RRR

おとなの女性の物語 不定期更新予定 100人いれば100通りの生き方がある ちょっと自…

RRR

おとなの女性の物語 不定期更新予定 100人いれば100通りの生き方がある ちょっと自分に重なる とか わたしならこうするのに 等 読んだ人のこころに少しでもふれることができれば幸いです

記事一覧

真珠の涙

小さいとき たしか テレビアニメで 見たのだと思う 流した涙が 真珠に なるのだと きっと 自分も そうなると 信じていた あの頃 ずっと 泣くことなんて しては いけ…

RRR
2日前

【掌編小説】 りん

小さな頃は 夢の中のように ぼんやりと 過ごしてた 若い頃は 仕事も 遊びも 恋も 目一杯 楽しんできた この 激しい性格は なかなか 波乱含み だったし 良いことだけじ…

RRR
1か月前
1

【掌編小説】 かをる

今年の夏は 海に行かないで 終わりそう つい 1ヶ月前まで 隣にいた 彼が いなくなった 影響は 思っていたより ずっと 大きかったみたい 別れた直後は ベッドも 窮屈さ…

RRR
1か月前

【掌編小説】 わかこ

今日は10年目の 結婚記念日だ でも きっと 忘れてるんだろうな 昨年の 誕生日も 忘れられてたし 子供はいないが 割と仲良く やってる方だと 思うけど 時間の経過ととも…

RRR
1か月前
2

【掌編小説】 ろこ

美味しいもの いっぱい食べて ゆったりと 温泉に 浸かる 誰にも 邪魔されない 至福のひと時だ なんて 幸せなんだろう 日常の 嫌なこと 煩わしいことから 解放されて …

RRR
2か月前

【掌編小説】 れいこ

綺麗だねって 言われることは あるけれど わたしのことを かわいい って 言ってくれるのは あなただけ 麗子って名前が 昔は好きじゃなかったけど やっと 違和感なくなっ…

RRR
2か月前
1

【掌編小説】 るみ

わたし 今 彼に夢中だ もっと ずっと いっぱい 一緒にいたい なかなか 叶わないけれど 恋多き 女と 言われても かまわない いつだって この瞬間を 大切にしてるだけ …

RRR
2か月前
1

【掌編小説】 りこ

あたしの 周りは 今恋愛に夢中みたい 昔は よく集まって 飲みにいったりしたけど 最近は 皆 仕事や彼の事で 忙しいらしい 別に 1人も好きだし 構わない 彼氏が 欲しく…

RRR
2か月前
1

【掌編小説】 らん

昨日 前の彼の車を 見かけた もう 完全に 忘れたと 思っていたのに 一瞬 視界に入った 見覚えのある フォルムに 反応して ドキッ とした 多分 彼は 気づいてはいまい…

RRR
3か月前
1

【掌編小説】 よりこ

隣で眠る 彼の顔を 眺めながら こういう瞬間が 一番幸せだな なんて考えてみる 付き合って3ヶ月 まだまだ お互い 知らないことばかりだけど 好きな人が いるってだけで…

RRR
3か月前

【掌編小説】 ゆき

今日も 特に何もない 普通の一日 職場と家の往復で 新しい 出会いもない 別に 1人が好きな訳ではないが ここ数年 彼氏はいない 1人で どこにでも いけるし なんでもで…

RRR
3か月前
2

【掌編小説】 やえ

いつも 悪い男に 惹かれてしまう 悲しい 思いすること わかっているのに 好きって気持ちは 自分で コントロールできないから しょうがない 他に いいよってくる 男がい…

RRR
3か月前
2

【掌編小説】 もも

何で泣いているんだろう? 訳もわからず 涙があふれてくる どうということのない いつもと かわらない日 悲しいことが あった訳でもない 花粉症でもない ⁇ 突然起…

RRR
4か月前

【掌編小説】 めい

しばらく 男は いらないかな 今は 自分の為に 生きていく 今年で30歳 20代最後を どう過ごしたいか 強烈に惹かれるもの 何にどうフォーカスするのかは わたしが決める…

RRR
4か月前
1

【掌編小説】 むつみ

湯船にゆっくり つかって 心と身体が ゆるまっていくのを 感じる 煩わしい 感情も 全て 流れてしまえばいい なんて考えてみる 最近 彼と喧嘩して まだ仲直りできてな…

RRR
4か月前
3

【掌編小説】 みち

あなたとは違う 声も 肌の感触も 何もかも きっと 普通になっていく まだ 始まったばかりの 新しい恋は 拙くて ぎこちないけれど 前を向いて 生きると 決めた…

RRR
4か月前
1
真珠の涙

真珠の涙

小さいとき

たしか
テレビアニメで
見たのだと思う

流した涙が
真珠に
なるのだと

きっと
自分も
そうなると
信じていた

あの頃

ずっと

泣くことなんて

しては
いけないと

自分が
勝手に
決めてきた
けれど

もしかしたら

幾年分の
だしきれなかった涙さえ

真珠に

なるとするならば

どんなに

美しいのだろうかと

うっとりと

今も

夢にみている

【掌編小説】 りん

【掌編小説】 りん

小さな頃は
夢の中のように
ぼんやりと
過ごしてた

若い頃は
仕事も
遊びも
恋も

目一杯
楽しんできた

この
激しい性格は
なかなか
波乱含み
だったし

良いことだけじゃなく
いろんな
ことも
あったけど

後悔は
ない

気がつけば
独り身のまま

こんな年に
なってしまったけど

たくさんの
出会いと
別れが

人生を
豊かに
してくれたと
思ってる

人生の
一時を
わたしに
交わ

もっとみる

【掌編小説】 かをる

今年の夏は
海に行かないで
終わりそう

つい
1ヶ月前まで
隣にいた
彼が

いなくなった
影響は
思っていたより

ずっと
大きかったみたい

別れた直後は

ベッドも
窮屈さを感じることなく
1人でゆったり
過ごせるし

いびきに
眠りを
妨げられることもない

なんて
快適なんだろう

って思ってた

TVだって
全然興味ない
スポーツ番組
見なくていいし

ドラマや
映画も見放題だ

もっとみる
【掌編小説】 わかこ

【掌編小説】 わかこ

今日は10年目の
結婚記念日だ

でも
きっと
忘れてるんだろうな

昨年の
誕生日も
忘れられてたし

子供はいないが
割と仲良く
やってる方だと
思うけど

時間の経過とともに
互いに
気遣いが
減ってきたかも

別に
スイートテンダイヤモンド
が欲しいなんて
思わないけど

10年の節目
なのだから
一緒に食事くらい
したかったな

きっと
今日も
仕事で遅くなるのだろう

若い頃は
いちい

もっとみる
【掌編小説】 ろこ

【掌編小説】 ろこ

美味しいもの
いっぱい食べて

ゆったりと
温泉に
浸かる

誰にも
邪魔されない
至福のひと時だ

なんて
幸せなんだろう

日常の
嫌なこと
煩わしいことから
解放されて

何も
考えずに
いられるのが
心地いい

はずなのに…

2回目の
露天風呂に
浸かりながら

本当は
彼と
2人で来たかった

って
思ってる

以前は
感じなかった
寂しさに

気づいて
しまうのも
あなたのせいだよ

もっとみる
【掌編小説】 れいこ

【掌編小説】 れいこ

綺麗だねって
言われることは
あるけれど

わたしのことを
かわいい
って
言ってくれるのは
あなただけ

麗子って名前が
昔は好きじゃなかったけど
やっと
違和感なくなってきたかも

褒め言葉は
素直に受け取るように
してるし

ありがとうって思うけど

特に
何の感情もわかない

だいたい
綺麗とか
そうじゃないとか

見る人それぞれの
価値判断であって
絶対的なものではない

他人に
どう思

もっとみる
【掌編小説】 るみ

【掌編小説】 るみ

わたし

彼に夢中だ

もっと
ずっと
いっぱい
一緒にいたい

なかなか
叶わないけれど

恋多き
女と
言われても
かまわない

いつだって
この瞬間を
大切にしてるだけ

惹かれあい
求め合うことの
喜びも

分かち合い
溶けてしまうほどに
愛おしい

他の誰かでは
ダメなんだから

ちゃんと
しっかり
繋ぎ止めて
ほしい

遠い
昔からの
連れ合いのように

なぜか懐かしく
思えるから

もっとみる
【掌編小説】 りこ

【掌編小説】 りこ

あたしの
周りは
今恋愛に夢中みたい

昔は
よく集まって
飲みにいったりしたけど

最近は

仕事や彼の事で
忙しいらしい

別に
1人も好きだし
構わない

彼氏が
欲しくない

と否定するわけじゃないけど
熱望するほどではない

結婚🟰幸せ

とも
違う気がしてる


相手に
幸せにしてもらうことを
望んでるみたいだけど

どうせなら
あたしは
自分で幸せになりたい

幸せも
お金も

もっとみる
【掌編小説】 らん

【掌編小説】 らん

昨日

前の彼の車を
見かけた

もう
完全に
忘れたと
思っていたのに

一瞬
視界に入った
見覚えのある
フォルムに
反応して

ドキッ
とした

多分

彼は
気づいてはいまい

懐かしさと
言い表せない
感情が
込み上げてくる

別れて
2年以上
たっただろうか?

わたしは

今彼とも
上手くいってるし
幸せですよ

あなたは

幸せに
過ごせてますか?

一度は
結婚も
考えたほどの

もっとみる
【掌編小説】 よりこ

【掌編小説】 よりこ

隣で眠る
彼の顔を
眺めながら

こういう瞬間が
一番幸せだな
なんて考えてみる

付き合って3ヶ月

まだまだ
お互い
知らないことばかりだけど

好きな人が
いるってだけで
優しい気持ちに
なれる気がする

足と腕を
絡めながら

体温を
感じるのが好き

少し前まで

様子を伺うように
ゆっくりと
触れてくる
彼の手が

最近

無造作に
大胆になってきたことが
嬉しい

こころの
距離が縮

もっとみる
【掌編小説】 ゆき

【掌編小説】 ゆき

今日も
特に何もない
普通の一日

職場と家の往復で
新しい
出会いもない

別に
1人が好きな訳ではないが
ここ数年
彼氏はいない

1人で
どこにでも
いけるし

なんでもできる

その
気楽さに
慣れてしまったことに

少し
焦りを感じてきたのが
正直な気持ちだ

特に
不自由はない


このままで
いいのだろうか?

パートナーが
いることが
全てではないが

これから先

一緒に

もっとみる
 【掌編小説】 やえ

【掌編小説】 やえ

いつも
悪い男に
惹かれてしまう

悲しい
思いすること
わかっているのに

好きって気持ちは
自分で
コントロールできないから
しょうがない

他に
いいよってくる
男がいない訳ではない

でも
魅力を
感じられない
人と
いくら
一緒にいたって

ちっとも
楽しくなんかない

ましてや
好きでもない人に
触れられるなんて
絶対に無理なのだ

何度も
苦い思いを
味わっているのに


好きにな

もっとみる
【掌編小説】 もも

【掌編小説】 もも

何で泣いているんだろう?

訳もわからず

涙があふれてくる

どうということのない

いつもと
かわらない日

悲しいことが
あった訳でもない

花粉症でもない



突然起きている
自分の感情とは
一致しない

この現象に

戸惑っているのは

わたし自身だ

でも
冷静に
俯瞰している自分もいる

これが
外出先ではなく
自宅でよかった

とか

とりあえず

害はなさそうだから
様子をみ

もっとみる
【掌編小説】 めい

【掌編小説】 めい

しばらく
男は
いらないかな

今は
自分の為に
生きていく

今年で30歳

20代最後を
どう過ごしたいか

強烈に惹かれるもの

何にどうフォーカスするのかは
わたしが決める

どうしたいの わたし?

今までは
考える
余裕さえ
なかった

先月
仕事も辞めた

いい歳して
無謀だという声も
チラホラ

そんな言葉に
耳を傾ける気は

ない

もう30?

いや
まだ
30なのだ

人生

もっとみる
【掌編小説】 むつみ

【掌編小説】 むつみ

湯船にゆっくり
つかって

心と身体が
ゆるまっていくのを
感じる

煩わしい
感情も

全て
流れてしまえばいい

なんて考えてみる

最近
彼と喧嘩して
まだ仲直りできてない

どうでもいい
些細なことが
発端で
ヒートアップして
互いに
謝るタイミングを
逃したままだ

いつもは
わりとすぐに
仲直りできるし

今回も
そのうち
何ごともなかったように
元に戻ると
思っていたのに

もう3週

もっとみる
【掌編小説】 みち

【掌編小説】 みち

あなたとは違う

声も

肌の感触も

何もかも

きっと

普通になっていく

まだ

始まったばかりの

新しい恋は

拙くて

ぎこちないけれど

前を向いて
生きると

決めたから

もう

振り返りはしない

ずっとずっと

遠い未来に

少しの
胸の痛みとともに

思い出すことが
あったとしても

一時の

感情の
揺らぎが
あったとしても

大丈夫

大丈夫

きっと
懐かしい思い出

もっとみる