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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』19

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読書メモ

第2章 具体と抽象とは何か?

  • 抽象化とは「都合の良いように切り取る」こと

    • 抽象化:(目的に合わせて)「都合の良いように特定の属性だけを切り取る」こと

      • 世の中でいう「話を切り取る」(横の世界の切り取り)とは少し違う
        多くの属性から一部の属性を切り取る(縦の世界の切り取り)

  • 抽象化とは「目的に合わせる」こと

    • 目的を考えることは抽象化と表裏一体

    • 「なぜ?」を考えることと抽象化は根っこでつながっている

    • 「横の切り取り」は誰でもわかりやすいが、「縦の切り取り」は切り取られていることそのものがわかりにくい

    • コミュニケーションギャップが生じている場合、「都合の良い切り取り」に齟齬がある

      • 「縦の切り取り方の違い」によるコミュニケーションギャップの典型は「言葉の定義の違い」

感想

「縦の切り取り」と「横の切り取り」という耳慣れない言葉が出てきました。縦の切り取りは「属性で切り取る」、横の切り取りは「例などを削り、情報量を圧縮する」ということなのでしょうか。

そのように考えると、確かに、横の切り取りは補うことが簡単にできますが、縦の切り取りはより上位の概念で切り取られてしまっているので、抽象度を上げて考える習慣がないと、切り取られていることに気づくのも難しいと思います。

話が噛み合わないというときには、個々の具体のレベルで争っていることが多いので、抽象度を上げられるだけ上げて共通点を探す、という方向性で話をもっていくとよいのではないかと思います。(実際の会話で気づいて方向修正するのは難しいようにも思えますが……)


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