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#考え方

美少女ゲームに適した、プロットのまとめ”型”を教えて?(ノベルゲーム制作講座30・プロット編)

美少女ゲームに適した、プロットのまとめ”型”を教えて?(ノベルゲーム制作講座30・プロット編)

美少女ゲームは、美少女が主役。恋愛脳になろう。
美少女ゲームは、日常描写を色濃く描ける。
プロットの立て方はさまざま。自分に合った方法を探ろう

一般的なプロットの書き方については、
有名サイトでたくさん紹介されているので、ここでは省略します。

この講座では、美少女ゲームに特化したプロットの書き方について
個人的見解や実例を交えつつ説明したいと思います。

■美少女ゲームにおけるプロットの詰め方

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ゲーム制作につきまとう「素材=リソース上限の罠」とは?(ノベルゲーム制作講座29・プロット編1)

ゲーム制作につきまとう「素材=リソース上限の罠」とは?(ノベルゲーム制作講座29・プロット編1)

作中の登場人物の人数は、立ち絵と服装差分の総数に縛られる。
物語の舞台となる場所と時季は、背景素材の総数に縛られる。
プロットを立てる際は、シナリオの総容量を超えないように。

前章(上記マガジン参照)までは企画を立てる際の考え方、
設定の詰め方について学んできました。
この章からは、いよいよゲームシナリオ、ストーリー
テキストの書き方について学んでいきたいと思います。

なお、プロットの組み立て

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主人公はどのような手段で夢を実現するの? 解決までの道のり=物語となる!(ノベルゲーム制作講座27 設定決めの5W1H How編)

主人公はどのような手段で夢を実現するの? 解決までの道のり=物語となる!(ノベルゲーム制作講座27 設定決めの5W1H How編)

設定決めの『5W1H』も、いよいよ最後になりました。

今回ご紹介する『How』は、
『Why』で掲げた夢や目的を実現するための具体的な『方法』、
『What』で設定した事件やネタを処理する『手段』を決める項目です。

■Howとは、『Why?』を実現するために主人公が選んだ道のり前回の記事で、ユーザーを物語に引き込むために
主人公に夢や目標を持たせ、動機も決めるように書きました。

HOWとは、

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読者が主人公に感情移入できないのは動機が曖昧だから?! 設定決めの5W1H ~Why②~(ノベルゲーム制作講座26)

読者が主人公に感情移入できないのは動機が曖昧だから?! 設定決めの5W1H ~Why②~(ノベルゲーム制作講座26)

動機=主人公が物語に関わる直接の要因、きっかけを決めよう。
動機がハッキリしていると、ユーザーが感情移入できる。
動機と企画の主旨を関連づけると、作品としてのブレがなくなる。

前回の講座では、
自分で作った設定に『Why?』と投げかけることで
設定の穴や矛盾点が整理されると説明しました。

今回は、もうひとつの『Why?』
主人公の動機付けについて説明します。

■目的や目標を定めて、『Why?

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神は言った「セルフツッコミで設定の穴を埋めれば勝手に世界が生まれるんじゃね?」と。設定決めの5W1H Why①(ノベルゲーム制作講座25)

神は言った「セルフツッコミで設定の穴を埋めれば勝手に世界が生まれるんじゃね?」と。設定決めの5W1H Why①(ノベルゲーム制作講座25)

セルフツッコミで設定の穴を埋めよう。
世界の成り立ちが説明できると住人の設定に矛盾がなくなる。
ネタ優先で設定をこじつけるのも、テクニックのひとつ。

ノベルゲーム制作講座も25回目になりました。
いつも「いいね!」してくれるみなさま、ありがとうございます。
今回は、5W1Hの「何故 ~Why~」について考えていきます。

物事にはすべて因果関係があります。
その『原因』について考えるのが『Why

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ジャンル=中心となるネタは何=What? 作品の雰囲気を決めて、ユーザーの心を掴もう(ノベルゲーム制作講座24)

ジャンル=中心となるネタは何=What? 作品の雰囲気を決めて、ユーザーの心を掴もう(ノベルゲーム制作講座24)

作品の雰囲気、方向性を決める『ネタ』や『ジャンル』を考えよう。
扱う『ネタ』によって、ユーザーが体験する物語の内容が変わります。
『ネタ』は作品のおもしろさに直結する。企画の主旨に合うか再確認。

設定決めの5W1Hも折り返し地点。
今回は「What」について解説していきたいと思います。

■5W1HにおけるWhatって何?

「何を ~What~」は、
作品の雰囲気、物語の中核となる『ネタ』『ジ

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舞台と時代背景を決めないと企画が炎上する!? 設定決めの5W1H(ノベルゲーム制作講座23)

舞台と時代背景を決めないと企画が炎上する!? 設定決めの5W1H(ノベルゲーム制作講座23)

世界観を作る上で最初に設定すべきなのが『時代』と『場所』。
文化や価値観の違いは、登場人物の思考にも影響します。
ゲーム素材は有限であると念頭に置き、季節も決めましょう。

前回、キャラクターの特徴や性格は生い立ちで決まると説明しました。

「このキャラはアメリカ生まれのヒップホップ育ちにしよう」
と決めたまではいいですが、『アメリカ』の設定が曖昧だと

「具体的には、何州の何処市生まれなのでしょ

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『キャラ属性』は売りになる!? 営業的観点からキャラの魅力について考えよう(ノベルゲーム制作講座21)

キャラクターが持つ『属性=魅力』を考えよう。
『属性』とは、性質、能力、身体的特徴、社会的な立ち位置。
キャラの『属性』は売りになる。営業的観点からも考えよう。

前回(上記リンク)に引き続き、
設定に関わる5W1Hの「who」について考えていきます。

今回は企画したゲームに登場するキャラクター(主人公、ヒロイン)が持つ
『属性』についてです。

■メタ視点で、キャラが持つ『属性』を考えよう

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設定を作るときは仕様書と睨めっこをしよう(ノベルゲーム制作講座 18)

設定を作るときは仕様書と睨めっこをしよう(ノベルゲーム制作講座 18)

設定を決める際は、仕様書から逸脱しないように注意しよう。
ある程度の縛りがあった方が、設定は決めやすい。
企画の初期段階は仕様書が決まりきっていない。融通も利くよ。

■設定にも影響する【仕様書の枷】

ノベルゲームに限らずあらゆる企画には必ず『仕様』が存在します。

たとえば4人乗りの乗用車があります。
4人乗りと書いてあるのに、10人で乗車したら
十分なスペックは発揮できません。普通に逮捕され

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