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ラーニング・ジャーナル(仕事術編)

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2024年7月の記事一覧

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』24

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』24

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 抽象化とは?

抽象化能力と知識量は直接相関しない

知識(横の能力):年齢や学習期間に比例して向上する(「忘れる」を除けば)

論理思考や抽象化(縦の世界):小さな子どもや素人でも、その能力を身につけるのは十分可能

ただし、良い思考をするには、良質の情報や知識が必須であることは言うまでもない

感想

知識と論理思考・抽象化が直接相関関係にないとは、意

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』23

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』23

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 抽象とは?

抽象化とは「Whyを問う」こと

抽象が表す関係性
→「なぜ?」という疑問視(因果関係、手段と目的)

Whyは他の4Wとは次元が異なる
→Whyのみが2次元(ほかは1次元)

抽象化は「メタで考える」こと

メタ:対象を離れたところから眺めること

抽象化とは具体のレベルのメタ認知

抽象化とは「全体を俯瞰する」こと

抽象:個別事象の集合

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』22

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』22

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

抽象化とは「マジックミラーを破る」こと

抽象化ができていない
→抽象度の高い上位の世界が見えていない(=暗黒の世界になっている)

具体の世界から抽象の世界を見上げたとしても、何かあるようには見えない

抽象の世界が見えている人は、具体の世界も見ることができる

具体の世界しか見えていない人

問題解決の場面の例

これまでの知識

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』21

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』21

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

抽象化とは「見えない線をつなぐ」こと

抽象化:事象間の関係を明確にすること

関係:因果関係、手段と目的、ある指標を設定することによる優劣関係、など

抽象を見ている人は、バラバラに見える具体に、関係性を見出す(図25)

因果関係:バラバラの事象に「原因と結果」の関連付けを行う

事象間の関係性を見出すときにも、「抽象化の罠」が

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』20

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』20

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

抽象化とは「次元を増やす」こと

「次元」:「自由度」の別の表現
→さらに汎用性の高い考え方ができる
→「変数」とも言い換えられる

例:時は金なり
→時間とお金という概念を一段階抽象化することで、(何かを実現するための)リソース(資源)ととらえることができる
→意思決定に膨らみをもたせられる

例:企業経営における計数管理(3次元

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』19

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』19

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

抽象化とは「都合の良いように切り取る」こと

抽象化:(目的に合わせて)「都合の良いように特定の属性だけを切り取る」こと

世の中でいう「話を切り取る」(横の世界の切り取り)とは少し違う
→多くの属性から一部の属性を切り取る(縦の世界の切り取り)

抽象化とは「目的に合わせる」こと

目的を考えることは抽象化と表裏一体

「なぜ?」

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』18

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』18

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

抽象化とは「線引する」こと

抽象化:あるグループと別のグループの間に「線を引く」

抽象化のゆがみも生じる
→個別事例の特殊性を一切無視するため

抽象化は、アナログからデジタルへの変換に似ている

抽象化とは「一言で表現する」こと

抽象化:対象物のさまざまな特徴のうち、ある目的に合致した特徴のみを抜き出すこと

まとめるという

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』17

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』17

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 抽象化とは?

具体的な個別事象から抽象的な概念への変換について解説

「抽象化」の範囲は、文字通りの定義よりも広義に解釈する

メタ視点、Whyを考える、全体を考える、など

抽象化のプロセス

具体↔抽象のプロセスにおける「抽象化の位置づけ」(図19)

インプットが具体で、アウトプットが抽象化
→具体の属性から抽象の属性への変換

抽象化とは「まとめ

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』16

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』16

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

全て同等の具体、優先順位をつける抽象

戦略的に考えられる重要な視点が「優先順位をつけること」であり、それを基にして「捨てること」

優先順位や重要性は、複数の事象を同時に見て関係性を見るからつけられる

具体と抽象の「2階建て」構造

具体と抽象の「2階建て」構造→図18を参照

本や書類の例

具体:個別の各文章や図、表など

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』15

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』15

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

自由度小の具体、自由度大の抽象

自由度:その言葉や概念が示す選択肢の数
→問題解決の場面で「選択肢を増やす」とも言える
→系の進化にも大きく関わる

具体とは「公倍数」、抽象とは「公約数」

公約数:共通部分を抜き出して掛け算する

公倍数:共通部分として出てくるすべてのものを重複しないように掛け合わせる

抽象と具体のイメージは

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』14

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』14

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

単体の具体、構造と関係性の抽象

これまでの「まとめて一つにする」という抽象化の意味とは少し異なるもの(図13)

具体:個別バラバラのもの(=バラバラの個別事象)

抽象:具体の関係性をとらたもの(=事象間の関係性)

関係性は目に見えるものではない(例:因果関係、相関関係など)

枝葉の具体、幹の抽象

目的に応じて、何が幹で何

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』13

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』13

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

具体⇔抽象ピラミッド

具体と抽象の関係性を抽象化して端的に表現したもの(図11)

川上から川下へという流れ

具体:抽象はN:1の関係

抽象化すればするほどシンプルになる

理解できる人の数の多寡

抽象レベルが高い事象になればなるほど、理解できる人の数も少なくなっていく

抽象化とはメタの上位視点を持つこと

抽象度が上がる

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』12

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』12

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

特殊の具体、一般の抽象

定義

具体:一つひとつの個別のもの

抽象:一般化されたもの

着眼点

具体を見ている人:物事の特殊性、事象間の違いに着目

抽象を見ている人:一般法則や事象間の共通点に着眼

五感で感じられる実体か、五感で感じられない概念か

動物と人間の違い

動物:実体の世界がほとんど

人間:精神的な概念の世界

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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』11

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』11

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 具体と抽象とは何か?

具体と抽象とは?

具体と抽象というのは、相対的な概念
→対比によって、どちらが具体で、どちらが抽象かが決まる

具体と抽象の性質を比較(図9)

個別↔集合

特殊↔一般

実態↔概念

個々の属性↔二者以上の関係性↔構造

言葉の階層に見る具体と抽象

具体と抽象のツリー(虫の例)(図10)

下位の属性が上位の属性を引き継ぐ

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