目で聴き、耳で観る
こんにちは。cororoです。
街路樹の緑が日光に照らされて、緑の綺麗な季節になりました。
こちらでは桜もすっかり葉桜になり、梅雨を前に夏日がちらほらと顔を出し始めました。
(↓散歩時に撮った公園の空に映えるモミジバスズカケノキ。
スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種で、日本各地の街路樹や広葉樹として広く植栽。果実は球形の集合果で、写真にも黒っぽく写っています。)
今日は、自分の癖について少しお話しようかと思います。
癖というのは、自分でほとんど意識することがないため、人に言われて初めて気づく人もいると思いますが、わたしもまさにその1人です。
最近、付き合っている彼に言われて気づいたことです。
会話をしている時にふと、
「いつも目をすごくみてくるよね。」
と。
(あ、そうかもしれないな。会話の時はいつも、人の目をずっとみている気がする。)
色々と思い当たる出来事ことがありました。
おそらくこれは彼に対してだけでなく、常に会話の相手に対して、私がやってきた癖なのです。
この癖について、私は4つの問いを立ててじっくり考えてみることにしました。
問い① 「なぜ私は''ずっと''目をみて話してしまうのか。」
普段の生活を思い出すと、理由が見当たりました。
会話をする時普通人は、適度に目線を逸らしたり、意図的に目線を合わせたりということをすると思うのですが、私はそれが上手くできていない。
いつ目線を逸らしたり、合わせればいいのかがよく分からないので、とりあえずずっと相手の目をみてしまう。
それは私なりに、「あなたの話をきいているよ」という姿勢を伝えているつもりです。
そのため、よっぽど苦手な人や心を開きたくないなと思う人以外にはいつもやっています。
問い②「 ''どんな人に対して'' 目をみて会話しているだろう。」
さっきの理由の裏返しになりますが、苦手ではない人、仲良くなりたい人、心を開きたいなと思う人に対して、目をじっとみて会話している気がします。
会話の際、私の場合は自己開示をすることで話を広げることも多いので、この人は話しても大丈夫な人か相手をもっとよく知ろう、そして、できるだけ本音を伝えよう、という気持ちが無意識に行動に出ているのだと思います。
つまり、「本音で誠実に向き合っているよ」という意思表示なのです。
問い③「 ''いつから'' そんなに目をみて会話するようになったのだろう。」
小学生になってからだったと思いますが、話題が増え、会話する場にいる人数も、相手も多様になったことで、人の話についていくことができなくなった記憶があります。
私は幼い頃あまりテレビを観ることをしませんでしたし、ゲームもやらなかったので、もちろん話題自体を理解することができなかったというのもあります。
けれどおそらく、自分が知っている話題であっても、いつも話し慣れている相手であっても、相手の話していることがよく分からなくなってしまうことがあった。
当時はただ、それがなぜなのか分からなくて、話が分からない時はとりあえず笑ってごまかしていたように思います。
今だから分かるのは、私は決して相手の話に興味がないから話をきいていなかったのではなく、相手の話を理解しようと耳を傾けてきいていたということ。そして私にきこていたのは、話の内容ではなく、相手の話す言葉や単語であったということ。
なので悲しいことに、未だにですが、冗談を言われても分からないことも多いのです。
さらにもう1つ。
話の内容を理解していたとしても、会話がちぐはぐになってしまうこともよくありました。精一杯空気を読んでいるつもりでも、なぜだか急に空気を壊してしまう。
これらは心療内科で以前診断を頂いたことのある自閉症スペクトラムの、以下の特徴がおそらく関係しているのではないかと思います。
当時の私は考えました。
(話をきいていても、理解できない。
でも輪の中には入りたい。
だから相手の感情を読み取れるよう努力することにしよう。)
こうしていつしか相手の目をずっとみて話すようになったのです。
問い④「なぜ''目''をみるのか。」
さっきの話と繋がりますが、「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、目は無意識に人の感情が現れる場所。
私は相手の言葉からだけでなく、表情、特に目をみることで、感情を読み取ろうとしていたのです。
では耳では言葉を拾うだけなのかと言うと、そうではありません。
有名な法則に、メラビアンの法則というのがありますが、
これは「話し手が聞き手に与える影響は、言語情報、聴覚情報、視覚情報の3つであり、それぞれ7%、38%、55%である」というもの。
ここで言う聴覚情報は、声の大きさやトーン、テンポなどを指します。
この相手の声の大きさやトーンなどには、感情や話の内容を読み取るヒントが隠されているのです。
(今は静かに話しているからとても落ち着いているな、この間は注目して欲しい合図かな、大きい声で話し始めたから聞いてほしい部分だな、かなり興奮しているから本当に好きなことなんだろうな)
といったふうに、感覚的なものではありますが、相手の話を理解することが苦手であった私は、人よりもきっと声というものにずっと前から注意を向けていたように思います。
最後に。
答え合わせ「なぜひらがなで ''みる'' 、''きく'' と書いてきたのか。」
「みる」、「きく」という言葉であなたの頭に思い浮かぶのはどんな漢字でしょうか。
見る、観る、診る、看る…。
聞く、聴く、訊く…。
日本語の面白いところは、同じ読みの動詞でも意味ごとに違う漢字があること。
私はどの字が1番合っているかな、と考えるのが昔から好きです。
そして今回はタイトルに答えがある訳なのですが、
それぞれの漢字にはこんな意味があります。
「聴く」…積極的に理解しようと耳を傾ける
「観る」…能動的に注意してみる
「目をずっとみること」
それは私にとって、
耳で相手の声から感情を「観る」ことであり、
目で「聴く」姿勢を相手にみせることなのです。
ちなみに漢字や言葉の使い方は個人的な見解なので、これが正しいかどうかはわかりませんが…。
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余談。
「ずっと目をみてくるよね。」
と言われた時に、彼に聞いてみたのです。
「ずっと目をみるとあなたはどう感じるの?」
と。
そして、
「こっちもちゃんと目をみないとと思うよ。」
という言葉が返ってきました。
あなたはどう考えますか?
目と目が合うコミュニケーション、苦手な人も得意な人もいるし、それが良いとか悪いとかというものではないでしょう。
ただ、個人的にはとても好きなのです。私にとっては相手のことを理解する大切なヒントであり、自分の誠意と本音を伝えるツールでもあります。
そして相手も誠意を持って本音で接しようとする姿勢になるのなら、私としてはとても嬉しいことです。
あとは、目を逸らすタイミングを上手く掴めるようになったら、相手も緊張しすぎないかなとか、まだまだ考えることは色々ありますが。
結局、お互いの心地よいコミュニケーションが取れたら多分それが1番いいのだろうなと思います。
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今日はだいぶ長くなりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
大切な人たちに会えない時期だからこそ、会話だけでなく、文字や物を通して相手に伝えることができるコミュニケーションも大事だなと感じています。
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