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2021年6月の記事一覧
プレゼンテーションの極意②
プレゼンターの顔がよいとつい聞き入ってしまうのは、今も昔も変わらないのかもしれません。『人は見た目が9割』という本が流行りましたが、清少納言の言っていることは身も蓋もないことですが、なるほど、そのとおりです。
説経の講師は顔よき。講師の顔をつとまもらへたるこそ、その説くことのたふとさもおぼゆれ。ひが目しつればふとわするるに、にくげなるは罪や得らんとおぼゆ。(『枕草子』)
伝えることの極意
凝ったことをしなくても本意を伝えるのが伝えることの極意だと、古典から教わりました。ついいろんなことをあれこれ盛り込んでしまうので自戒します。
142 数少ない口数で多くを理解させるのが大才の特質なら、小才は逆に多弁を弄して何一つ語らない天分をそなえている (二宮フサ訳『ラ・ロシュフコー箴言集』 p.48)
【セネカと吉田兼好とコヴィー博士】
『徒然草』第188段を読んでいると、『人生の短さについて』『7つの習慣』を読んでいる気がしました。脇道に逸れて本当の目的を成し遂げないまま一生を終える人が多いことに、兼好も気づいていたんですね。
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