転の発想」をしたことで、自分なりの新しい走り方ができました。それが「エンジョイラン走法」です。がんばらないで楽に走る、痛み・故障ゼロの走り方です。

私は誰からも走り方は教わっていません。「走ることくらい誰でもできるじゃない!」って思われる人もいるでしょう。じゃあ、走ってみてください。フルマラソンに初めて参加して、止まらず歩かず完走できる人はなかなかいませんから。私は、4時間8分で完走しました。その方法をブログに書いたところ、学研さんからお声がけをいただき、本として出版されました。これは、世の中に認めてもらえた証だと考えています。(現在は紙媒体の販売は終了し、デジタル書籍の販売のみ)

がんばらないで楽に長く走る 痛み・故障ゼロ!(Gakken sports books)/鮎川良


レッスン1ができないほど運動音痴


マラソン始めた時、まず本を買いました。有名監督さんやコーチが書かれていました。レッスン1から、私はまったくできませんでした。それは運動音痴だからです。できないところは飛ばして、できそうなところだけやってみます。そんな歯抜けではうまく習得できるはずがありません。多くの人はそうやって、独学になっていくのでしょう。私も同じでした。


観察、観察、そして真似る


基本的に私はいつも見て覚えます。目から入ってきた情報を、自分の手足に浸透させるのです。同じように動かすことができれば、似たようなことはできるはずです。真似から入るのが、私のスタイルです。

力の入れ具合や、テクニックなんて関係ありません。似たようなことさえできれば、少しは近づけるはずという理論です。ある程度できる人は別かもしれませんが、私のように「まったくできないからこその理論」です。

子供の頃、ほうきをギターのようにして遊んだ、あの感覚です。


あるマラソン大会の映像を見た時、気付いたことがあります。ランニング本に書かれているようなフォームで走っている市民ランナーなんて、前の方のランナーだけです。大半のランナーは、お尻は落ちて、ダラダラ足を前へ動かしながら、しんどそうに走ってる人ばかりでした。それでも完走できるんです。その時思ったんです。

「な~んだ、それでいいんだー!」


ランニング本は、運動音痴の中高年向けではないことに気付いた


ランニング本には「蹴って走る」と必ず書いてあります。その蹴り方、力の入れるテクニックが書いてあります。ある程度、走ることのできる人なら、なるほどと気付き、習得できることでしょう。しかし運動音痴の中年ランナーには無理な事ばかり書いてあるんです。だから逆だと私は思ったんです。市民ランナーは逆で良いんだと。

蹴って走る → 蹴らないで走る


映像で見た時、足で蹴って前へ進んでいるように見えます。実際トップランナーはそうされています。だからそういうことが本にも書いてあります。逆でした。

「着地の連続で前へ進む」ことにしたんです。

私は蹴りません。


足を前へ力強く動かすことなんてまったく考えず、体重移動で前へ倒れそうになるのを防ぐために足を前へ出して、着地の連続で進む考え方です。

「走る」のではなく、倒れないように前へ「進む」だけです。


走ってる姿を想像してみてください。蹴る足と、着地する足が交互になります。意識するのを、「蹴る足」ではなく「着地する足」に注目したわけです。実際にそうやって私は初フルを完走しましたし、その後も相変わらず蹴らないマラソンをしています。


着地の衝撃で膝を痛めやすい


市民ランナーは特に膝を痛めやすいです。それは着地の衝撃があるからです。蹴る足にはテクニックが紹介されているのに、着地する足にはたいしたノウハウが書かれていませんでした。膝を痛めないためには、着地を上手にする必要があるのは当たり前の話です。だから私は着地に目を向けたわけです。そのノウハウが、私の本になって「中高年のバイブル」と呼ばれるようになりました。

有名な監督さんは、運動音痴の中高年を教えたことがないわけですから、そのような本を見ても無理なことしか書いてないのは当たり前だったんです。


理屈でもテクニックでもなく、コツです!


最初に書きましたように、私は基礎を取得するのは早いですが、応用は苦手です。だからマラソンも、ぜんぜん速くなりませんでした。初フルが、4時間8分、ベストタイムが4時間6分。そんなもんです(笑)

今日はちょっと宣伝になってしまいましたが、400回記念ですのでいいですよね。ただ今日言いたかったのは、基礎は誰でも簡単にすぐ習得できるということです。それは難しいテクニックなど必要なく、ちょっとしたコツさえ分かれば、どんなスポーツでも物事でも簡単です。

理屈でもテクニックでもなく、真似できるくらいのコツだけです。私は何をやってもおそらく基礎は簡単に習得する自信があります。現に、先日初めてカヤックの体験をしてきましたが、1時間で基礎は習得できました。力を入れる方向、角度、体重移動、後ろから見て、先生を真似ただけです。

私のマラソン理論
楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!
また、楽に走りたければ、走らないこと。

エンジョイラン.com


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