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2023年9月の記事一覧
『鬼の孫』~木目角弥栄・序章~①
頭書
ふざけるつもりは毛頭ございませんので、このお話、行けるところまで書かせて(描かせて?)くださいますように。
◎ タイトル
『鬼の孫』~木目角弥栄・序章~
◎ 本を調べる手
手は弥栄(主人公)のもの。
鬼に関する冊子、文献等、
様々にあさっている。
スマホやPCでも検索している。
弥栄独白「“鬼の孫”について検索して
みたが、出てくるのは
ぬらりひょ△の
【あらすじ】anoyoで恋して。
ゴートゥザヘルって継父をののしったその日、ヘルにおちてしまったのはあたしのほうだった。そこは「anoyo」とも呼ばれていたし「あなわー」とも呼ばれていた。ひとは死んでから恋をしたくなるものらしい。あたしはここでパルクールしていた通称ランくんに恋をした。一度だけシャバで出会ったことのあるラン君がそこにいた。ここでは誰かが何かを思い出す時、記憶を語りたい人の頭のなかに映像が浮かぶ。聞いている人は映画見
もっとみるスティグマ・ブルー あらすじ
「月に移住する」
ラク―ラナ連邦の皇尊が群衆にそう告げてから、ミカエルは奔走する事になる。彼は皇尊の遺伝子をベースに造られた人造人間で、スティグマータと呼ばれる能力者。太子という立場ではあるが、皇位継承権の順位は同じ日に生まれたアリエル皇太女の方が高い。
大災禍の預言によって人類滅亡の危機を大衆に煽り、月に基地を建設する正当な理由を得た皇族達だった。しかし、一人の女がヨ―修道院自治区に現れ、事
【あらすじ】トリスの方舟
自分が産み出したキャラクターに、何とか賞を獲らせたいと思うことはないだろうか。
いつまでも終わらないマンガの作者も、きっとそんな気持ちで描き続けるのではないだろうか。
私のメインキャラクターの栗栖川トリスにも、そんな想いでこれからも書き続けたい。
例え賞は獲れなくても、作者としてはそんな努力を続けていたい。
有栖川有栖先生が、『衝撃のラスト』と言うまで、この小説を書き続けたい。
ミズ・ミステリオーザ -ふくらはぎの刻印- プロローグ
プロローグ・ポチ、悪い子だ
エメラルドグリーンのワンピースの裾が、息が弾むのに合わせて揺れる。地下鉄の出口、軽快に階段を駆けあがろうとしたけれど、一昨日、退院したばかりの身には少々無理があったようだ。一旦止まって、日の光が射しこんでくる方を見上げると、春霞のかかった空を背景に高層ビルが屹立している。
階段を上りきった斜め向かいが、お目当てのオープンテラスカフェだ。若竹翠は、日当たりの良さそう