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読書メモ

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noteで記事にまとめる前の簡単な読書メモです。A4用紙や付箋紙(75mm×75mm)に描いたマインドマップ付き。
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2021年6月の記事一覧

【読書メモ】
波頭亮『論理的思考のコアスキル』
第2章 論理的思考のコアスキル
3 「定量的な判断」スキル

■確率で判断する
・論理展開のプロセスを確率で考える
→結論の確からしさを検証・判断できる
→プロセスのパートチェックができる

【読書メモ】
波頭亮『論理的思考のコアスキル』
第2章 論理的思考のコアスキル
3 「定量的な判断」スキル

■確率で判断する
▼確率とは?
・蓋然性を定量的に示したもの
・ある事象がどれくらい起こりうるかを示す

【読書メモ】
波頭亮『論理的思考のコアスキル』
第2章 論理的思考のコアスキル
3 「定量的な判断」スキル

■確率で判断する
▼論理的思考を現実世界で活用するには?
・現実世界は不確実性が高く、事象が複雑に絡みあう
・論理を構築するには蓋然性の高いつながりを選ぶ

【読書メモ】
波頭亮『論理的思考のコアスキル』
第2章 論理的思考のコアスキル
3 「定量的な判断」スキル

■確率で判断する
▼可能性と蓋然性
・可能性:「ある」「なし」の白黒的概念
・蓋然性:「高い」「低い」のグラデーション的概念
→蓋然性を定量化したのが「確率」

プレゼンテーションの極意②

プレゼンテーションの極意②

プレゼンターの顔がよいとつい聞き入ってしまうのは、今も昔も変わらないのかもしれません。『人は見た目が9割』という本が流行りましたが、清少納言の言っていることは身も蓋もないことですが、なるほど、そのとおりです。

説経の講師は顔よき。講師の顔をつとまもらへたるこそ、その説くことのたふとさもおぼゆれ。ひが目しつればふとわするるに、にくげなるは罪や得らんとおぼゆ。(『枕草子』)

自戒②

自戒②

横井也有の『鶉衣』に「嘆老辞」があります。リンク先の全文に目を通すとわかるのですが、歳をとってしまうと友達は亡くなり、若い人たちと楽しもうとしても若い人たちの流儀がわからず、身体も衰え、若い人たちから疎まれている様子をみると、上手に老いることの難しさを感じます。

しかれば、人にもうとまれず、我も心のたのしむべき身のをき所もやと思ひめぐらすに、わが身の老を忘れざれば、しばらくも心たのしまず。わが身

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自戒

自戒

昔の人は年寄りに優しいのかと思いきや、意外にも手厳しい。しかし、自戒の意味で彼らの言葉を心に留めておきたいと思います。

住み果てぬ世に、みにくき姿を待ちえて何かはせん。命長ければ辱(はじ)多し。長くとも四十(よそじ)に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ。
そのほど過ぎぬれば、かたちを恥づる心もなく、人に出でまじらはん事を思ひ、夕の陽(ひ)に子孫を愛して、栄(さか)ゆく末を見んまでの命をあ

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伝えることの極意

伝えることの極意

凝ったことをしなくても本意を伝えるのが伝えることの極意だと、古典から教わりました。ついいろんなことをあれこれ盛り込んでしまうので自戒します。

142 数少ない口数で多くを理解させるのが大才の特質なら、小才は逆に多弁を弄して何一つ語らない天分をそなえている (二宮フサ訳『ラ・ロシュフコー箴言集』 p.48)

吉田兼好の教養観

吉田兼好の教養観

ありたき事は、まことしき文の道、作文(さくもん)・和歌・管絃の道、又有職に、公事(くじ)の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。手などつたなからず走りがき、声をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ男(おのこ)はよけれ。(『徒然草』第1段)

こうしてみると、吉田兼好の教養観がよく出ています。社会科学・自然科学の分野の言及はなく、人文科学・芸術関連の分野に重きが置かれていることが

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「使わない」は「持っていない」と同じ

「使わない」は「持っていない」と同じ

お金の価値とは一体何なのでしょうか? 吉田兼好は「お金を持っていても使わないのは貧乏人と同じ」というラディカルな意見を持っていたようです。お金の本質を「交換の媒体(手段)」と考えるならば、お金を貯めこむことはお金の本来の働きを発揮させないことになります。

仰(そもそも)人は、所願を成(じょう)ぜんがために、財(たから)を求む。銭を財とする事は、願ひをかなふるが故なり。所願あれどもかなへず、銭あれ

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【学びの意義】

「かたち・心ざまよき人も、才(ざえ)なくなりぬれば、しなくだり、顔憎さげなる人にも立ちまじりて、かけずけおさるるこそ、本意なきわざなれ」(『徒然草』第1段)

学び続けなければ品性も損なわれるという耳の痛い話。

https://bit.ly/2Sei26H

【最初の一歩】

徒然草150段には、物事をマスターするためには最初の一歩を踏み出すことの肝要だと書かれています。

「うまくやろう」「恥をかきたくない」「完璧でなければならない」という意識が、熟達の妨げになってしまっています。

https://bit.ly/3cizGND

【セネカと吉田兼好とコヴィー博士】

『徒然草』第188段を読んでいると、『人生の短さについて』『7つの習慣』を読んでいる気がしました。脇道に逸れて本当の目的を成し遂げないまま一生を終える人が多いことに、兼好も気づいていたんですね。

https://bit.ly/3pj9gkg