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ノベルゲームで使う 背景,BGM,SEの仕様書の書き方をサクっと紹介(ノベルゲーム制作講座 33 仕様書編②)

ノベルゲームで使う 背景,BGM,SEの仕様書の書き方をサクっと紹介(ノベルゲーム制作講座 33 仕様書編②)

背景の仕様を切る際は、アイレベルを意識しよう。
BGMの指定は、音屋が完成形をイメージしやすいように。
SEの指定は、音の種類+擬音+使用するシーンを書く。

■仕様書の書き方:背景

キャラの立ち絵、イベントCGの仕様書が完成したら、
次に決めるべきなのは、背景CGの仕様書です。

プロット段階で必要な背景(校舎、主人公の家など)の数はわかるので、
企画規模に合わせて、必要な数だけ背景の仕様をま

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ゲームを延期させたくなかったら、ケツを叩いてでも『仕様書』を提出させろ?!(ノベルゲーム制作講座32 仕様書編①)

ゲームを延期させたくなかったら、ケツを叩いてでも『仕様書』を提出させろ?!(ノベルゲーム制作講座32 仕様書編①)

仕様書とは、ゲーム中に使用する素材を図案や文章でまとめた書類。
イベントCGの発注は、シナリオを納品してから。
仕様書の素案は、ライターがまとめましょう。

不穏なタイトルですがとりあえず、スルーしてください(笑)

今回はプロット作成でも必要になる仕様書の書き方や、
作成する際の注意点などを「立ち絵、イベントCG」を中心に解説していきます。

前章でも説明しましたが、
ゲーム制作には必ず予算とス

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美少女ゲームに適した、プロットのまとめ”型”を教えて?(ノベルゲーム制作講座30・プロット編)

美少女ゲームに適した、プロットのまとめ”型”を教えて?(ノベルゲーム制作講座30・プロット編)

美少女ゲームは、美少女が主役。恋愛脳になろう。
美少女ゲームは、日常描写を色濃く描ける。
プロットの立て方はさまざま。自分に合った方法を探ろう

一般的なプロットの書き方については、
有名サイトでたくさん紹介されているので、ここでは省略します。

この講座では、美少女ゲームに特化したプロットの書き方について
個人的見解や実例を交えつつ説明したいと思います。

■美少女ゲームにおけるプロットの詰め方

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ゲーム制作につきまとう「素材=リソース上限の罠」とは?(ノベルゲーム制作講座29・プロット編1)

ゲーム制作につきまとう「素材=リソース上限の罠」とは?(ノベルゲーム制作講座29・プロット編1)

作中の登場人物の人数は、立ち絵と服装差分の総数に縛られる。
物語の舞台となる場所と時季は、背景素材の総数に縛られる。
プロットを立てる際は、シナリオの総容量を超えないように。

前章(上記マガジン参照)までは企画を立てる際の考え方、
設定の詰め方について学んできました。
この章からは、いよいよゲームシナリオ、ストーリー
テキストの書き方について学んでいきたいと思います。

なお、プロットの組み立て

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5W1Hの設定を踏まえて企画書を修正しよう。これまでのおさらいです(ノベルゲーム制作講座28 設定編最終回)

5W1Hの設定を踏まえて企画書を修正しよう。これまでのおさらいです(ノベルゲーム制作講座28 設定編最終回)

前回の記事で、設定決めの5W1Hが出そろいました。
ここでは私が企画した美少女ゲーム『幼なじみは大統領』を例に、
それぞれの項目を振り返ってみましょう。

■初期段階

Who(誰が    :主人公の幼なじみである女子学生が
When(いつ   :???
Where(どこで :???
What(何を   :宇宙人のせいで大統領にされてしまったので、解決する。
Why(何故    :幼なじみだから?

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主人公はどのような手段で夢を実現するの? 解決までの道のり=物語となる!(ノベルゲーム制作講座27 設定決めの5W1H How編)

主人公はどのような手段で夢を実現するの? 解決までの道のり=物語となる!(ノベルゲーム制作講座27 設定決めの5W1H How編)

設定決めの『5W1H』も、いよいよ最後になりました。

今回ご紹介する『How』は、
『Why』で掲げた夢や目的を実現するための具体的な『方法』、
『What』で設定した事件やネタを処理する『手段』を決める項目です。

■Howとは、『Why?』を実現するために主人公が選んだ道のり前回の記事で、ユーザーを物語に引き込むために
主人公に夢や目標を持たせ、動機も決めるように書きました。

HOWとは、

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読者が主人公に感情移入できないのは動機が曖昧だから?! 設定決めの5W1H ~Why②~(ノベルゲーム制作講座26)

読者が主人公に感情移入できないのは動機が曖昧だから?! 設定決めの5W1H ~Why②~(ノベルゲーム制作講座26)

動機=主人公が物語に関わる直接の要因、きっかけを決めよう。
動機がハッキリしていると、ユーザーが感情移入できる。
動機と企画の主旨を関連づけると、作品としてのブレがなくなる。

前回の講座では、
自分で作った設定に『Why?』と投げかけることで
設定の穴や矛盾点が整理されると説明しました。

今回は、もうひとつの『Why?』
主人公の動機付けについて説明します。

■目的や目標を定めて、『Why?

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舞台と時代背景を決めないと企画が炎上する!? 設定決めの5W1H(ノベルゲーム制作講座23)

舞台と時代背景を決めないと企画が炎上する!? 設定決めの5W1H(ノベルゲーム制作講座23)

世界観を作る上で最初に設定すべきなのが『時代』と『場所』。
文化や価値観の違いは、登場人物の思考にも影響します。
ゲーム素材は有限であると念頭に置き、季節も決めましょう。

前回、キャラクターの特徴や性格は生い立ちで決まると説明しました。

「このキャラはアメリカ生まれのヒップホップ育ちにしよう」
と決めたまではいいですが、『アメリカ』の設定が曖昧だと

「具体的には、何州の何処市生まれなのでしょ

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設定決めの取っ掛かり。5W1Hとは?(ノベルゲーム制作講座19)

設定決めの取っ掛かり。5W1Hとは?(ノベルゲーム制作講座19)

企画の主旨により、設定の概要も決まる。
設定決めの取っ掛かりは、5W1H。
5W1Hで、時季、舞台、物語の流れも自動的に決まる。

前章では、設定決めを行う前の注意事項について説明しました。
今回は、設定を決める際の『取っ掛かり』について解説します。

この記事で説明しているのは『ノベルゲーム』の制作方法です。
ノベルゲームを作るには、シナリオは欠かせません。
シナリオを書くには設定とプロットが必

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設定と物語、どちらを優先させるべきか?(ノベルゲーム制作講座17)

設定と物語、どちらを優先させるべきか?(ノベルゲーム制作講座17)

判断基準は企画のテーマや主旨による。ケースバイケースである。
美少女ゲームの場合、キャラや物語を重視する場合が多い。

■企画を練る際に、必ずぶち当たる壁とは?前回は設定を決める手順として、
「世界設定などの地盤を固めてから、物語を掘り下げていく考え方」と
「物語を先に決めてから、設定の矛盾や問題点を穴埋めしていく考え方」
があると説明しました。

上記はあくまで、アプローチの方法を説明しただけで

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あなたは設定を掘り下げるタイプ? 穴埋め派? 創作スタンスで攻撃だっ!(ノベルゲーム制作講座16・設定編)

あなたは設定を掘り下げるタイプ? 穴埋め派? 創作スタンスで攻撃だっ!(ノベルゲーム制作講座16・設定編)

設定を固めて物語を構築していくのが、掘り下げタイプ。
物語やキャラを先に決めて、設定を構築するのが穴埋めタイプ。
どちらが良い悪いというわけではなく、両方使いこなそう。

■作品の『中身』について詰めていこう

前章までは、企画の組み立て方、企画書のまとめ方について、
基本的な事柄を学んできました。詳しくはマガジンをご覧ください。

今回からは、作品&物語の骨子となる
世界設定やキャラクター設定に

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売れる企画、面白い企画とは? ポイントを抑えてヒット率を上げよう(ノベルゲーム制作講座14)

売れる企画、面白い企画とは? ポイントを抑えてヒット率を上げよう(ノベルゲーム制作講座14)

 

■企画のテーマと三要素をおさらい面白さと売りやすさ。どちらを優先すべきかは、企画による。
企画はギャンブルのようなもの。評価は発表後に下される。
コンセプト、アピール、ターゲットを定めて、当たる確率を上げよう。

これまでの記事で、企画を立てる際に大事なポイントは、

1.コンセプト : テーマを表現する際のアプローチ、切り口。2.ターゲット : 企画を誰に売り込むか。誰向けなのか。3.アピ

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