マガジンのカバー画像

詩的日本酒論考

10
酒の味及び酒レビューについて探求するマガジン。不透明
運営しているクリエイター

#詩

「いい気のせい」の風に吹かれて味わう、酒と詩。

「いい気のせい」の風に吹かれて味わう、酒と詩。

さっき、こんなツイートをした。

自分のつぶやきを引用してあれこれ語るのは確かに寒い。
でもちょっと大切なことに気がついたので書いておく。

上記ツイートの僕の気のせいは、おそらく気のせいだ。
混じりっけなしの気のせいだ。

何の根拠もなく、地に足がついていない。感想、妄想、その類だと思う。
明日の僕でさえそんな感覚を理解できるかはわからない、

けれども、ここが重要なんだが、誰かに証明しろと言っ

もっとみる
日本酒についての雑感

日本酒についての雑感

今日は日本酒について思ってることを書きます。

あまり面白くないかもしれませんが、まあ酒を片手に適当に読んでください。

まず結論から言いましょう。

僕は日本酒の味や質感を表す新しい表現を模索することが日本酒の普及につながると思っています。今回の記事は全体でそれを言うための構成になっています。

しばしお付き合いください。

※※※

日本酒は日用品ではありません。だよね?

「日用品です!」っ

もっとみる
大嘘つきになりたい夜に、片手には酒。

大嘘つきになりたい夜に、片手には酒。

一瞬だけ、この一瞬だけ誰かと分かり合いたい。そんな切実な思いを抱く夜がある。酒を飲んでいるときは、特に。

どうもこんばんは、りょーさけです。
そろそろ元号にも飽きてきましたね。これ昔だったらしばらく続いたんだろうな。一つのネタの消費されるのが早い。令和的なスピードは一体どんなものになるのでしょうね。僕はスローダウンを希望です。僕はトロいのよん。

本日は嘘の日にちなんで嘘の話をします。気楽に読ん

もっとみる
『詩的日本酒論考』#1

『詩的日本酒論考』#1

明けてゆく。

暗かった恵比寿の空が白んでゆく。さっきまで身体を覆っていた熱が消えてゆくのを感じる。たぶん街の風に溶けて、もうどこかへ運ばれてしまったのだろう。熱は消えたのだが、その代わりに腹の底にある思いが湧いてくる。身体を巡ってゆく。それが言葉になり、脳裏に浮かぶ。

「日本酒が、酒が見せてくれる世界の表現はもっと大きなものでいいはずだ。」この数か月間、自分の頭の中を占めていた疑問が氷解した瞬

もっとみる